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泰然のスズメ  作者: 雀三星
静寂の監視者
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プロローグ

初カキコ...ども...

将来の夢は野球選手。

私が小学生の頃に書いた卒業文集の言葉だ。

そんな理想的な将来を幻視していた事を、遠い昔の様に感じる自分もいれば、つい最近だったかの様に感じる自分もいる。


かつての私は優秀だった。

勉強では平均以上は当たり前。

兄の影響で、幼い頃から野球をやっていた事もあり、運動神経も同世代の普通程度よりは秀でていたと思う。

それは変声期や反抗期を過ぎてもそれほど変わらなかった。

それなりの事をすればそれなりの結果が出る。

順風満帆とは正しく自分の人生、そう言って余りある、自分の将来はきっととても華やかで明るいものだと考えていた。


今から言わせてみれば、そんな浅はかな未来を夢想してた私は良く言えば純粋、悪く言えば夢見がちって感じだ。

無知厚顔な小学生らしいと言えばそうなのだろう。


人間は自分が満たされたら他の恵まれない存在を満たそうとする生き物なんだろう。

そんな純粋だった私は、自分が恵まれているが故、才能に恵まれない人間を自分自身が導いてやれば良いと考えた。

そこで真っ先に頭に浮かんだ選択肢が”教師”だった。


如何にも浅見で視野が狭いものだと思う。

いや、学校という極めて限定的な場所以外での社交が未経験の当時の状況では、そうならざるを得なかったのかもしれない。

まぁ、所詮は詭弁だ。


そうして私は多くの子供に囲まれて、楽しく教鞭を振るう事を夢見て教師を目指していく。

それなりに何かを成せば、それなりの結果が出た私は、見事、教員試験に受かり、晴れて教育者になる事が出来た。

これから自分は、自身の育てたうら若き学童たちの行く末を肴に、しっぽり酒を飲む大人になるのだろうと、変な妄想もしたものだ。


しかし、現実はそんなに甘いものではない。

いや、なかった。


純真は大人社会において不要な物なのだと、そういう風に思う様になった。

社会の荒波に揉まれるとはよく言ったもので、余計な角が取れて適当に、無難に生存していく道を選んでいく様になった。


教育者になり早15年。

もう私もアラフォー。

それなりにやっている。

そこだけは昔と同じなのかもしれない。

私は今日も無難に過ごしていく。




そうであって欲しかった、今はそう思う。

初めての投稿になります。

作文童貞ではありますが、日頃のストレス昇華の為に筆を執った次第です。

執筆はタイピングですが。

厳しいコメントは辞めてください。

それは私に効きます。

駄文をどうぞよろしく。

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