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プロローグ1

☆7VENUS☆


今や国民的アイドルグループで老若男女問わず誰もが彼女たちを推していた。広告やテレビ番組には絶対に誰かしらのメンバーが映り、動画の切り抜きは大体彼女たちの動画で溢れ、ライブをやれば満員は確実。チケットは数十倍の値段で転売されることもある。


しかし、そんな完全無欠なグループには一つだけバグがあった。八人目のメンバー。名前を一条穂乃果(いちじょうほのか)と言う。


「プププ、本っっっ当に雑魚メンバーなんだからぁ!全く私がいないとダメなのね!」


『くたばれ!ブス!』

『お前なんかいなくてもいいわ!』

『映ると不快になるから消えてもらってもいいですか?』

『もっと謙虚になれくそ女!』


ある時は傲慢だと言われ、


「あ~ダイヤモンドの指輪欲しいなぁ。買ってくれる人はいないかなぁ。まぁそんな甲斐性がある人がアイドルなんていう虚像に惚れるわけがないもんね(笑)」


『てめぇなんかに誰がプレゼントをするかよ!』

『炭素ならいくらでもプレゼントしてやるよ』

『わいもゴミならいくらでも買ってあげるわ』

『キモイ』

『ファンを養分とかいうから人気がねぇんだよ』


ある時は強欲だと言われ、


「養分さんたちって本当に人を見る目がないよねぇ。私以外に投票するとか終わってるわ(笑)」


『はいはい嫉妬乙』

『むしろ八票ももらえていることに驚き』

『ブスで性格が最悪な現実が見えてないんだね・・・』

『可哀そうになってきたわ』


ある時は嫉妬だと言われ、


「ああ!この服お気に入りだったのに!つっかえねぇマネージャーのせいで服が濡れたじゃない!どうしてくれんのよ?」


『マネージャーナイスぅ!』

『最高の表情!』

『普段の行いが悪いからそういう目に遭うだよ』

『ってかやつあたりすんじゃねぇよ!』

『キレすぎてキモイ』


ある時は憤怒だと言われ、


「はぁ、●●君カッコいいなぁ。ねぇねぇ~今度私と渋谷に遊びにいかなぁい?」


『気持ち悪!』

『同性から見ても終わってるわ』

『こいつ最悪』

『私の●●君を誘惑すんじゃねぇよカス』


ある時は色欲だと言われ、


「私っていくら食べても太らないんですよぉ。これって才能ですよねぇ。ダイエットとか筋トレとかして頑張ってる人乙~(笑)」


『若いからそう言えるだけです。後十年もしたらデブになりますよ?』

『人を見下して言うの最悪』

『頑張ってる人に対して酷くない?』

『もうマジで消えてくれないかなぁ』

『太らなくたってブスには変わりないから』

『それな』


ある時は暴食だと言われ、


「私って努力とかしたことないんですよぉ。勉強だってスポーツだってなんだってできますからねぇ。逆に私ができないことを教えてくれませんかぁ?」


『可哀そうな人生』

『何も頑張れないって楽しくなさそう』

『謙虚になるとかそういうことができてないと思いまぁす』

『美人ではないので、そこだけは才能がないんじゃないですかぁ?』

『友達とかいなさそう』


ある時は怠情だと言われている。


一条穂乃果は☆7VENUS☆の中で一番人気のないメンバーだった。≪絶対に近付きたくない女≫≪性格の悪さトップ≫≪友達にしたくない女ナンバーワン≫≪絶対に孫にしたくない女≫≪日本の恥女≫≪死んでほしい女ナンバーワン≫・・・最近では≪国民的嫌われアイドル≫」と言われている。


おおよそすべての悪口が一条穂乃果に向いているんじゃないかというくらいには最悪の評判だった。俺は☆7VENUS☆の掲示板を見ながら、朝ご飯を食べていた。すると、スマホを取り上げられた。


「もぉ、ご飯を食べながら、スマホはいじっちゃダメでしょ?」

「ごめん、穂乃果姉さん(・・・・・)


≪国民的嫌われアイドル≫である一条穂乃果は俺の義姉だった。

『重要なお願い』

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