第1章 新しい勇者 一話 勇者と姫のその後
第一章 新しい勇者
第一話 勇者と姫のその後
王として、シリス姫を嫁に迎え俺の新しい生活が始まった!!
俺が魔王を倒してから数年が経過し平和な暮らしを始め子供を一人さずかることになった。
「病気などにかからず元気に生まれてきてくれて良かったわね」
「ああ、そうだな」
言葉には表現できない俺だったが内心はとても喜びに満ち溢れている
「そういえばこの子の名前考えてくれた?」
「あたりまえだ!」
こう言ってはなんだが人生初の我が子の名前を考えない訳がない!!
「ソルシア、なんてどうだろうか?」
「あなたが数日悩んで考えてくれた名前だわ、私もそれがいいと思う!!」
こうして、ソルシア アルフォードの物語が幕を開けた。
ー早くも四年ー
ソルシアは無事元気に育ち今年で四歳になる。頭も良く運動もでき我ながら自慢の息子としか言いようがない。
しかしその一方でこの国の中では伝染病が流行っているらしい、対策を考えないと。
俺は原因を探るべく禁書庫に向かうことにした。
「ソルシア、疫病に関する禁書を一緒に探すの手伝ってくれないかい?」
「うん!!僕も行く!」
ー禁書庫前ー
「ソルシア、ここには禁術に関する本や、異世界に関すること、そしていくつかの冒険の書などが置いてある無闇に開いて見たりするんじゃないぞ。」
もしかしたら魔王が復活してしまったりなんてことがあったらたまったもんじゃないしな笑
「じゃあぼく二つの部屋のうちの右側の本棚見てくるね!」
元気に隣の部屋へ向かった。
ーソルシア視点ー
薄暗くて気味が悪いな、早く見つけて帰らなきゃ!!
「ゴンっ、ガタガタガタガタ」「いったぁ。。。」沢山の山積みの本を倒してしまった
立ち上がり前を見るとそこにはこの世界に関する記述が書いてあった。
「コノセカイヲナナツニキリワケシモノアリ、ショモツヲツクリシモノニヨリ、、、、」このあとは劣化していて読めなかった。
「一体なんのことだったんだろう」
他の本を手に取り開こうとした時父の声が聞こえた
「ソルシア、本があったぞ戻ってこいー」
僕は今日、本を見てしまったことを父には秘密にすることにした
ー城の中ー
「やはりか」父の声が聞こえた、何やら大臣やっ周りの偉そうな人たちと僕を仲間外れにしてお話ししているらしい
「もしかするととは思ってはいたがまさか魔王が持ってきていた病原体だったとはな。この世界には治す術がないが一度俺が故郷に戻り治す方法がないか探しに行くことにするよ。」
「禁書庫2号17番 IIの世界 ユグドラシル 魔法国家 エルセウトにならこの疫病にいついての記述があるかもしれない」
「僕も行きたいです」いきなり部屋に入りソルシアが言った
「しかしソルシア様。異界のちユグドラシルは魔物や紛争、争いが絶えぬ土地です。行ってはなりませぬ」大臣が言った
「いいではないか、私がついている、遅かれ早かれわしの息子だ冒険者になってしまうんだ、早いに越したことはない」
「レックス王がそう申すなら仕方がありませんな」
「旅の準備がととのい次第禁書庫においでください」
こうして国民の疫病を治すべくユグドラシルに旅立つことになった。
「父さん、その世界ってどんなとこなの?」
「俺の故郷さ。遠い昔冒険をしていた世界だ」
「父さんはこの世界の人ではないの?」
「ああ。異世界勇者だ」
そんな話をしていると禁書庫にすぐついた
ー禁書庫ー
「皆んな俺は必ず病気を治す方法を探し出す。待っていてくれ」
そう言うと本に手をかざし自分の冒険の書を広げた。
「お父さん、僕、意識が、、、」
本に二人が吸い込まれていった