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冒険の書目次録
『プロローグ』
俺は元勇者レックス
この世界の勇者としてこの地に生まれた。
数時間ほど前までは勇者であったが、魔王を倒し今はとある王国の王として暮らしている。
ー遡ること数時間前ー
魔王の討伐を終えた勇者一行は魔大陸の北部、最前線で戦っていた国へと向かっていた
この世界から平和が戻ったことを知り喜ぶ民がちらほら目に映る。
俺はこの世界での勇者としての役割を終え自分の物語が終わりへ向かっていることを悟った。「皆んなホントに今までありがとう、君たちのおかげでここまで来れた。」
そんな言葉を無意識に言っていた。
この世界には昔から、勇者は子へ継がれ再び災いを振り払うという言い伝えがある。
俺もその一人である、そしてまた物語は受け継がれるのであった。
「勇者レックスよ、よくぞ戻られた。」
魔王討伐を数ヶ月待っていた王が言った
「この世界を救ってもらったこと感謝する。急な話ではあるが娘と結婚しこの地を治めてはくれぬか?」
俺は当然承諾した。勇者とは世界を救い姫と結婚するのがセオリーであるからだ。
「喜んで」俺はそう返事をした。