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今世ではまさかの猫です。〜猫の手も借りたいようなので貸してみた〜  作者: 夢幻望
第一章《人外転生と転生者の出会いと冒険編》
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【13・イライ】


様々な依頼が貼られた掲示板を見上げるリューリ。ランクも色々な物があるが、さすがはファンタジーな世界。魔物の素材から鉱石発掘。討伐に護衛。と実にどれも興味があるけど、リューリのランクと妹が一緒という事で出来る依頼は限られてくる。


くそぅ……。さっさとリューリのランクを上げて色々な依頼を網羅してやるんだ。


そんな中、リューリが選んだ依頼は薬草採取とゴブリン討伐5匹依頼。どちらもランクはDだ。



「この2つなら僕らでも大丈夫だね」


「お兄ちゃん、早く行こっ?私、お兄ちゃんより先にゴブリン倒すんだから!」



やる気満々なヘレンちゃん。少し不安になりリューリを見上げると私の視線に気付いたのか、リューリは苦笑いをした。



「大丈夫だよ。ヘレンはああ見えて強いから」


「ならいいが、アンタはどうなんだい?」


「僕だって、父さん達に鍛えられているから大丈夫だよ」


「そうかねぇ?昨日はヘロヘロだったじゃないか」


「あれは、酔っただけ。アリアが悪いんだよ」



そんな会話をしながらまずは薬草採取。もちろん、私は元のサイズに戻って2人を乗せてリューリの要望でゆっくり歩いた。



「よし、この草原なら見つかるかな」


「何を採取するの?」


「えっと、ラート草は根っこからで3株。エルモ草は10本。こっちは根っこは要らないって」


「なら、簡単ね!」



街から出てやってきたのは、一面原っぱの草原。風が気持ちよく吹き抜ける。元の世界では味和えない感覚にやはり、異世界だと実感する。



「あ!ラート草、発見!」



少し離れた場所でヘレンちゃんの声を聞きつつ、耳を動かし常に警戒しながら私はリューリに問いかけた。



「ステータスは見れたのかい?」


「あ………やってない」


「はぁー……だろうと思った。なら、今のうちに見ちまいなよ」


「うん、《ステータスオープン》…………ぉお!出来た!すげぇ!ん?固有スキル『鑑定』?何これ?」



よかった。無事に出来たみたい。それにしても、『鑑定』スキルもあったか。あると便利だよね。



「鑑定があったかい。便利だけど、周りに言いふらさない事だね。それが、あるなら採取とか便利で他人のステータスも見れるさ」


「え?!そうなの?」



さっそくとばかりに『鑑定』で見分けながらエルモ草を順調に採取していくリューリ。『鑑定』を鍛えていけば、効能とか宝箱の見分けとかまで出来るはずだから便利なスキル。


でも、皆が皆使えないから下手に他人にバレないよう気をつけないといけないスキルでもある。



「………あっさり終わった。これ、便利だね」


「お兄ちゃん、こっちも出来た!」



ラート草を3株持って帰ってきたヘレンちゃんのを見分けると大丈夫、合ってるよと言って自身のアイテムボックスにエルモ草と一緒に仕舞うと立ち上がり、ここから目視で見える森林を指さし次はあっちでゴブリン討伐だ。と私らに言った。



「それじゃ、2人とも乗りな」


「はーい!」



元気よく返事をするヘレンちゃん。可愛い!


ヘレンちゃんの可愛いさにリューリと2人でほっこりしつつ、次の依頼であるゴブリン討伐へと軽く走っていったのだった。



あ、ちなみにリューリのステータスはこんな感じだったよ?

【名前】リューリ・ライヘン

【種族】人間

【性別】男

【年齢】13

【レベル】11

【攻撃力】418

【守備力】530

【魔力】605

【スキル】鑑定、水魔法、火魔法、アイテムボックス

【従魔】フェアリアルキャット(アリア)

【備考】転生者。ライヘン家の長男。



年齢に対して少しレベルが低いが魔力は中々の物。魔術師タイプっぽいね。


読んで下さった方々、ありがとうございます!

稚拙な文章で読みにくかったり、誤字脱字があったりすると思いますが、温かーく、優しーく見守ってくださいませ(笑)

更新速度はゆっくりのんびりですので、よろしくお願いします。


感想、ご意見、誤字脱字報告など受け付けております。


応援されるととても嬉しくて何度も読み返しちゃうかもです(笑)


本日は番外編も1話載せました!


リューリくんのステータス、おかしくないでしょうかねぇ?

ちなみに妹のヘレンちゃんは全体的にまだまだ低いですが、イメージ的には武術タイプです(笑)


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