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第3幕

 あなたは神社の入り口にある駐車場に辿り着いた。

 社と境内は小高い山の上にあり、駐車場から石段を登った先にある。

 おそらく京月という男は社にいるのだろう。


誠:「ここか…訳の分からないことに巻き込まれたけど…とにかく社に向かってこの変な状況を解決してもらおう。そうしたらまた日常に戻れるはずだ」(石段を登って社に向かいます。石段に目星とかはないですよね?)


 誠の記憶では、正月以外は閑散としている駐車場だが、10台以上の車が駐車されていた。

 車の中には誰もいない。

 いや、ただ1台。

 黒塗りの高級車両の後部座席から、一人の女性が姿を現した。

 あなたと同年くらいだろうか

 腰まで伸びた黒い髪、知的な眼鏡、ワンピースを着たその姿が、まるで令嬢のようであった。


女「あなたが今の匣主さまの持ち主ね」

女「その匣を返しなさい、この匣主の巫女……に……」


 女は途中で言葉を止める。

 女は目を見開き、あなたを見つめている。


誠:「…!君は…あの時の…!」


日美香:「宇田川くん」


 嬉しそうな声をあげる


誠:「…真倉さん…だったよね。こんな所で会うことになるなんて。それに今…匣主の巫女って…」


日美香:「ええ。あの日転校してからずっといる「匣の会」で私はそう呼ばれていたの」


日美香:「匣主様と心を通わせる巫女として」


誠:(KP、日美香が精神的な洗脳を受けてないか心理学で判定出来ますか?)


KP:できますよ


誠:CC<=90心理学Cthulhu7th:(1D100<=90)ボーナス・ペナルティダイス[0]>9>9>イクストリーム成功


KP:おおっ!


誠:イクストリーム。スペシャルですね所謂


 彼女の匣(感情)もまた閉じられている。

 あなたに行為を持っているのは間違いないだろう

 だが、何よりも大切なのは匣主だ。

 匣主は彼女のアイデンティティだ。

 そのためなら、彼女は悪魔になるだろう。

 だが、それは彼女の心が匣主とつながっているからだ。

 その繋がりをたてばきっと。


誠:ほーう

誠:「じゃっ、僕、忙しいから。」(踵を返し猛ダッシュで社に向かう)


日美香:「待って!」あわてて追う


日美香:位置的に彼女のほうが石段に近いため、立ちふさがる感じになる。


誠:「何?悪いけど再会を喜んでる時間はあんまりないんだよね。」


日美香:「大丈夫、私に、匣主様を返して、そうすればみんな幸せになれるわ」


誠:「ほう?面白そうな話だね。【だが断る】」

誠:「先約があるからね。申し訳ないがそちらを優先するよ。」


日美香:「その匣はそもそも私のものなのよ」

日美香:「盗まれたのよ」


誠:「知らん。そんなことは僕の管轄外だ。命を賭した男の頼みは断れないんDA!」


日美香:「どうして、どうして、どうして!」

日美香:「宇田川さんがそんなこと言うなんて……」


誠:「…あらら。落ち着くんだ真倉さん。深呼吸してほら、素数を数えるんだ。全部数え終わって落ち着いたら匣を返すよ」


日美香:「そんな、社に行き、あの京月という男に会いにいくんだよね」

日美香:「あの男は殺人鬼です。しかもサイコパス、彼は人を殺すのが大好きなのです」

日美香:「退魔の仕事も、自分の快楽のためにやっているとの噂があります」

日美香:「あの男を信じることも、近づくことも危険です」

日美香:「お願い、匣主様を返して、匣主様がいないと私が殺されてしまうわ」


誠:はーいその発言に心理学


KP:どうぞ


誠:CC<=90心理学Cthulhu7th:(1D100<=90)ボーナス・ペナルティダイス[0]>14>14>イクストリーム成功


誠:邂逅を通してわかったこと。心理学って偉大だな


 匣主様を返すために必死なのはわかる。

 が、誠を心配するのも本心です。

 どうやら殺人鬼というのは、かなり本当の話のようです


誠:oh......話の雲行きが怪しくなってきた

誠:「なら聞くけど…匣を取り戻して君はどうするつもりなんだい?」


誠:あ、大事なこと忘れてた


日美香:「どうしても必要な時に使うだけ」

日美香:「確かに危険なものだけど、私なら匣主さまを完全に制御できる」

日美香:「それに匣主さまは、核兵器みたもの、抑止のためのものなの、むやみやたらに使うわけではないわ」


誠:その言葉を聞きつつ貰った御札を日美香のおでこあたりにペタッと貼り付けます

誠:「おや…日美香さん。おでこに糸くずが…」


KP:手さばきか、近接戦闘でふってください、ボーナスダイス+1でどぞ


誠:CC(1)<=75手さばきCthulhu7th:(1D100<=75)ボーナス・ペナルティダイス[1]>78,88>78>失敗


誠:出目腐


 日美香は偶然かわすことができるが……


日美香:「私を裏切ったのね!」と激怒します。


誠:「違うさ。きみのためだ」

誠:接近して抱擁します


日美香:「えええっ、や、やめて」固まっています。


KP:で、目星を振ってください


誠:CC<=75目星Cthulhu7th:(1D100<=75)ボーナス・ペナルティダイス[0]>61>61>成功


日美香:CC<=50手さばきCthulhu7th:(1D100<=50)ボーナス・ペナルティダイス[0]>60>60>失敗


 誠は日美香がそっと手にしていたカバンからナイフを取り出そうとしていることに気づきます


誠:刺そうとする前に慌てて御札をペタッと貼り付けます。背中辺りに


日美香:かわしづらいですね、ボーナス+1手さばきで


誠:CC(1)<=75手さばきCthulhu7th:(1D100<=75)ボーナス・ペナルティダイス[1]>88,68>68>成功

誠:出目は危険が危な


KP:CC<=40回避Cthulhu7th:(1D100<=40)ボーナス・ペナルティダイス[0]>31>31>成功


 御札がぺたりと背中に貼られると


日美香:「きゃあああ」とのけぞり、倒れます。


 意識を失っていますが、ビクンビクンと痙攣しています


誠:(その体を支え)「頑張れ!精神で打ち勝つんだ!」

誠:(医学とかでどういう状況か分かったりしますか?)


 日美香:強いショックを受けているようですね。

 痙攣もおさまったので、目覚めたときはどうなるかはわかりません。


誠:生きてはいますよね


KP:はい、呼吸も正常です


誠:とりあえず自身の勤め先の大学病院に電話して受け入れてもらいます。


 電話をかけようとスマートフォンを取り出すと

 誠は「ああ、このスマートフォンを燃やしたい」とふと思い、そう思っていたことに自分で気づく。


誠:oh......

誠:「…なんとも燃やしがいのありそうなスマホだな。」


 彼女に呪符を使用してから、歯止めがあまくなっている。

 匣から流れていく力も強くなっていく。

 おそらく、呪符を失ったことにより、呪符のガードがなくなってしまったからだろう。


KP:このままだと匣の魔力に耐えれなくなるかもしれません。


誠:「…気は進まないが…あの男に依頼するしかないか。」(そう言って日美香を神社から少し離れた場所、少なくとも安全であろう場所に寝かせておいて自身は石段を一段一段登っていく。)


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