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88 鍛冶入門

申し訳ございません。投稿がおくれました。

「この衛藤菜桜。竹田龍雄を門主としてお仕えいたします。

 報恩に対して仁で報いさせていただきます。

 もし、この誓い破らばいかなる天罰が下っても構いません」


「この逸橋真守。竹田龍雄を門主としてお仕えいたします。

 報恩に対して信で報いさせていただきます。

 もし、この誓い破らばいかなる天罰が下っても構いません」


 二人とも入門してもらいました。


「洗髄用の薬剤は、わたしが調薬します!」


 あっ、ハイ。柚恵さん。なんかノリノリですね。


「アヤカさんに、調薬を教えてもらいました」


 なるほど。


 さて、日常は地味です。


 現状は高難易度のダンジョンは避けて、マイナーダンジョンでの仕事をメインに受けています。やはり実績。安定した供給が可能な証明と実績作りは怠れません。


 どんなに強かろうと、いい加減な仕事をするようでは、いけません。


 さらに言うなら、乱獲もご法度です。普段から、その獲物を狩っている探検者から恨まれますからね。


 わりと、平穏な日常を過ごしていたのですが……


「頼もう! 某は、鍛冶師レギンの孫娘のサーシャ。ご依頼の物を届けに参り候」


 女性ドワーフの一団がやってきました。


「これを」


 おぉ、綺麗に仕上がってますね。炎双剣『鳳凰』は普段使いするには、力が強すぎるのでありがたいです。


 すこし振らせてますね。


 重さは、いいですね。


 流れる水は瀑布となり、疾き風は怒濤となり、烈火は猛き炎となり、金剛は不滅、天地一体の剣なり!


 ――【龍華剣舞《始》】を創造しました――


「凄い。強く、美しき剣。なるほど祖父が、ここに向かうのを理解いたし申した」


 いえ、この剣を受け取ったらイメージが浮かんだので振ってみたのですが……


「実は、某ら一同。修練の地を求めております。この地で、貴方のもとで槌を振るわせていただきたい」


 えっ、そうなのですか? けど、ドワーフ族なら引く手もあばたなのでは?


「然り。が、金火を託された方に会い。この場こそが、某らの修練の場にしたいと感じいりました」


 なるほど。


「無論、賃料として、月に一つ、その月に作ったなかから気に入られたものを差し出します。いかがか?」


 ドワーフの品。それも売り物とするなら、一品50万。オークションならそれ以上が見込めますね。賃料としては、破格ですし……


 わかりました。では、よろしくお願いします。


「こちらこそ、では早速鍛冶場を作らせてもらい候」


 いえ、それには、及びませんよ。


――紅玉クエスト――

――鍛冶師を門下に加える達成――

――報酬『鍛冶場』――


 これで良しと。では、早速配置をと。


「それは、アーティファクトですかな?」


 えぇ、では、配置をしてと……ついでに成長もさせましょう。


 ┌────┬─────┬────┐

 │ 鉱 山 │ 鍛冶場 │ 薬草園 │

 │ ・一級 │ ・二級 │ ・二級 │

 ┌────┼─────┼────┤

 │ 鏢局殿 │ 傀儡房 │ 薬草園 │

 │ ・二級 │ ・二級 │ ・二級 │

 ├────┼─────┼────┤

 │ 商 殿 │ 本 殿 │ 丹薬殿 │

 │ ・二級 │ ・三級 │ ・二級 │

 ├────┼─────┼────┤

 │ 宿 舎 │ 鍛錬所 │ 書 院 │

 │ ・二級 │ ・二級 │ ・一級 │

 └────┴┤正 門├┴────┘


 本殿が豪華に!?


「紅玉クエストのクリアーボーナスちゅうやつや」


「なんと突然あらわれるとは面妖な!?」


 とりあえず、鍛冶場にいってみましょうか。


 …

 ……

 …………


 なぜか、『鍛冶場』をみた皆さんが、固まってしまいました。やはり粗末だったのでしょうか?


「こ、こココココを本当に使って……よよよいよいよいよのでゴザルか?」


 あれ? めちゃくちゃ動揺してますが……なにか不備でもあったのでしょうか?


「まぁ、この程度やと満足できへんやろうな」


「いやいや。炉に入っているのは『鳳凰の羽』。水は『神霊の水』、鞴もなにもかもアーティファクトではないか!?」


「なにいうとる。こんなの初歩や。今後、発展していけばもっともっと充実するで」


 そうなんですね。


「せや、宝物殿のお宝を解放するには、まだまだこれからや」


 なるほど。ちなみに設備は増えますか?


「あるにはあるで、けどそれには、もっと拡張せんとあかんし、主殿の実力も必要やな」


 なるほど……


「地位に名声、そして富。うちはそれが大好きやからな」


 ははは、そうですか。けど、空間は拡張できないですよね?


「まだムリやな。周りの土地を買うのもありやけど」


 なるほど。活動資金はそれなりですが、市場からもいろいろと買いますからね。


 傀儡は、新しいデザインが選べますね。こんどは麗人型にしておきましょう。


 ふぅ、とりあえず、これで準備はできましたね。これからは皆さんと更に高みを目指しますよ!


 あっ、とりあえず、『武龍の鎧』の修復をお願いしておきましょう。

評価や感想、ご意見など時間がありましたらどうかお願いいたします。

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