表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/145

82 艱難爬山

 『流星兎』に苦戦すること二週間。なんとかとらえて、次の階層を目指して登りました。


 二層目にあたるのは、『婁宿(ろうしゅく)房』。ここでの課題は『水晶角羊』を捕らえる事でした。水晶のように透き通った角をもつ羊だったのてすが、捕まえようとすると障壁を張って、突進してきました。鍛え方がまだ足りませんでした。


 獅甲(しこう)さんとの日々の訓練と筋トレ。筋トレ。筋トレです。


 三層目は『胃宿(いしゅく)房』。ここでは『紫電角鹿』という三本の角がある鹿を捕らえるというものでしたが……周りに雷を落としたり雷を纏って突進してきました。無我夢中で一本背負いで倒したそうです。


 四層目は『昴宿(ぼうしゅく)房』この階層へとつくと金色のに輝く『金色猛牛』に出合い頭に吹っ飛ばされました。大型トラックのような巨大な牡牛でしたが、非常に美味でした。


 五層目は『畢宿(ひっしゅく)房』重量になれるだけでも苦労しましたが、ここにいたのは『烙岩猪』岩場から転げ落ちるように突進してくる大猪で何度か骨が折れました。物理的に……けど、初めて仕留めたときに食べたぼたん鍋は絶品でした。


 六層目は『觜宿(ししゃく)房』に到達したときに目にしたのは熊。それも体長4mはあろかという巨大な熊。その名も『紅甲力熊』重量は500㎏。力の塊で肉の塊。質量の化け物といってもいい。しかも、その巨体に似合わずに動きは俊敏。弱点である眉間も頭の位置が高いために狙いにくいという難敵でした。バジリスクに匹敵する強さでしたが、3カ月の特訓の末になんとか倒し、今日、最後の『参宿(さんしゅく)房』を目指して、山を登りました。


 けど、これも試練と思い、頂上にたどり着くまで、何度も崖から滑り落ちた回数はとて覚えてられせんでしたが、漸く頂へとたどり着きました。

評価や感想、ご意見など時間がありましたらどうかお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ