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81 奎宿狩日

 みなさん、竹田龍雄です。今日もいい天気です。


 わたしは今、宙を浮いています。


 正確にいうなら『流星兎』という霊獣に撥ねられました。


 奎宿(けいしゅく)房で生活すること1週間。何度となく跳ね飛ばされました。


 次へと向かう前に、この兎を捕まえることが課題だそうです。


「主殿。そろそろ筋肉を喜ばせる時間ヨ」


 あっハイ。


 朝昼晩と腕立て、腹筋、スクワットを1000回。馬歩を1時間と基礎の修練を繰り返し、さらに『流星兎』を捉えるという訓練メニューです。


 『流星兎』は中型犬サイズの兎ですが、その動きは素早いです。むろん倒していいなら可能ですが、生け捕りということと道具の使用はなし。となると難易度も高くなります。


 なので、ひたすら追いかけっこです。


――注――

――30m先に大木があります――


 シスさんの予測と【未来視】でコースを追っていますが、『流星兎』の速さや軌道は出鱈目です。


 わたしの【雷華歩功】や【幻華軽功】では追いつけません。【雷華歩功】は発動時の音で察知されてしまいますし、どうしても溜めが必要になります。【幻華軽功】は緩急で相手を翻弄するのですが……


 全力で逃げに徹されると中々追いつけず、ここぞというタイミングで攻撃を仕掛けきます。


 そもそも『流星兎』の戦闘力は…


――戦闘力 6293――


 そこまでは高くないのですが、それを逃げるときは速度に、攻撃の時は攻撃に振り分けて攻撃してきます。


「ワハハハハハ、主殿、困難を乗り越えてこそ修行アルよ」


 確かに……最近技に頼り過ぎなところもありましたし、ここんシンプルに肉体だけでいくとしますか。

評価や感想、ご意見など時間がありましたらどうかお願いいたします。

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