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30 紅玉商家

 思いのほか大金が手に入りました。


 そして、シンさんに新機能が追加されました。


――紅玉商家――

――露天商――


 どうやら、ランダムで出現する、アイテムなどを購入できるようなのですが……購入には勲功点が必要ですか……


 これどうやって稼げばいいんでしょうねシスさん?


――解――

――紅玉クエスト――

――チュートリアル――

――拠点を手に入れ鏢局(ひょうきょく)を解放してください――


 紅玉クエストですか? 武天クエストとは、違うものようですが……拠点というのは、この自宅ではだめなのでしょうか?


――是――


 詳しくお願いできませんかね?


――了――

――広い土地を購入してください――


 広い土地ですか……そうなると郊外とかになりますね。


――購入された土地の大きさで拠点となる建物が決まります――


 はい?


――土地購入の報酬は建物です――


 本当ですか?


――是――

――正確に答えますと『家門基本セット』が手に入ります――

――こちらは箱庭に建物を配置することで様々な恩恵を得られます――


 ふむ……一種のアーティファクトアイテムというわけですね。そうなると都合のよい土地を探したいですが……予算は2600万くらいでしょうか?


 購入目的は修練用の土地となると……ちょっと、秤さんに電話をかけてみますか……


『土地か、そっち方面は伝手がないんだよな。オレの商売相手はだいたい探検者関係だし、固定資産をもってるのはたいてい使用目的がきまってる連中ばかりだし……あっ、満足さんに連絡してみたらどうだ?』


 そういえば、土地関係にも詳しかったですね。


『そうですね。広く周りに迷惑をかけない場所で、予算は2600万ほどですか……ちょっと待てくださいね。ちょうど埼珠に300坪ほどの土地がありますね。連絡をつなぎましょうか?』


 さすがは満足さんの情報網ですね。さっそくお願いしましょう。


『では、関連資料のデータを添付して送りますね』


 場所は過疎地ですか、なるほど悪くはないですね。


 この後、いろいろと手続きが大変でした。が、購入も滞りなく行えました。やはり即金というのもよかったのかもしれません。ついでに車も買いました。こちらも手続きなどをしていたら半月はかかりましたが、それでもすんなりとできました。


――紅玉クエスト――

――土地購入を確認――

――報酬『家門基本セット』獲得――


 なるほど、ブロックみたいに配置することができるのですね。


 今あるのは本殿、鏢局殿、商殿、鍛錬所の4つだけですか。


 適当に配置しますか……


 ぱんぱかーん――


 な、なにごとですか?


「おっそーい、うちをどんだけ待たすんや!」


 パンッ!――


 ハリセン!? えっと、どなたですか?


「仙界一の美少女商人の紅玉娘々とはうちのことや! 主殿こんごはあんじょうよろしゅう」


 確かに、糸目の美少女ですね。狐の耳と尻尾がありますが…


「なんやジロジロ見て? そらぁ尻尾と耳があるがな、うちは天武神帝に仕えた天狐なんやし」


 もしかしてカンナさんと同僚ですか?


「カンナ? 艱難娘々ことかいな? 艱難娘々とは義姉妹になる、うちは天武神帝の財を管理するのが仕事や、艱難娘々は四神宿房を管理するのが仕事になるなぁ」


 なるほど……


「さて、主殿がある一定の財をなしたさかい、うちも出てこれたんやけど……今後は主殿には家門を起こしてもらうで」


 か、家門ですか?


「せや、仲間をぎょーさん集めて一大勢力を作る手助けをするのがウチの役目やからな」


 確かに、探索者として活動していけば、やがては勢力を築かないといけなくなります、個人の力押しだけではうまくいかなくこともあるでしょう。


「ウチの能力は、試練を与えてそれを達成したらそれに見合った報酬を渡す能力や。ちなみに天武クエストは主殿自身の個人の能力を上げるクエスト。紅玉クエストは家門を発展させるクエストになるから覚えておいてや」


 そういう区別だったんですね。


「ほな、これが今ある紅玉クエストやさかい、よろしゅう」


 結構ありますが、がんばりましょう。

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