128 酒気好食
最後は利き酒ですね。
「用意しておりますのは、『銀桃清酒』『大吟醸天竺』『ル・エーベルワルイズ』『天来賛歌』の4種類。こちらは霊酒になっており、正しい作法で取り込みみますと功力をます効果があります。みなさまには正しい手順で取り込んでいただき」
なるほど。どれも一なめしましたけど美味しいですね。けど、正しい作法ですか……うーん。どれも変わったお酒みたいですけど……
「正しいとかは、わかりませんが、お酒の飲み方は、これが好きなんですわ」
あの人は確か血教の血禽さん……手には生きた蛇に、油で揚げた蠍ですね。それと大きめのシェイカー!? まさか
――シャカシャカ――
「はい、できあがり。肴はこの蠍がいいのよね」
バリバリ食べながら、あのカクテル呑んでますね。いいんですかねあれ。
さてと、よく見たら、肴になりそうなものや食材もありますね。
他の方々も、呑み始めてますけど……さてと、わたしはどうでしましょうかね。
このお酒、霊気が込められてますけど『銀桃清酒』は金気を含んでますね。酒精もかなり強いですね。牡蠣の酒蒸しとかいいですよね。『ル・エーベルワルイズ』このは白ワイン。香りがかなり強いですね。そのまま飲むよりも、サンマの内臓を茹でて即席のウルカにしましょう。身は味噌と一緒に叩いてゴマをふったら少し炙っておきましょう。炙りナメロウの出来上がりですね。『大吟醸天竺』は、羊の内臓と煮るとしましょう。
あとは、この霊水を一口飲んで。うん、これも冷たくていいですね。『天来賛歌』はシャンパンですけど、おお、スッキリして美味しいです。
まずは、サンマのナメロウからいきますかね。
――パクっ――
うぅぅん。いいです。これはいいです。ご飯も欲しくなりますが、肴としても最高です。次は、羊の内臓煮込み。うんこれもまたいいです。お次は牡蠣の酒蒸し。これもいいですね。お酒に合います。
気が付けば普通に晩酌してましたね。他はいろいろと凝ってたみたいですが……
それよりも活力がみなぎってきてます。
これは……
どうやら今日も抑えが効かないようです。
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