表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
友達が推しと結婚しました  作者: 水薔薇姫
5/15

story4.目線の先に

story4.目線の先に


:登場人物:

鈴原(すずはら) 琳寧(りんね)

早乙女(さおとめ) ありす

・カイリ

・ユキト

・スタッフ


今日は1ヶ月半が経って早乙女さんとライブ会場に来ている。


「あ、早乙女さん!私達の席こちらです!」

「分かりました」

「前の席でラッキー♪」

「前の席後ろの席だと何か違うんですか?」

「やはりステージの近場って言うのが最高なんですよ!推しを間近で見れる!って言う得なんです。」

「そうなのですね!」


席に座ってふと早乙女さんの髪に目が行く


「あれ…早乙女さんいつもの青髪エクステは今日なされてないんですか?」

「今日ライブに連れてって頂くって言うお話を友達にしたら「今日は青髪エクステ外して行きなよ」って言われたので今日はエクステなしでただ髪型いじっただけなんです。」

「青髪エクステしてたら推しはカイリだって思う方も居る可能性があるからでしょうね…」

「青髪エクステ出来なかったので今日はリボンの色青なんですよ」

「それもそれで勘違いされる可能性が……」

「え!?そうなんですか?」

「本当にとは限りませんが、多分半分くらいの方は「あ、この人はカイリ推しなんだ」的な感じで見られるかと」

「う〜ん……難しいですね……」

「エレンの色にするとかは」

「私オレンジ色は好きじゃないんですよ…」

「じゃぁなんでエレン……」

「色とかじゃなく…その仕草と言うか表情?でしょうか…そこが良いなぁと思って」


色々話して居たら急に後ろから声をかけられる


「すみません。少し宜しいでしょうか」

「はい…?」


スタッフさんから声をかけられ何か悪い事をしたのかと思い後ろに向き変える


「あ、いえ貴女ではなくそちらの金髪の方に御用が…」

「え?」

「私…ですか?」

「もし宜しいのであれば……この紙をお受け取りして頂けたらと思います。私はパシられたスタッフなので勘違いなさらないで頂けると助かります。それでは突然すみませんでした。」


早乙女さんに1枚の折りたたまれた紙を渡してペコリと深く礼をしてからスタッフさんは少し足早に関係者以外立ち入り禁止の扉の中へ入って行く


「なんの紙でしょうか?」

「ん〜……ホチキス止めされてるって事は相当漏らせない情報が書かれているのかと」

「家帰ったら見てみますね。」


そう言って微笑み早乙女さんは紙を無くさないようスマホのカバーに入れスマホをカバンにしまう


「そろそろ始まるので静かに見ましょうか」

「はい、そうですね」


そしてすぐにライブが始まった。次々と進んで行き時間はもうライブが終了の時間となった。

ライブが終わり会場から私と早乙女さんが出ようと席を立ち出口に足を進めていた時


「…?早乙女さん?どこ見ているんですか?」

「え?あ、いえなんでもないですよ。ライブ良かったですね。」

「はい!実は私こうやって一緒に来たりする友達が欲しかったんです!」

「そうなのですか?それじゃぁこれからは私が一緒に来たりさせて頂いても?」

「もちろんです!」

「ありがとうございます。」


ーーーーーー


これが推しと友達との出会い…ちなみに私も何故友達…ありすがエレン推しだったはずなのにカイリと結ばれたのかは全く知らない。

流石に私は知らない以上2人の出会いを勝手にでっち上げ回想する訳にはいかない…その為今ありすに聞こうと2人でカフェに来ている


「琳寧どうしたの?用って」

「ねぇありす。どうしてエレン推しだったはずなのにカイリと結ばれたの?」

「あ、それ?確か……事の始まりは琳寧と一緒に初めてライブ行った時の帰宅後かな。」

「もしかしてスタッフさんからの紙?」

「そう。帰ってお風呂とか済ませたら開けて見てみたの」


ーーーーーー


「……これ電話番号?とメールアドレス…確かスタッフの人は勘違いなさらないで頂けると助かります。って…誰のだろう。怖いな……いきなり電話は怖いからメールアドレスで行こうかな。」


恐る恐るメールアドレスを打って挨拶と相手が誰なのかの確認、紙を私宛で渡して来た理由を記入して送信し数十分後すぐに返事が返ってきた


「カイリ……カイリってあの青髪の人?…私宛の理由は……え?一目惚れ?そんな事言われても…私はカイリさんよりエレンさんだから…」


突然のファンなら叫ぶか泣くかぐらいの凄い事のはずなのにモヤモヤしてハッキリしなかった複雑な気持ち


(まずアイドルがこんな易々と…電話番号メールアドレス渡しちゃって良いのでしょうか…)


そしてその後から出掛けの誘いが止まらなかった。


「1回……だけなら大丈夫かな」


そう思ってメールに『はい、分かりました。』と返事を打つ、モヤモヤした気持ちを抱きながら約束の日当日。

待ち合わせ場所に行ってみる


次回につづく・・・

はい、皆様今回で「琳寧視線 推しと友達の出会い回想」は終わりとなります。

今回の後半から多分ですが2,3回程は「ありす視線 推し変の理由結ばれた理由回想」に変更します。

そしてキャラ設定カイリの未解放部分はありす視線の回想ストーリー終了後となり、まだまだ時間はかかるかと思いますが、気長に待って頂ければと思います。(*・ω・)*_ _)ペコ

御閲覧誠にありがとうございました。(๑-ω-๑)・*♡

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] えっ?!3話目でいきなり回想終わり…?でもそれぞれの視点があるんだ…考えてらっしゃる… どんな風になるか楽しみです!
[一言] こんな早く終わってしまうんですか!?残念です……でもありすちゃんの番!楽しみです! カイリさんの番とかありますか?
[一言] ぇぇぇぇ!一目惚れ!?つまり結婚したのはやっぱりカイリさんからアプローチが!?え、どうなんだろう気になる! 今回で琳寧さんの番は終わりなんですね……ありすちゃんの番楽しみです! もしかして……
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ