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友達が推しと結婚しました  作者: 水薔薇姫
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story11.分からない気持ち

story11.分からない気持ち


:登場人物:

鈴原(すずはら) 琳寧(りんね)

早乙女(さおとめ) ありす

結城(ゆうき) 魁人(かいと)

星蜜(ほしみつ) レイ


ーーそして琳寧は仕事が終わり、すぐありすの今の家に向かった。

家の前に立ちインターホンを鳴らすインターホンからは「どうぞ」と言う声が聞こえ琳寧は言葉通り中に入っていく


「ありす〜……?」


何処にいるか分からずとりあえずありすの部屋に向かう


「…ありす?いる?」

『いるよ…どうぞ…』

(部屋に移動するの早いなぁ…ありす…)「じゃぁ部屋にもお邪魔するね…」


扉を開けて部屋に入るとありすがベットでうずくまっていた


「ありす、あの…この前はごめんね…私ありすの心傷つけちゃった…」

「いいの…私…私が悪いの…琳寧をからかってたから…琳寧をからかって琳寧を傷つけてたから…私にはそのバチが来たの…自業自得……だから琳寧は悪くない…」

「…でも私が悪いの…それじゃダメなの?」

「……自業自得なのに琳寧のせいには出来ないよ…お願い…お願いだから…今は…今は1人にして…」

「そっか…ごめんね……それじゃぁ私失礼するね。」


ーーーーーーーー


「あんな状態でありすがインターホン出れるはずない…のに…誰だろ…出たの」(まぁいっか…ありすは今そっとしておいた方が良いみたいだし…そっとしておこう…)


家の帰り道で街を歩いていく、そんな歩いてる中見た事のある2人が居た


(あの二人って…魁人さんと…星蜜さん…?なんだろうあの感じ…何か…言い合ってる…?)


気になりゆっくりと2人の傍に近付いてみる


「だから!確かに当日俺の家に来たが俺は何もしていない!変な言いがかりはやめてくれ、俺はありすを傷つけるなんて事しない。絶対にな!」

「じゃぁなんでありすはあんなに落ち込んでいるんだよ!会社まで休んで部屋からも出てこない!部屋にも入れてくれない!」

「それはただ単にあんたに信頼がないんじゃないか?大体…結婚したからって相手の事を理解したとか思ってるんじゃないのか?」

「っ!」

「なんだその顔、まさか図星だったか?これは驚いた。結婚したからって相手の事を理解したとか思ってたとか……そんな思考持ってて俺に言いがかりつけてきた訳なの?はぁ……やってらんない…ありすの事が好きならありす本人が引くぐらいありすの事知ってみろよ!俺はありすの様子見させてもらうからな。」

「っ〜!……」(くっそ……言い返せない……結婚して知った気になってたのは事実過ぎる……)

(わ、私のせいでこんな事まで?!……あぁ…私のあの一言でありすは落ち込んで…傷ついて…どうしよう…私の…私のせいだ……どうすればいいのかな…ありすを立ち直せれるのはきっと星蜜さんだけ…星蜜さんに事実を言わなきゃ…言って…立ち直してもらわなきゃ)


ーーーーーーーー


「は…はぁ?たったそれだけでか?」

「…はい…本当に本当に申し訳ございません!本当に本当に……私ありすの事…と言うかありすの気持ち…ありすの心境を分かってなくって…ポロリと出た言葉のせいで…ありすが傷ついて落ち込んで…会社…休んで」

「………まぁ気にするな。そうやって反省してる気持ちとかがあるなら十分、まさかそのたった一言で…とは思ってもみなかったが原因が分かれば接しやすい。」

「それなら良いのですが……」

「…ありすがこんなに良い友達を持ったんだな。今まで女友達が出来ても急に相手から縁切りとかされたが数年とかもありすと仲良くしてくれる女友達は君が初だよ。」

「ぇ…?」

「ありがとうな。これからもありすと仲良くしてくれるか?」


そう言って琳寧に微笑むレイ…「どうしてそんな話を私に…?」と疑問はあったが笑顔ですぐ返事を返す


「はい、もちろんです!私も…友達が出来たって言うのはありすが初めてで…なんか似てます…でも老若男女問わず好かれるありすが女友達出来た事ないって意外でした…」(私には1度も言ってなかった…ありすの中で悲しい想いのひとつなのかな)

「学生時代はありすのあの整った綺麗な容姿で男子に人気があってな。それで女子達はそれを妬んだりしてたんだ。それがあってどんどん女子はありすから離れていったからな」

「中身で判断されなかったんだ…」

「だが、今は友達…とは言えないが女性達からありすは尊敬されたり憧れの存在になってる。昔と比べたら大きな変化だ」

「星蜜さんは私があんな事をありすに言ったのに問い詰めたりしないんですか?ありすの話ばかり…」

「彼女居るって言う発言は嘘だが問い詰めたりする気はないさ。ありすの友達を傷つけたりする気はないからな。」

「でもさっき魁人さんには結構強く当たってましたが…」

「あぁ…見てたのか…何も分かってない…何も理解してない奴が勝手にグダグダ言って来たのが腹立ったんだよ。たった2,3年いただけで分かった気になるなって…な。」

「……でも…星蜜さんは本当に凄いですよね…ありすの事幼馴染だから分かると言っても彼氏とか旦那じゃないと分からない部分だってあるかもなのに…分からない事なんて一切ない…私は幼馴染とか居ないので分かりませんが、1つ感じたのはありすと星蜜さんは幼馴染以上の関係の様に見えます。星蜜さんに対してでしかありすが出さない表情だってあるから…私が勝手にそう思ってるんですけど、ね」

「ただ俺の一方的な片想いでありすの事を知り過ぎてるだけだ、嫌だったら気にしなくていいさ。俺はそろそろ失礼する。ありすに会って来なきゃいけないからな」


そう言った後に現在のありすの家への方へ歩き始めるレイ、言った後のレイの様子はどこか変な感じだった…


(一方的な片想い……悲しそうな辛そうな…表情だったな…星蜜さんの中では片想いなんだ…私は両片想いな気がする…な。家帰らなきゃ)


振り返り家の方へ進む。暗い夜街の街灯が鮮やかに街を照らしているけどいつになく静かな街、人の喋り声もなく店の音楽等もなくただただ静かな街、聞こえるのは歩いて行く人の足音や低頻度で通って行く車の音。


「今日は静かな街になってほしくなかったなぁ…」


次回へつづく・・・


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― 新着の感想 ―
[一言] ああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁレイあり……(#)ཫ` ) 好き……
[一言] 片想い……星蜜さん片想いしてるんだ早乙女さんに…辛いだろうなぁ……好きな人が他の人と結婚しちゃったんだし…( ;∀;) 絶対叶わないかもじゃん…でも多分両片想いだからワンチャン……?
[一言] あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、ありレイ!?!?好きっ!尊い… もう言葉でない…レイくん今日もかっこよすぎ…ずっと昔から老若男女問わず好かれてた訳じゃないのがまたいい…もう最高…今回もありが…
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