第15話 白魔術師レイナ
俺たちは少女を連れてギルドに帰った。
そして事情聴取をされたのだが……
なぜがこのギルドにおいてはそのことに関わらない、という決断をギルド長にされた。
さらに少女は俺たちが預かることが決まった。
「……ほんっとになんなの!?俺たちは関わらない。余計なことは詮索するな。だって!おかしいよね!」
リムルが言うのもわかる。普通、冒険者が大怪我をして帰ってくると、調査隊が送り込まれるものだ。
そしてそこに普通では倒せないような魔物がいれば、討伐隊を組んで倒しに行くことになっている。
しかしそれすらもしないというのなら……
「……この件はもしかしたらとてつもなく巨大な陰謀が渦巻いているかもしれない」
俺がそう言うとリムルは大人しくなった。
「……宿を探そう」
「ああ」
***
見つけた宿で少女は眠り続けること3日、ようやく目を覚ました。
「とりあえず応急処置として虹薬草を足、腕に巻いた。あとは奇跡の最上級回復薬を飲ませだから、大丈夫だとは思う。どうだ?変なところはないか?」
俺がそう聞くと、
「……えぇ。大丈夫」とだけ答えてくれた。
そしてリムルが巻いていた薬草を取っていく。
すると、腕の骨は直り、足の裂傷は綺麗になくなっていた。顔の傷もすっかり消え、俺が前予想した通り可憐な美しさを放っていた。
「うん!すっかり綺麗に治ったね!」
リムルがそう言うと、少女は丁寧に礼を述べた。
「……この度は助けていただきありがとうございました」
「いや。それはいいんだ。それより、何があったか教えてくれないか?」
俺がそう聞くと、少女は教えてくれた。
「私の名前はレイナ。白魔術師の職業を持っています。そして私には優しい姉がいました……」
「いましたってことはレイナのお姉さんは……」
「いえ、生きています。ただ--ある日を境に人が変わってしまったのです--」
「どんな風に?」
「それまでは優しく、美しい姉だったのに、
その日家に帰ってくると邪悪な魔力を身にまとっていました……まるで魔族のような」
「魔族……!」
この世界には様々な種族が暮らしている。
しかしその中で唯一共存を図ろうとせず、自分たちだけの世界を作ろうとしているのが魔族だ。
過去にも魔族が街に進行してきて人族の王都が一日で焼け野原になるということが起きた。
その時に手に入れた旧王都に魔族の王--魔王が玉座に座っているらしい。
「その日から姉は歪みました。血飛沫が美しい。絶望に歪んだ表情が美しい、と言い出すようになりました。更には大地の森に拠点を築き--この町を乗っ取ろうとしています--」
「姉の職業は黒魔術師、禁忌とされる死霊魔術を使用して何度倒されようと蘇る……不滅の騎士団を作ったのです」
その瞬間、俺の頭の中にある魔術の使い方が流れ込んできた。それはいつもと同じ感覚なのに、何かが違う。真の禁忌魔術に手を付けた時の感覚なのだろうか。
俺は死霊魔術を使用できるようになっていた。しかもただの死霊魔術では無いようだ。討伐したモンスターを喚び出せるようだ。
「……死霊魔術を使えるようになった、って言ったらどうする?」
俺のその一言でリムルは気づいたようだ。
まさか……と言いながら俺を見つめている。
「ああ、そのまさかだ。そこで名案があるんだが……リッチを喚び出そうと思う」
感想でフラグがないんじゃない?とアドバイスを受け、確かにそうだなと思ったので
事情聴取をバッサリカットしましたが、
お許しください。
これで2章の半分行きました。
次からフラグをなるべく出すつもりです。
よろしくお願いします。
【最後に】
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