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銀髪の殺人鬼(シリアルキラー)   作者: もときち
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シリアルキラーの誕生05

長い間時間が経ってしまったわね。

でもけして今回の騒動とは何の関係もないわ。

作者がサボっていただけだから。


期間が空いても私の話は完結するまで書き続けるそうよ?多分。


まあここで何を話しても前回の続きが気になるでしょうから、話してあげる。

第二刻「異変」



それから私は2年くらい眠ってたらしい。


というのも、私が眠って1週間位のうちに兄が魔王に勝ち新しい魔王になった。


その後私を迎えに来て事が発覚したらしい。


2年くらいというのは後に聞くんだけどね、兄が調べた所、村全体で危険な身体強化薬を作っていたみたいで、初めての魔界人を実験台にした例が丁度よく来た私みたい。


嫌な話、狂者ってだいたい誰でも良かったとか言うよね、、


これが後にこんな殺人鬼に成り果てた第一歩よ。


そんなのにはなりたくなかった……。


本当に、なりたくなんかなかった。


じゃあ、ざっくり起きた所から軽く話してあげる……。








目が覚めるとそこには知らない男が立っていた。白いマントに深くフードを被っていて隠れた眼で私を見ているようだ。


「あ、おきたかい。具合はどう?」


薄く目を開き状況を整理する。


確かあの男に薬を盛られて倒れたんだっけ。


頭が痛い、まだ、周りがぐるぐる回っている様に感じる。


視界は徐々に元に戻り、目の前に立っている男の姿が映る。


「おじさん、、誰?」


「私は君の医者だ、お兄さんに頼まれて来たんだ、」


お兄さん?……まさか兄が来てくれたのか、でもその時の私はかなり衰弱しきっていて、考えることすら苦だった。


だけど続けて男の口から出た言葉で私ははっきりと目が覚めた


「そうそう、君のお兄さんは魔王に勝ったんだ。」


「……えっ?」


その第一声とともに沈黙が続いた。


そしてまた男は口を開く


「そしてここは魔王の城、」



はてさてどうしたものか、状況を整理しようと頭に手をあて考えようとして、伸びた髪をそっと下に撫でおろすと……


髪の毛が真っ白だった。



またしばらく固まるしかできなかった。薬のせいでこうも老けてしまったのかと思うと死にたくなった。


もうすぐ13歳を迎えるというのにこれからどう生きていけばいい?


「えっと、大丈夫かい?」


「いや……全然。」


それからその白い格好の男に兄がその後どう言うことをしたのか聞いた。


「君のお兄さん、新魔王は大きなルールを作ったんだ。」


詳しい話はよく覚えて居ないのだけれど、兄が魔王になったとことで、荒れ放題だった状況を兄が言っていた通り安泰にできたのだ。


今では天界との交流も始めて居るところで、日々進展しているらしい。


でも今は兄の顔が見たい。長年眠り続けていた身体をゆっくり動かして上体を起こす。


「あの、、、お兄ちゃんは、?」


「あぁ、確か天界との会議中だったはず、だから今は治療に専念しないと、これから私の施設に連れていくけど、良いかい?」


でも兄の顔が一目見たい私は拒んだ、


「嫌っ、お兄ちゃんに合わせて?それから行くからっ、」


だが男は動じず、私の手首を掴み引き寄せた。


「ためだ、完全に治して元気になって、お兄さんに会いに行こう、ねっ?」


すると突然部屋の扉が開く。



ガチャッ!


「テイルっ!」


扉の向こうから現れ私を呼んだのは、確かに兄だった。


もう会えないと思っていた。今まで眠っていた血が全身に勢いよく巡って来るのを実感し、瞳からは涙が溢れた。


これこそ感動の再会というものだったと思う。


だが兄の眼光は鈍く輝き医者を睨みつけた。


「お前、、何者だ、」


「くそっ!」


私は再び凍りついた、男は私をの腕を強く握り締め、目の前に光を放った。


魔法の何かだろう、瞬きする暇もなく私は暗い独房の中に居た。


余りにも一瞬の事だった。これが幼く何も知らない素直な私が兄と最後に顔を合わせた瞬間だった……。



長い間空けてしまい大変申し訳ありませんでした。


やっと続きが書けましたーっ。


これからはもっとペース良く投稿できるよう努めていこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



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