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銀髪の殺人鬼(シリアルキラー)   作者: もときち
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シリアルキラーの誕生02

なに……。


魔界について聞きたいって?まぁいいけど、単純だから大まかにしか説明できないわ。


まず世界は大きくわけて、人間界、天界、魔界に分けられていて、人間界は言うまでもなく貴方の住んでいる世界。


魔界は、人間の死後天界の裁判で地獄行きになった人間が行く所、でも魔界が地獄じゃなくて、地獄へ繋ぐための道みたいなもの。

そして最も重要な役割は、地獄の管理。


だから魔界を歩かせ、震えさせながら悔い改める決心をさせる場所。


かなー、じゃあ、話戻すよ。




私が疎開したのは、どこが遠い山の下にある小さな民家だった。


家も二十軒近くしか建っていなくて、静かな場所だった。


皆平等に畑を持っているらしく、家畜をやっている所もあった。


そこで皆は採れた作物を分け合って生活しているみたいで、だからお金はあまり必要ないらしい。


私を預かる事になった親戚は夫婦で薬屋をやっていて、畑で薬草を育てる所からしている。兄からはとても親切な人だと聞いていた。


夫の方は結構腕の立つ医者でもあって、周りからは信頼を受けているらしい。


ふふっ、思えばこいつが私を殺人鬼へと開花させた種だ。殺してやりたい…


……ごめん、話戻すね、

ええと、、


その夫は表向きは確かに優しく誰にでも信頼され夫婦仲も悪くなく、周りの人から見れば憧れの存在だった様だ。


私もはじめはその親戚にとても優しくしてもらっていた。…そう、はじめはね………






兄とは町外れの駅で別れた、正直離れたくなかった。


でもこの戦争の元は兄、このままだと私が危ない事もわかっていた。


だけど本当に怖いのは、もしこの戦争で兄が負ければ、家族は私しか残らなくなる。


……そうして独りぼっちになるのが何よりも怖かった…


でも仕方ない、これは兄が始めたこと、だから私はおとなしく疎開先へ向かう事にした。


汽車に乗る私を見つめる兄に振り返る気は無かった、これが最後だろうとしても。心配させたくないから……


目的地に付き、降りると黙って私は教えてくれた通りの住所に向かった。


読んでいただきありがとうございます。


次回はできるだけはやく投稿します故、待ちくださいませ。

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