表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

事故はこわい

 俺は、浜口洸太。

 36歳。

 未婚。

 至って普通のサラリーマンだ。

 証券会社に務めてる。

 家に帰って「ただいまー」と言っても誰も答えてくれない。

 上司からは、罵声を浴びせられることもしばしば。

 ローンの返済にも追われてる。

 働き方改革のせいで、残業が出来なく、年収は300万円程度。

 そんな俺、毎日が平凡で孤独な俺の日常が180度変わる日が来るとは夢にも思っていなかった。

 俺は、その日軽自動車で家に帰ろうとしていた。

 その日は、10年に一度と言われる程のの豪雨で、バンパーを最大の速さにしても前が見えないくらいだった。

 そんな時だった。俺が交差点を4、50キロくらい出して右折しようとした時、対向車の存在に気が付かず、激しく衝突してしまったのだ。

 俺は、車に身体を打ち付けた。その日は何故か、シートベルトをするのを忘れていた。また、横からの衝突だったのでエアバックが作動しなかったのだ。

 それだけだったら怪我で済んだかもしれない。

 だが、エンジンオイルが漏れだしそれに俺のタバコの吸い殻が引火してしまったのだ。それが致命傷となった。衝突の衝撃でドアは凹み、開かなくなった。

 車内から出ることも出来ずにそのまま俺は息絶えた。

 その、豪雨のお陰で火が燃え広がったり周りに被害が及ぶことがなかったのは、不幸中の幸いかも知れない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ