メイアの実力
お久しぶりです!光輝くニワトリです!
長らく時間を開けてしまいすいませんでした!ちょっとまだ時間を取りにくいので更新はちょいちょいになってしまいますが、気長にお待ちいただけると幸いです!コケー!
「フ、フハハハハ!今のお前に何が出来る!?ただ精神だけの存在となったお前に!」
そ、そうか…こいつの設定じゃ俺は身体を奪われ精神だけの存在になった事になってんのか…
「精神だけとなったからといって舐めるなよ?貴様を打ち倒し、我が眷属の元へ帰るのだ!」
「ほぅ?お前の眷属というのはこいつらの事か?」
デルタが親指を立てて横に向ける。その方向に四角い線が走り、突然映像が映った。
っ!?あれはみんな?しかも景色が牢屋の中だ、助けに来てくれたんだろうか?
『おい海斗!戻って来い!』
『海斗君!正気に戻って!』
『海斗を…返して。』
『嘘でしょ…乗っ取られたとか笑えないんだけど…』
……………………?なんでみんなはデルタと同じこと言ってんだ?
そもそもあの映像は本物なのか、ただの妄想でしか無いのか、みんなの言っていることが本当なのか?
え?まさかデルタって真面目に悪魔?
え?俺の身体乗っ取られてんの?
え?俺今恥ずかしい事口にしてなかったっけ?
「……………デルタ!お前をぶっ倒してやる!」
「ん?先程と口調が違くーー」
「うるぅせぇぇぇぇ!黙ってやられろ!クソ悪魔が!」
殴りかかった。だがデルタはフワリと飛び、俺の拳を容易く避ける。
「フハハハハ無駄だよ、私にお前の拳など当たりはしない。大人しくそこで眷属がやられる様を見ているが良い!」
手が届かない、これでは奴を殴ることが出来ない…
まずい…まずいぞ…このままじゃ俺の身体が危険だ!
尚もジャンプを続ける、時折震脚で跳び上がっているのだがそれよりも高く飛ばれてしまって手が届かない。
遂にはデルタが消えてしまう。
映像には戦いが始まる様子が映し出されていた。
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メイア視点
あのアホ…何身体を乗っ取られてやがる…
オレは苛ついていた、海斗の身体を奪ったという悪魔デルタに、何よりも容易く身体を奪われた海斗にだ。
「フハハハハ!今この身体の持ち主が喚いているぞ!煩くて叶わないからな、お前達を殺して黙らせるとしよう。」
「容易く言ってくれるな?舐めんなよ?」
「そうだそうだ!僕を舐めるな!舐めるなら女の子にしろ!男に舐められても嬉しくなーー」
拳骨一発、頭から煙を出して地面とキスをする事となった翔太を横目に構えを取る。いつアイツが襲いかかってきても良いようにだ。
「戦う準備はできたかな?それではゆくぞ!」
「三人とも下がってろ!オレ1人で充分だ!」
「メイア頼んだわよ!」
「1人じゃ危険、私も。」
「邪魔になる!下がってろ!」
「サーラ下がって!メイアに任せるべきよ!」
「でも………ん、分かった。頑張って。」
「おう!任せろ!」
「1人で充分か…貴様こそ私を舐めるなよ!死ねぇい!」
奴はその右手に嵌めた禍々しい籠手を前に突き出し突っ込んでくる。
横目で三人が下がった事を確認し、オレも奴に突っ込もうとして、横に跳ぶ。超直感が危険を察知したからだ。
ドゴォン!
案の定、さっきまでオレの居た場所には紫色の巨大な手が伸びてきて地面を抉った。腕は奴の籠手から伸びている。どうやらあの籠手には妙な力がある様だ。
「っ!?まさか今のを避けられるとは…面白い、少しはやるようだな。」
「そりゃどうも。テメェは思ったより弱いな。」
「何?避けられた程度で調子に乗るなよ?この野蛮人がぁ!」
ヒュッと音がする、奴の籠手から伸びた腕が壁を切り裂いて壁に傷跡をつけた。これで牢の檻も切り裂いたんだろうな。
つーか誰が野蛮人だ!?この野郎調子に乗りやがって…ブチのめす!
怒りを込めて、もう一度奴に突っ込んでいった。
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海斗視点
悪魔デルタとメイアねぇさんの戦いが始まって早5分、戦況は一方的な展開を見せていた。
『オラァァァァァ!!』
『ぐぼぉぉ!?』
デルタは壁に叩けつけられる。そこにメイアねぇさんが追撃をかけるも咄嗟に横に跳んでなんとか蹴りを躱した。
『な、なんなんだ貴様は!?どうなっている!?何故攻撃が当たらない!?』
『感。』
『感?感だと!?ふざけるなふざけるなフザケルナ!そんなもので私の攻撃が当たらないだと!あり得ないだろう!?』
『あり得るからこんな状況になってんだろ?』
『メイア凄い…』
『ひゃ〜、僕等必要ないね。』
『こ、このぉぉぉ!死ねぇぇぇ!!』
デルタが腕を伸ばしてメイアねぇさんを狙うがメイアねぇさんはそれを紙一重で躱す、それを読んでいたのか腕の指の一本がまたも伸びてメイアねぇさんを襲う。メイアねぇさんはそれも躱し俺の懐に飛び込み、そして発衝で俺の身体を吹き飛ばした。
メイアねぇさん、彼女は強い。俺よりも長く衝操流を学んでいるという事もあるが、何よりも恐ろしい彼女の武器はその異能と女性特有のしなやかさにある。
しなやかさは戦いにおいて大切な要素だ。しなやかとは関節の可動範囲が広いという事、そして関節の可動範囲が広ければ多くの場面に対応できる。
例えば今のようにデルタの腕を躱した動きは男であれば関節が動かなくなって刺し殺されていただろう。
そしてその異能も彼女の武器であるしなやかさを生かしきる。 相手のどんな攻撃も超直感で読み切り、しなやかに攻撃を躱して相手に攻撃を加える。その結果、彼女は対人戦の一対一において無敵に近い実力を発揮するのだ。
もしも彼女に勝ちたいのなら、広範囲攻撃か、彼女の反応が間に合わない速度で攻撃するかしか無いだろう、そしてデルタにはその手段が無かった。
決着がついた。
デルタは地面に倒れ伏し、メイアねぇさんがそれを見下ろしている。誰が見てもどちらが勝者か分かった。
『ぐぅ!?はぁっはぁっ、くそっ!覚えておけよ…いつか必ず貴様を殺す!』
『お前なんかに出来るのか?オレに傷一つつける事も出来なかったお前に。』
『〜〜〜〜っ!!』
デルタはメイアねぇさんに何もいう事が出来ずにただ睨みつけて、力を抜く。その後俺の元へと現れた。
「いいか、私は奴を殺すまでは諦めんぞ!今回は引いてやる!」
そう言ってもう一度消える。
同時に身体の節々が痛み出した。至る所を殴られた様な痛みだ、思わず声が漏れる。
「痛っつ…なんだ突然…」
「目ぇ覚めたか、海斗。」
「海斗君!心配したじゃない!」
「ん、無事で何より。」
「ボッコボコだね海斗。」
この声は…みんな!そうか、この痛みは身体が戻ってきたからか。
「悪りぃ、迷惑かけたな。」
俺は全身ボロボロという代償を払ってようやく身体を取り戻したのだった。
初期の方の投稿を僅かに修正しました!ちょっとは読みやすくなっていると思います!コケー!




