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最速最強生物G  作者: G
4/7

最悪の旅路1

ステータスの

力 とか魔 とはとあるゲームにかなり影響されています。

ゴバ王国の外壁を抜けるとそこには幅10m程の道があった。両脇には鬱蒼と生い茂る森。

マップで確認して分かっていたことだが、道があって本当によかった。

道が無ければこの森を中で迷子になってしまっていただろう。

そして道があると言うことは他国との交流もあったということ。この道の先の国に行けばゴバ王国の謎もわかるだろう。


道を歩くこと数時間。

別段急ぐ旅でもない。食料もゴバ王国で盗んだので十分ある。そこまで苦労せずに次の国にいけるだろ。

こーゆーのを世間一般的にフラグと言うのだけれど俺はすっかり忘れていた。


不意に嫌な予感がした。このままここにいたら間違いなくヤバイことになる。なんの根拠もないのに俺の直感がそうつげる。


急いで近くにある森の木の中に身を潜める。

<メッセージ>

「パッシブスキル野生の勘を習得しました。」

「パッシブスキル潜伏を習得しました。」


どこからともなくそんな無機質な声が頭の中に響いてきた。スキル獲得も嬉しいが今はこの悪寒の正体だ。


数分後、道の中央を1匹の虎が歩いてきた。

体長およそ10m。

ハハッ流石異世界。虎1匹の格が違うぜ!!

(あまりの恐怖に混乱しています)

真っ白の毛皮に発達した牙が2本、獲物を探すもようなギラギラした目つき。

するとその虎の上にうっすらと文字が浮かんできた。あぁこれが鑑定のスキルか。どれどれ


________________________________________


<ステータス>

ー名前ー無し Lv36


ー種族ー ホワイトタイガー


HP 91/95

MP 32/40

力 75

魔 20

耐 52

速 63

運 15


ースキルー

レベル差がありすぎるため見れません


ー魔法ー

レベル差がありすぎるため見れません


ー称号ー

レベル差がありすぎるため見れません


________________________________________


つ、強すぎる……

なんだあの森の覇者みたいなステータスは。

これは逃げるべきか?このまま隠れるべきか?

よし!逃げよう!!森の奥に入ってもマップがあるからまたこの道には戻ってこれる。

隠れていて見つかったら瞬殺だぞあんなん!!

てことで距離がある内のトンズラだあばよー


森の中をなるべく音を立たないように、素早く駆ける

<メッセージ>

「パッシブスキル逃走を習得しました。」


お!少し足が速くなった気がする!!


ある程度道から離れたら全力疾走!

あんな化け物とは少しても早く離れたい!!


ハァハァ、、、くそ!!なんだよあいつ強すぎるだろ!!

にしてもあんな化け物に初っ端から出会うとは。

てか、俺やっぱ弱いじゃねーかよ!!誰だよ最強生物とか言った奴!!

にしても疲れた、少し休もう。

所持品から水を取り出してひと口飲む。

そういえば新しく手に入れたスキル確認しておくか。


"野生の勘 Lv1

身の危険が直感的にわかるようになる。"


"潜伏 Lv1

身を潜めるときより見つかりにくくなる。"


"逃走 Lv1

敵から逃げる際に速に補正がかかる。"


おぉ!なかなか便利なスキル達だ!ただ野生の勘て!!一応人間なんですがね!!俺!!

まぁこれで少しでも生存確率が上がれば儲けもんだな………Zzz





ハッ!しまった!!眠っていた!!

危機を乗り越えて気がゆるゆるだったのか!

にしてもこんな危険な森で寝るとかどんだけ無神経なんだ俺!!どんくらい寝た!体感的には3分くらいか。

あ、しかも不味い。野生の勘がめちゃくちゃヤバイって言ってる。

しかし周りを見渡しても生き物の気配は無い。

取り敢えず、近くの木に登って周りを見てみる。


<メッセージ>

「パッシブスキル木登りを習得しました。」


おかしい、何もいない。

気のせいか?

と思った瞬間、左肩に激痛が走った。

「イデェ!!」

謎の衝撃で木から落ちてしまった。

痛い痛い痛い痛い痛い!!

日本にいた頃には味わったことの無い痛みだ。

肩から生暖かい血が流れ出る。

なんだ!何が起きた!!攻撃!?どこから!?

気配も何も感じなかったぞ!!


木から落ちた衝撃からか思わず嘔吐してしまう。


<メッセージ>

「パッシブスキル落下耐性を習得しました。」


今はそんな悠長なこと言ってる場合じゃねぇよ!

いや、メッセージにキレても意味は無い。

誰の!?どんな攻撃だ!?

肩を見ると穴が空いていてそこから血がドクドクと出ている。

クソ!なんだってだ!


痛みにもがくこと数秒、なんらかの気配が近づいてきた。

やっとの思いで顔を上げるとそこにいたのは3匹の猿。日本の猿よりも大きく、人間と同じくらいのサイズだ。

この猿共か!俺を攻撃しやがったのは!!


________________________________________


ー名前ーなし Lv6


ー種族ー フォレストモンキー


HP 25/25

MP 10/16

力 7

魔 9

耐 6

速 9

運 2


ースキルー


・パッシブスキル

連携Lv3

潜伏Lv4

逃走Lv2

待ち伏せLv2

野生の勘Lv2


・アクティブスキル

索敵Lv2

遠視Lv1


ー魔法ー

水魔法Lv3

(シャワー、ウォーターボール、ウォーターバレット)

ー称号ー

森の暗殺者


________________________________________


やられた!潜伏スキルが高い!!道理で見たからないはずだ!


クソ!どうする!!3匹は俺を確実に殺す為か5m程のまで近づいてきている!


木から落ちた衝撃からか全身が痛く立ち上がることすらできない!!


猿共も顔がはっきりと見える距離に来た、3匹とも獲物を追い詰めたというよりなんとも不愉快そうな顔をしている。

俺の不快感のスキルのせいか?

畜生!猿にまでこんな顔をされるなんて最悪なんですけど!!


いやそんなこと言ってる場合じゃねぇ!

てか、これもう無理だろ!!

猿3匹の内1匹が嫌そうに手をこちらに向ける。

さっきの攻撃はスキルには無かったし水魔法なんだろうな。


せっかく異世界に転生したのにこんなに早くまた死ぬのか。しかもゴキブリとのハーフで。


まぁ元からオマケみたいな命だし。もうどうでもいいか。


猿の手に少しづつ水が集まっている。

おそらくウォーターバレットだ。


あぁ、結局また童貞卒業できなかったな……




森の中にパチュンッという音が響き、クロイ ゴキは動かなくなった。

分かっていると思いますがまだまだ続きますよー!

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