理解者と裏切者 4.1
【血線術師】
ジョブ―特殊―レアリティ:エピック
概要――全ての魔法の祖である「血線術」を行使する事ができる唯一無二のジョブ。
現在のジョブ人口は僅か四人
遠い昔。
まだ人が魔法さえも使えなかった時代。
獣人達との戦争に敗れ続けていた人類は、絶滅の危機に瀕していました。
追い詰められた人間たちは、古の封印を解き、歳老いた一体の魔物を目覚めさせました。
其の名は「イベルガン」
「導く者、イベルガン」
人類はその赤竜と、血の契約を結びました。
そして誕生したのが血線術師。
その身にイベルガンの血を流した、特殊な人間です。
彼ら二千人の血線術師は、その背に赤竜の紋章を掲げ、「角の女王」に挑み、見事その首を討ち取りました。
女王を失った獣人達は直ぐに統率を失い、やがて散り散りになり、駆逐されていきました。
戦争が終わり、役目を全うした血線術師達は。
半数はイベルガン引き連れられ、時の隙間へ。
半数は人間の世界に残り、ごく普通の人間として振る舞いました。
そして長い年月がたち、血線術師達に流れていたイベルガンの血は、人間種との交配が進むことによって薄まり、やがては掻き消えていきました。
ですが、それを拒む者たちもいました。
魔の力に魅入られた者、血の渇望者。
彼らは赤竜の血を守るべく、いくつもの禁忌を犯し、いくつもの禍を撒き、その血脈を保ち続けました。
平和の時代になって尚、強大な力を持ち続ける血線術師。
それは忌避すべき人間でありながら。
「英雄」や「救世主」でも足り得ました。
だれもが彼らを憎みながら
だれもが彼らを求めていました




