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プロローグ

  ボッチ歴十数年…幼稚園の頃は友達が居た気がするが、小学校に上がると遊ぶ友達が居なくなった、別に周りの子供が幼稚園見えたわけではない。

 そんな俺はVRMMOで友達を作るという一大決心をした。

 たくさんの人がプレイするであろうこのゲームならどんなにボッチな俺でも流石に友達ができるであろうと期待を込めてだ。


『遂にこの日が来たか……』

 もし専用のハードが必要ならものすごい倍率で入手困難だっただろうな、などと思いつつ技術の進歩に感謝しながら、早速VRマシーンを起動した。

『これからキャラメイクを始めます』

 そう機械的なアナウンスが流れた後、大量の項目が目の前に現れた。

 どうやら現実の身体をベースに多くの部分を少しずつ変えられるようだ。

 俺はリアルがバレて困ることも無いし何よりも早くプレイしたかったので現実そのままの容姿……つまり黒髪の冴えない顔でキャラメイクを終えた。

『これでキャラメイクを終了しますよろしいですか?』

 迷わずYESを選択し次へ進んだ。

『次に職業とスキルを選択してください』

 そこにはずらっと並ぶ多くの職業とスキルがあった。

 この中から目当てのものを探すのは、大変そうだと考えていたら、検索ウィンドウを見つけた。

 俺はそこに魔法と打ち込んだ。

 そしてその中から水魔法と闇魔法を選択した。

『これで夢の魔法使いになれる』

 夢が叶う喜びから思わずそう口に出してしまいつつ残りのスキルを選ぶことにした。

 魔法以外は何も考えてなかったため悩んでしまった。

 魔法の数を増やしたりステータスUP系のスキルを取るという選択肢があったが、複数の魔法のスキル上げやステータスUP系スキルでどのくらいステータスが増えるのかなどわからないことが多く怖かった。

 とりあえず便利そうな隠密だけ取得し残りはプレイ中に欲しくなってから取得することにした。

 そして最もスキル適性が高い職が表示されるのでそれを選び、YESを選択した。

 もちろんこの時に適性職以外を選ぶことも出来るがそんな修羅プレイはしない。

『本当にこれでいいですか?』

 もう一度選択画面が表示されたので煩わしく思いつつもYESを選択した

『最後にあなたの名前を教えてください』

本名《御門(みかど)雷漸(らいぜん)》から、名字の部分を取りミカドと入力し夢の仮想世界へと旅立った

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