表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

極めて下品な短編置き場

右巻き頭と左巻き頭

作者: 木津さつき

「みんな平等? そんな綺麗ごと吐き気がするぜ」


右巻き頭が左巻き頭に言った。

左巻き頭はその言葉に怒りをあらわにして言い返す。


「この拝金主義者め! これ以上貧富の差を広げてどうする!」


負けじと右巻き頭も応戦する。

彼らの口論は激化していった。


「平和ボケがッ そんな甘い考えで生き残れる世界じゃないんだよ!

戦争が起きたらどうする? 話し合いで解決できると思うか?

バッカじゃねぇの!? 勝者はいつだって一人!

たった一人しか生まれないんだよ!」


「二人生まれることだってあるだろうが!

競争社会を超えた共生社会を実現したいとは思わないのか!

資本主義者どもが作った"兵器"でどれだけの命の可能性が絶たれたと思っているんだ!」


「バカスカバカスカ勝者が生まれたら世界の経済バランスが崩壊するだろうが!

そんなことも分からないのか!

身を守るためには兵器が必要なんだよ!」


彼らは自衛の話をはじめた。

彼らが語る"兵器"とは人類史上最悪の兵器であり、多大な命の可能性を絶ってきた。

それは戦車よりも、爆弾よりも、毒ガス兵器よりも小型で量産できるものであり、

核よりも、細菌兵器よりも低コストで殺傷能力が高いものだった――


「お前らいつまでコンドームの話をしてる?

はやく仲なおりしろよ、仲直れ!」


オッサンが二人の喧嘩の仲裁に入る。

右巻き頭と左き頭は声をそろえて言った。


「な、中折れだぁ? まだそんな老けてねーよ!」


思想闘争の話とは微塵も関係ないチンポとコンドームのお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

文中に紛らわしい表現があったので、一部訂正をさせて下さい。

タイトルにもある頭、というのは亀頭のことでございます。

冒頭のみんな平等、というのは一夫多妻制のことでございます。

戦争、というのは受精のことでございます。

命、というのは精子のことでございます。

勝者、とは赤ちゃんのことでございます。

それから彼らの語る"兵器"とはドラックストアで100円で売っているコンドームのことであり、彼らが熱心に議論していた自衛の話とはエイズなどの性病から身を守るための議論であり、すごく真面目で真剣な内容でございました。

また、産みすぎによる経済の崩壊という、発展途上国が抱える問題にも彼らは真剣に考えていました。

日本人にも彼らを見習って、真剣に考えて欲しいものです。

少子高齢化社会を食い止めるにはセックスしまくるしかないんです!

皆さん、頑張りましょう!


木津さつきでした!


では最後に一つ、なぞかけで締めさせていただきます。


整いました!

資本主義と社会主義とかけまして、男の子の大事なところと解きます。

その心は?


右巻きの人もいれば左巻きの人もいる、

右向きの人もいれば左向きの人もいる、

その最終的な目的は、その"種"を植え付けることです。


おあとがよろしいようで

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] さつきさんは飛んでて面白いですねぇwwww 今回はマジメなお話かな? 下ネタじゃないのかな? と思ったらやっぱり下ネタだぁー! と安心しました。 私はやっぱりNSが好きなので左巻きに勝…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ