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あたしの知り合い?

「とと、と、とりあえず!会計だけ済ませて、さっさっと片付けよう!」


いつまでも客を待たせるわけにはいかないので、客の男性に特上薬草を売り


無事?会計まで済ませ、おっさんに言われた通り笑顔で客をおくりだきた


「ありがとうございました!………………あー…もう…どうしよこれ…」


派手に飛び散ったガラスの破片、中に何が入っていたか分からないが青い液体が回りに飛び散っている。


「はぁ…散々だなぁ…」


ぶつぶつ言いながら片付け始めた



その後、おっさんに気づかれることなく何とか片付けることに成功したあたしは、その後特にトラブルも無く1日を終えることができた


「ふー!お疲れさま!!」


「おう、お疲れさん。」


結局今日は1日中馬車の中で何か作業をしていたおっさんは、余程疲れているのかすぐ寝てしまった。


…少しぐらい誉めてくれてもいいのに


「さて!酒場でも行こうかな!」


あの日以来、なんとなくあの酒場に行き続けている


けっして食い逃げのためではない


そもそも、あたしたちがテントを張っている場所と、お店まで徒歩2~3分ととても近い場所にあって以外に料理も美味しい


「マスターこんばんはー!」


「おう!嬢ちゃんいらっしゃい!」


今日もあたしはいつも座っているマスターの前の席に座ることにした


マスターの前の席はあたしの特等席なのだ!(ただ、皆が座りたがらないから空いてるだけだが)


まだ4回目だが、酒場の常連さんと話したり、マスターと話したりする。

それに、あたしみたいな年齢の人は誰一人として見かけないので、それだけでも話の話題になるのだ!


「マスター!聞いてよ!あたしちゃんと店番できたんだよ!」


「ほぉ!数日前の食い逃げ嬢ちゃんが、ちゃんと店番か!はっは!いやー頑張ったな!」


マスターはいつもの通り笑いながら、しゃべった


「でしょー!でもおっさんなにも言ってくれずに寝ちゃったんだから!」


マスターは急に不思議そうな顔になり


「んん?コールがこんなに早く寝る…?…あぁそうか。明日あれがあったな!」


「ん?あれってなーに?」


「ん?コールに何も聞いてないのか?明日はなぁ…おっと、いらっしゃい!」


「ねえ?となり座っていい?」


「え?」


急に後ろから聞こえた声に振り向き、いたのは中性的な顔立ちであたしと背が変わらないくらいで銀髪…というか白に近いような色の髪で、この世界では珍しい黒目をしていた


「ど、どうぞ。」


「オレンジジュース頂戴。」


「毎度ー!」


…んーいくらあたしが人懐っこいからって、急にとなりに座られたら困るんだけど…


と、とりあえず、何か話さなきゃ!



「えっと…あんたってなにしてんの?」


「…僕はここ辺りを旅してる。たまたまこの町のこの酒場をみつけたから来ただけ。」


「へぇ…この御時世に旅か!お前さんスゴいな!」

「なんか冒険みたいでかっこいい!でもなんで旅してるの?」


「どうしても会いたい人が5人…いや、6人いる。その人に会うために勉強をかねて。」


「…ところでさ、君…僕とどこかであったこと無い?」


今までこちらに見向きもせず話していたのに、急にこちらを向き話しかけてきた。その顔にはもちろんのことだが見覚えはない


「んー…人違いじゃないの?」


「他人の空似かな?僕としたことが見間違えるとはとんだ失態だ。ま、シルフィアがこんなド田舎の町にいるわけないか。」


…え?


この人あたしのことを知っている??


「シルフィア?…んーなんだか聞いたことがあるような、無いような…」


「マスター!この国の王女様の名前くれぇ覚えとけよ!」

「まぁ、表に出てくることはねぇらしいけどな!」


話を聞いていた、常連客の二人が笑いながら話に混じってきた


「まぁ、王女様ってくれぇだから可愛いらしい衣装に身をまとい可愛らしい顔なんだろうな…」


「はっは!トースト!ロリコンはほどほどにしとけよ!」


「ちげぇよ!俺はなぁ!子どもが好きなだけだよ!」


「おま!それだから、ロリコンって言われるんだろ!」



マスターは笑いながら二人のもとへ歩いていった


「んー…君は似てるね。」


そりゃ本人ですもん…


「でも、何か違う…外面かな?」


外面?服装のことかな?…まぁ、あたしは知らない人だから不用意に名前を明かすことなんてできない


「君…何て名前?」


「普通自分から名乗るもんでしょ。」


「…………」


一瞬驚いたような顔になったかと思ったらじっとこちらを無言で見つめてきた


「え?ど、どうしたの?」


「ふふ…なんでもない。ただ昔にも似たようなことを言われたから。」


「昔?」


「まぁね、じゃ僕はここらで失礼するよ。」


そう言い席を立ち、出口の方に歩き出した



「ちょ!?あんた名前は!?」


唇に指をあて、少し考えたようなそぶりをみせ


「僕に名前なんて無い。んーそうだな、強いて言うならただの歴史の語り手さ。…じゃあまた会おうね…シルフィアちゃん。」


「…え?ちょ、ちょっと!?」


一瞬全ての音が消えたようにも感じた


「…!!」


頭が痛い!!


突然頭に激痛が走りあたしは何も考えることができなかった。そしてそのまま、床に倒れこんでしまった…



『ねぇ、友達になろうよ?』



あたしが忘れてること…?





とりあえず、この話の主要メンバーを全員出しきりましたw


一応最終話までのだいたいの構想はできましたが、このままいくと途中で商売がたいして関係ないじゃん!…って状態になる可能性大です(^-^;


ま、まぁ…ずれるのは終盤だから問題ないよね…w(蹴


今回出した銀髪の子にたまにこの世界の歴史でも語ってもらおうかな…




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