表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/13

また、あの時のように…

「…おっさんいる?」


営業は終わってるからか灯りはついてなく、ただ暗闇だけで何も見えない。


まぁ…こんな時間まで寝てたあたしが悪いんだけどね


あたしが言わなきゃいけないこと…


謝罪?御礼?それとも…



「おう…やっときたか。」


テントの奥…おそらく机があるであろう場所から声が聞こえた


「それで…来たと言うことは、言いたいことがあるんだな?」


「あ、え、えと…うん…」


「あるならいい、とりあえず馬車に移動しよう。ここじゃ暗すぎる。」


一旦外に出て、馬車のなかに移動した。


馬車のなかはランプが淡い光りで照らされており、お互いの顔が見える程度の灯りだった。


「とりあえずごめん…迷惑かけちゃった…でも、でもね、あたし…昨日のこと…なんで叩かれたがまだ分からなかった…今も分からないの…」


「ほぅ…」


「で、でも!おっさんについていけばわかる気がするの!だ…だから…!」


連れてって…


そう言いたかった


でも、声には出せなかった


だって、分かんないもん…今まであたしが過ごした常識はなんなのか…なんでおっさんに怒られたのか…本当に連れてってなんか言っていいのか…もう何にも分かんないもん…分かんないよ…


「おいおい…また嘘泣きか?勘弁してくれよ…俺が泣かしたみたいじゃねえか…」


「…え?」


あれ?あたし…なんで泣いてるの…?


おっさんなんか、まだあって2、3日の付き合いだよ?でも、離れてたとき寂しかったのってなんでだろ…?そして…なんで、こんなに連れてってもらいたいんだろ?



『シルフィア王女様、夕食の御用意ができましたので、大広間までお越しください。』


お城での毎日は…


『シルフィア王女様!お上手です!もしかしたら、国一の剣士になれるかもしれませんね!』


楽しかった…


『申し訳ございません!直ちにお洋服を取り替えてきます!』


でも、でも、でも、でも、でも、でも、でも!


…そうかあたし


『起きろってんだろーが!』


自分を叱ってくれる人なんかいなかったんだ


『シルフィー!お前はさぁ…ろくに店番もできねぇのか!?』


自分を同じ人間として同等にみてくれる人が…


『ん?あぁうちで働け。』


「コール…会ったときもこんな感じにあたし泣いてたよね…」


「おいおいどうした急に名前なんかよんで気持ちわりいな…」


「あの時は、嘘泣きだったけど今は気づいたら泣いてたの…ねぇ…もし、もしだよ…あたし、これから少しずつ頑張るから…ついていきたいって言ったら…また、あの時のように受け入れてくれる?」


自分がどんな顔をしてるか、分からないけど多分涙で酷い顔だったと思う。


「…お前の言いたいことはわかった…だけどなぁ…」


おっさんは悩んでるかのように腕を組み、何か考えてるようだ。


「…いいだろ、でも、1つ条件がある。それが守れるなら、またうちで働け。」


「…え?…いいの?」


「…まぁ、また同じようなことがあれば今度こそ追い出すからな。」


「ありがとうおっさん!これからあたし良い子になるもん!」


あたしは思わずおっさんに抱きついた


「おい抱きたくな!…たく…俺はお前の保護者じゃねぇってのに…」


「いいじゃん!ところでさ!条件って何?」


「ん?あ、あぁ、まぁ大したことじゃねえんだが、お前の積極態度が、明らかに見下してるつーか…バカにしてるって感じで…」


「大丈夫!言葉遣いならなんとかなる!」


「いや…ちょいとお前の過去について聞かなきゃなぁ…と思ってな。まぁ簡単に教えてくれ。」


…え?…………どうしよ。




実は王族でした!…なんて



…絶対言えない



んー…なんか…んー、もし書き直したらすいません


一度話をずらしたらなかなか商売までいかない…



あ、あとちょいとアンケートしてみようかと思いますのでよければ協力お願いしますω・ゞ


活動報告の一番上にあるので回答していただけると助かります(*´ω`*)


もし期限内にコメントが無ければ、アンケートの存在自体を闇の中に葬り去りますw


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ