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会計?あたしにまっかせなさーい!

働く…?


「働く…って?まさかあんた!あたしの体目的!?」


「イヤイヤ。んな分けないだろ。そんな幼児体型には興味ないわ。」


「むっきー!街に出たときにはあらゆる男性から告白されてたんだからー!!」


怒る私をスルーして男は話を進める


「まぁ、やることは普通の店と変わらん。普通のアルバイト感覚でしてくれりゃいい。そして降りたくなったらいつ降りてもらっても構わん。…あぁ自己紹介が遅れたな、俺はコールっつうもんだ。まぁ見ての通り、街を移動して商いをやってる。」


こんな無情髭を生やしたおっさんが本当に上手く商売を行えているかは分からないが、一応商人らしい…


「私の名前はシル…」


ピクッ…とおっさんの眉が動いたように見えた


…そういえば忘れてた…王族は民衆からあまりいい目で見られてないんだ…ここで本名を明かしたら追い出されちゃうかもしれない


「…私の名前はシルフィー。おっさんよろしく!」


「お、おう。シルフィーよろしくな。それに俺はおっさんじゃねえ、コールだ。」


ふー何とか誤魔化せたはず!


…てか鞄に魔法石が無くても、お金はあるじゃん!


あたしったらうっかりしてたわ!これで帰れるかも!!


「ところでさ!ある程度ならお金あるんだけど…魔法石ってそんなに高いものなの?」


「そりゃ、当たり前だろ。昔魔王がいた頃はな、地上にも魔力が溢れかえってたから500G程度だったんだけどなぁ、魔王が死んで地上界へ流れてくる魔力配給量が減ったからなぁ…今じゃあ相場は1000万Gってとこか?」


「ハァ!?」


私は思わず聞き返してしまった


王族の私でさえ、月のお小遣いが150万Gなのに…この金額を普通に稼ごうと思ったらどれくらいの年月がかかるのやらか…


「1000万Gって!?あんたふざけてるんじゃないの!?」



「イヤイヤ。これくらい常識だと思うぞ?まぁただなぁ…俺に昔のツテがあって、ソイツなら安く譲ってくれると思うからまぁ…200万Gくらい頑張って稼ごうか。」


200万G…今手持ちは50万近くのはずだからなんとかなる…よね…


…とあたしは自問自答してみたり。


そこからおっさんは何か店の準備か分からないが荷物を整理し始めたため二人の会話は途切れた。



そして一時間ほど馬車に揺られフルールの町へとたどり着いた。


フルールは町と言ってもそこまで目立った建物は無いみたい。人口も年々減ってきている荒んだ町で12年前魔王に襲撃された際に勇者御一行に救われた町として有名…ってパパに聞いたことがあるような…。名物は甘いお米で王宮にもたまに届けられてたけどあたしは嫌いだったなぁ…弟は毎日食べてけど。




「さて…それじゃあ売り始めようか…シルフィー!仕事内容は会計、品物の補充。とりあえずこれだけだができるな?」


「当たり前でしょ!あたしにまっかせなさーい!」


「それじゃあ、俺は少し人に会う用があってな…任せたぞ。」


そういうとこちらに背を向けて町の中心部へと立ち去っていった。


さーて!おっさんもいなくなったし、あたしの完璧なまでの商売でおっさんを感服させてやるんだから!


Q.15年間ろくに城から出たことがなく、今まで働かず豪遊していた少女か働けるか?



「お嬢ちゃんこれいくら?」


最初の客はみすぼらしい服装のおばさんだった。


「はぁ…?えーと…どこに書いてるの?」


「え?あんた店番でしょ?しっかりやりなさい!」


「店番じゃないわバイト!」


「同じ事じゃない!あぁもう!コールさんはどうしたの!?」


「えーと…たしかあっちの方に歩いていったわ!」


「あぁもう…お嬢ちゃんとは話が通じないみたいね…コールさんには悪いけど今日はなにも買わないわ。」


「はぁ?あんた!物だけ物色して何も買わないなんてあり得ないてしょ!」


「まぁ!アンタなんて…お客様に使う言葉じゃないでしょ!私はお嬢ちゃんの態度が気にくわないから何も買わないだけよ!」


そういうと、おばさんは立ち去ってしまった。


荒らすだけ荒らして帰るなんて一般常識がないのかしら?



「まったく…下品な客だったわ。」





A.働けるわけ無い






まだキャラが不安定…


8月18日追記

指摘がありましたので、一人称へ修正しました。

ついでに文章も微妙に修正しました。

三人称?が残ってる箇所がありますが、ここは譲れません!w

文章がおかしくて申し訳ない…

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