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真実?

「はぁ…マックスちゃぁん?大じょぉ夫ざますかぁ?」

「…うん。」

「無理しなくても、いいのよぉ。」

「…無理なんてしてない。」

嘘だ。

本当は嫌だ、死にたい、なんで僕なの?

ま、今更こんなこと悩んでも仕方がないんだけどね

でも、今日は久しぶりにお話しができて楽しかったな…

もう、太陽は沈み綺麗な月明かりが外を照らし始め、家まであと100mと近づいたとき急に馬車が止まった。

「なんざますかぁ?」

「っと、すいません。急に馬車の前に人が出てきたもので。」

騎手はそう言うと、馬車から降りて前の方に歩いていった。

…その直後に悲鳴が聞こえた

「ど、どうしたんざますか!?」

お母さんが馬車を降りたので、僕もついていくとそこには一人銀髪の少年?と、倒れた騎手がいた。

「あ、あなた!な、なにしてるざまぁすかぁ??」

「…貴方には用はない。危害は加えたくないんだ、だから黙ってその子を渡してほしい。」

「…え?」




「ねぇおっさん!教えてよ!」

「…てかまてまて。整理するがなんでラピーさんとこに行きてぇんだ?」

「別にいいじゃん!」

「だったら教えねえ。」

「えー!なんでよ!」

すぐ教えてくれると思ってたけど、おっさんは教えてくれなかった。何か適当に理由つけようかと思ったけどおっさんを出し抜けるような名案は思い浮かばなかった。

「マックスの役にたちたいから!と、とにかく教えてよ!」

「二人で待たせてたときに何があったか知らんが、駄目だ。」

「むー…」

あのあとあたしは、マックスの為に何ができるか考えたけどあたしには呪いとか、そういうことは全くの無知。

だからあたしにできるのは暇な時間にマックスの話し相手になること!…だけど、家の場所が分からなければ話にならない…

「ったくよ…行ってなにするんだよ…お前が一方的に話すだけか?一応あちらさんは呪いにかかってほとんど喋れねぇんだからそっとしといてやれよ。」

「む…喋らないって分かってて相手させてたの!?」

「あー悪かったな。呪いのせいで喋りかけても最低限の返事しかできねぇっていい忘れてたわ。まぁ、見守っといてくれれば充分だったんだけどな。」

呪いのせいで最低限の返事しかできない?

そういえば、他にもおかしいことが…

「おっさん…もしかしてなんだけど…」

「あ?どした?」

そんなわけない…そう思いたいけどこれしか考えられない

「マックスって呪いにかかってない?」

「…は?いやかかってるけど?そんな再度確認しなくても…」

「…え?違うって実は魔王なんかに取り憑かれてませんでしたー!とかじゃないの?…って!どこにいくのー!?あたしの頭は正常だよ!」

はぁ…やっぱり違ったのかな?

「この時間は…まだ回診してるかな?」

「だから…いたって正常だって…」

「仕方ねえ…一旦テント片付けるぞ、それから馬車に乗っとけ。」

「だーかーら!正常だって言ってるでしょ!」

「あー了解、了解。詳しい話は馬車で聞いてやるから。」

「むー…」

あたし絶対おかしい人だと思われてるよね…




「あ、あなた!何物ざますか!?」

「うるさい。少し黙って。」

気がついたらママは倒れて、銀髪の人は僕の横にいた。

「それじゃ一緒に行こうか?」

笑顔で僕にそう言ってくるけど、ついていけるわけない…逃げなきゃ!

僕は全速力で前に走った

普段外を走らないからすぐに息が切れてしまい、立ち止まりそうになったけど止まったら何もかもが終わってしまう気がした。

「はぁ…追いかけっこしてほしいの?」

気がつくと右腕が捕まれていた

「あ、あなたは、誰なんですか?」

「魔王に聞いて、ついてるんでしょ?」

まさかこの人…

魔物?

…誰でもいいから助けて

「帰りが遅いと思いましたら家の前で堂々と誘拐ですか。」

気がついたら、もう家の前に着いてた。

家には何人か、見張りの人がいていつもはいないでほしいけど、今は心のそこからいることに感謝したい。

すでに出ていた細身の人の合図で屈強な男達が2人屋敷から出てきた。

「ったく、ガキがこんなことするなよ。一緒に来てもらおうか。」

「3人か…まったく…あまり危害を加えたくないんだがそちらがやる気なら仕方ない。」

「この、狂犬と言われた傭兵ケルベロスの3人を嘗められた たもんだな…」

「まぁ、冥土の土産に名前だけ教えといてやろう、俺はケルベロス技担当ブル!」

「私はケルベロス頭脳担当シュナウザー。」

「そして、力担当シェパード!」

「「「3人揃ってケルベロス!」」」

ださ…



「もう!話聞きなさいよ!」

「冗談だって。…ところでお前いつ気づいた?」

「…え?いや…ってえぇ!?やっぱり呪いなんかかかってないの!?」

やっぱり、あたしの考えはあってたの!?

「なんだ、気づいたわけじゃなかったのか。」

「え…いや、呪いのことに詳しくないから、推測の域をでれてないって言うか…」

「まぁ、二人でいたときのことを聞かせてくれ。」

ー説明中

「なるほど…確かにそりゃ、呪いだとあり得ねぇな。」

「どこか有り得ないの?」

「いやー、呪い状態でも重度な物と軽度な物があるんだが、もし仮に魔王クラスなら重度なものだろ。で、重度になればなるほどかかってるだけでかなりキツいらしい。俺も昔仲間が魔王の…なんだったけな?まぁ、かなり強いやつに取り憑かれて、そのときは雰囲気から全然違うからな。」

「てか、おっさん若いとき何してたのよ…そんなの商人は遭遇しないわよ…」

おっさんは軽く笑い

「まぁ俺も昔はヤンチャしてたんだよ。まぁ、それでだ、あとでその呪われたやつから聞いたんだけど、呪われた直後の意識のある状態ですら声が出せず死ぬほど苦しかったらしい。だからそこまでしゃべれるってことはまず、確実に魔王はとりついてねえ。」

「へー…じゃあ!?」

「あぁ、マックスは治せる。」

「え?だったらなんで今まで??」

「治せるけど治せねえんだよ…それに俺は医者じゃねえ、所詮は商人だ。損してまでする義理はねえ。」

「だ、だったらあたしがお金出すから…」

「…たく、金じゃどうにもならねえこともあんだよ。」

「どういうこと?」

「結局、今までのことは全部推測の域を出てねえんだ。」

「推測って!こんなにもハッキリしてるんだから違うに決まってるじゃん!」

「呪いに詳しくないお前がそう言い切れるか?」

「だ、たって…」

「もし、魔王だから例外だったら?魔王は息を潜めてるけかもしれねえぞ?」

「むー…」

「それにこの事には国のお偉いさん方も絡んでてな、そいつらの許可がねえと指示されたこと以外はできねぇ。」

「指示ってあの薬?」

「あぁ、あの薬は過去に何件も強大な呪いを解いたらしいからな。」

「…もしかして、これで話とおせるかな?」

「あぁ?」

「実は…今日の薬、青い液体じゃなくて、ブルーポーション混ぜたんだけど、マックスは同…」

言い切る前に頭をおっさんに叩かれ

「馬鹿かお前!…あの薬だけで何軒も家が買える代物だぞ!お前にその金が払えるのか!それに、んなもん通るわけ…ん?そうか…駄目元でしてみるか。」

おっさんはニヤニヤと笑みを浮かべていた

「それうと決まればラピーさんとこに行かねえとな、ラピーさんが王宮との連絡用魔法石を1つ持ってたはずだからな。」

ま、まぁ何がなんだか分からないけどマックス…待ってて!普通の生活に戻してあげるからね!



「な、なんで?」

これで、助かると思ったのに、見張りの人たちはあっさり負けてしまった…いや、実力に差がありすぎる

「どうしたの?まだ遊ぶの?」

「ひぃ!ば、化け物ー!!」

「こ、こんなの聞いてねぇよー!」

3人はコケるように走り去っていた。

…登場時に期待してたのが懐かしく感じた

「さて、それじゃあ邪魔者は消えたかな?」

黒い瞳が僕を覗きこんで口元がにやっとしたのが見えた

僕はどうなるんだろ…?

頑張っても3000文字か…

いや、最初は区切りよく終わらせようましたけどそしたら1500文字だったから←少な

1話に5000文字とか10000文字以上で毎日書いてる人マジで尊敬できるわ

さて、終わりがどうなるのやらか←無計画

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