尿道留置カテーテル
お題:純白の妹 制限時間:15分
即興小説のお題で作成したssを投稿させていただきました
「ごめん、いつも取り換えてもらって」
そんな事は恥ずかしくて口に出せない。
いつもこの時間なんだよね。
僕は寝ているふりをして彼女の仕事ぶりを耳で聞いている。
あ、管に手を掛けている。
響くんだ。どうしようもなく。
僕は相変わらず寝たふりを続けながら、震える管を股に挟んでその場を凌ぐ。
明日からは、どう考えても僕より年上だけれど、童顔で僕より年下に見える看護婦さんに弄られるこの管ともお別れなんだなぁと、朝の回診した偉そうな先生がそう言っていた。
僕がベッドで目を覚ました時には既に挿入されていたこの管、誰が入れたんだろう?
そう思った瞬間、僕は耳まで赤くなってしまって、彼女がこの部屋から居なくなっている事を祈りながら目を開ける。
すると、目の前には配膳のおばちゃんが、「あら、起きてたのかい。今日は食べられそうかい?」と、僕に聞いてくるので、「はい」としか言えず、ちょっとなさけなかった。
味気ない食事を食べながら、管を抜くのはあの子かなとおもったら、急にはずかしくなって、手に取った味噌汁を飲むのをやめた。
お題:純白の妹 制限時間:15分