■ 第七話 「生を得て、何も成せずに崩れ去る⋯。これほど悲しいことはあるのだろうか」
(▭-▭)φカタカタ:仕事中(笑)に作ったカンペのように書いた文章を清書したやつです
「おい、なんでこんな森にガキがいる?」
冒険者の装いをした冒険者が訪ねてきた。
「うーんと話すと長くなるんですけどいいですか?」
「ああ」
「実はカクカクシカジカで」
〜〜〜
「なるほどなあ。にわかに信じ難い話だが嘘は言ってないようだしな」
と神官のような格好をした女性の方を見た。
「よし近くの街まで送ってやろう」
「本当ですか!ありがとうございます!」
◇◆◇◆◇
歩いてる途中、左側に洞窟のようなものが見えた。
「あの」
「どうした」
「あそこに洞窟のようなものが見えました」
「なんだって?!」
といきなり地図と洞窟を大慌てで確認し始めた。
「まじか⋯⋯。新たにダンジョンが発生したようだ」
なるほど、街に急いで帰って準備するのかな?
「よしこのまま行こう」
という
「え?」
「街に戻ってから準備して攻略を始めても遅いんだよ」
カインが言うには
1.ダンジョンはできてすぐのは難易度が低い
2.1をほうっておくと難易度が上がってしまう
3.そうすると手がつけられなくなり迷宮崩壊が起こるリスクがあるという
4.だから今すぐ攻略する
「なるほど」
「いきましょう!」
竜星が目を輝かせながら言う
『――少しは考えろよ⋯』
そのつぶやきは届かなかった。
洞窟の中を進む。
その間に3人の冒険者たちを紹介しよう
パーティーリーダー :カイン【剣士】 備考:正義感が強い性格
サブアタッカー&罠解除:サドル【斥候】 備考:軽い性格
支援メンバーヒーラー :シャル【回復術師】 備考:恐らく<真偽判定>のようなスキルを持ってる
バランスの取れた良いパーティーだ。俺達のパーティーと違って⋯⋯。
「なんか全然敵がいませんね」
つまらなそうに竜星が言う
「やはりできたばかりだからモンスターが全然いないのだろう」
とカインが答える
その後も周囲に警戒しながら少し会話をしながら進んだ
「扉?」
道を進んだ先には扉があった
「あの中にいるモンスターを倒せばいい」
とカインが言う。なるほど、なら――
「よし竜星、お前が行け!」
「なんでだよ!?」
と言いながらワクワクしながら扉を押している⋯。
『ハァ〜⋯』
誰かがため息をついていた
中にいたのはスライムだった
それも2mくらいある⋯⋯。
「いやデカっ!」
竜星が怯む
「行けっ!」
竜星が、木の棒で叩く――が溶けた
「はぁ!?」
竜星が呆気に取られる
「止まるな!」
カインさんが叫ぶ
「でも、どうすれば⋯⋯。」
竜星が諦めモードだ⋯。
「カインさん!そのスライム大きくて厄介ですが」
「強くはありませんよね!?」「ああ!」
「時間を稼いでください!僕が倒します!」
「分かった!」
即断だった。とてもいい性格をしている
このカインさんが時間を稼いでくれてる間に!
「創造魔法」
――とぷん
『汝、どのような能力を望む?』
意識が水の中に沈むように、世界が暗闇に包まれた。
……またこいつか。
だが今回は余計なやり取りをしている暇はない。
外ではカインさんたちが時間を稼いでいる。
巨大スライム。
あいつを倒す方法。
俺は頭の中で考える。
さっき竜星の棒は溶けた。
つまり――物理攻撃は効きにくい。
だがラノベの定番なら答えは一つ。
火。
「炎系の攻撃スキル」
『名称を指定せよ』
あ、そこまで必要なんだ。
一瞬考える。
そして言う。
「<火球魔法>」
火の玉を飛ばす魔法。
シンプルでいい。
『生成を開始する』
その瞬間、体の奥から何かが抜ける感覚がした。
MPだろう。
『スキル生成完了』
『<火球魔法Lv.1>を付与した』
次の瞬間。
意識が引き戻された。
◇◆◇◆◇
「くっ……!」
カインがスライムの攻撃を避ける。
剣で斬るが、手応えが薄い。
サドルが叫ぶ。
「カイン!長くは持たねぇぞ!」
シャルも焦っている。
「溶解液です!装備が持ちません!」
そのとき。
俺は目を開いた。
「……できた」
竜星が振り向く。
「お前今まで何してたんだよ!?」
俺は手を前に出す。
頭の中で言葉を浮かべる。
「火球魔法」
手のひらの前に、小さな火の玉が現れた。
「おおっ!?」
竜星が目を丸くする。
「魔法!?」
カインも気づいた。
「撃て!」
言われるまでもない。
俺は腕を振る。
火球が飛ぶ。
ボンッ!
スライムに直撃。
「ギュアッ!?」
スライムが大きく揺れた。
体の一部が蒸発する。
カインが叫ぶ。
「効いている!」
竜星が興奮する。
「やれやれやれ!」
俺はもう一度魔法を使う。
「火球魔法!」
二発目。
ボンッ!
さらに体が削れる。
スライムが怒ったように暴れる。
だがカインが前に出る。
「こっちだ!」
剣で注意を引く。
サドルが横から短剣で突く。
時間を稼ぐ。
俺は息を整える。
MPが減っているのがわかる。
(あと数発……)
三発目。
「火球魔法!」
ボォッ!
スライムの中心に直撃。
すると――
体の奥に赤い石が見えた。
「核だ!」
カインが叫ぶ。
「そこを狙え!」
俺は最後の力を込める。
「火球魔法!」
火の玉が飛ぶ。
――ドンッ!!
核に直撃した。
一瞬。
スライムの動きが止まる。
そして。
ベチャッ。
巨大な体が崩れ落ちた。
【ダンジョンボスを討伐しました】
【経験値を獲得】
【レベルが上昇しました】
表示が次々と浮かぶ。
竜星が叫ぶ。
「おおおお!!」
サドルが口笛を吹く。
「すげぇじゃねぇか坊主」
カインは剣を納めた。
「助かった」
シャルも微笑む。
「見事でした」
俺はその場に座り込んだ。
「……つかれた」
竜星が笑う。
「いや魔法とかズルいだろ!」
そのとき。
部屋の奥が光り始めた。
石の床に魔法陣が浮かび上がる。
サドルが言う。
「お、転移陣だ」
カインが頷く。
「ダンジョン攻略の証だ」
そして俺たちを見る。
「お前たち」
少し笑った。
「大した新人だな」
俺は苦笑する。
新人どころじゃない。
ただの高校生だ。
だが。
竜星が言う。
「で?」
「街ってどんなとこ?」
カインは洞窟の出口の方を見る。
「ここから半日だ」
「王都アルネリア」
その言葉を聞いて。
俺たちは初めて知る。
この世界の――
本当の冒険の始まりを。
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