表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/40

■ 第十二話 「ステータス共有」

かなり頑張りました

「美味しかった〜……」


「……ああ。でもお腹が苦しいな」


 カインさんの『今日は俺が奢るぜ!』という言葉に甘え、俺たちは好き放題食べまくっていた。

 その結果がこれだ。完全に食べ過ぎである。


 まさに――バチが当たった。


 俺は横でうめいている二人を見て、心の中で笑う。


 へっ、愚か者共め。


 ……まあ、その愚か者の中に自分も含まれているのだが。


「ついたぞ」


 カインさんの声で顔を上げる。


「ここが俺のおすすめの宿屋だ。接客もいい、立地もいい、飯もうまい。いいことずくめだ」


 おおー、と心の中で歓声を上げた。


 ……なんだろう、この紹介。

 CMに出られそうなレベルである。


 宿の外観は小綺麗で、なかなか立派だ。

 木造だがよく手入れされており、落ち着いた雰囲気がある。


 しかも場所は――


 冒険者ギルドから徒歩二、三分。


 確かに立地は最高だ。


「今日は一日付き合ってくださってありがとうございました!」


 俺はしっかり頭を下げた。


「おう!またな!」


 カインさんは豪快に手を振る。


 どうやらまだ用事があるらしい。


 こうして俺たちはカインさんたちと別れ、宿の中へ入った。



「いらっしゃいませ!お食事ですか?ご宿泊ですか?」


 受付に立っていたのは――猫耳の少女だった。


 猫耳。


 猫耳だ。


 異世界って感じがしてきたな……。


「宿泊の方です。とりあえず今日は三人部屋を一つお願いします」


「ありがとうございます!」


 猫耳の受付嬢は明るく微笑む。


「お食事は一食、銀貨五枚でお付けできますがいかがなさいますか?」


「うーん……」


 少し考える。


 さっき食べ過ぎたばかりだしな。


「ひとまず、明日の朝の分を三人分お願いします」


「了解です!」


 元気よく頷いた。


「また後からでもお食事は注文できますので、その時はお声がけください!」


「すぐには作れませんが、用意いたします!」


 完璧な営業スマイル。


 思わず見とれそうになる。


 ……いやこれ、勘違いする馬鹿が出そうなレベルだ。


「分かりました。ありがとうございます」


 俺は軽く会釈した。


「行こうか。竜星、朱」



 部屋に入ると、三人ともベッドに腰を下ろした。


 木造の落ち着いた部屋だ。

 窓もあり、そこそこ広い。


 普通に当たりの宿である。


「さて」


 俺は呟いた。


「ステータスオープン」


=============

名前:神無月 龍凱 13才

種族:人類♂

レベル:Lv.3

職業:【■■■】


スキル

<剣術Lv.2>

<速読Lv.5>

<算術Lv.7>

<言語理解Lv.2>

<記憶力上昇Lv.4>

<短剣術Lv.3>

<空間魔法Lv.3>

<気配察知Lv.2>

<火魔法Lv.1>


ユニークスキル

<創造魔法>

<器用貧乏>

=============


「ふむ」


 やはり問題は魔力だ。


 何のスキルを作るにしても、魔力がなければ始まらない。


 ならば――


「創造魔法」


 空間が、ぽちゃんと水面のように揺れる。


 そして声が響いた。


「汝、どのような能力を望む?」


 ならば答えは決まっている。


 尽きることのない魔力。


<無限魔力>


 しかし――


「汝にその能力を授けるには力不足だ」


 ですよね。


「代替案として――」


「<最大魔力量増加Lv.1>」


「<魔力回復速度上昇Lv.1>を授けよう」


「使いこなせば、いずれ<無限魔力>にも届――」


「よっし!」


 途中で遮った。


 大成功である。


「竜星!朱!」


 俺は二人を呼ぶ。


「互いのステータスを把握しよう!」


「ステータスオープン!」


『ステータスオープン!』


==================

名前:神無月 竜星(自称)13才

種族:人類♂

レベル:Lv.5

職業:【剣士】


スキル

<剣術Lv.3>

<速読Lv.3>

<算術Lv.1>

<言語理解Lv.1>

<記憶力上昇Lv.2>


ユニークスキル

<愚者の極致>

==================


<愚者の極致>


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「バカは風邪を引かない」

状態異常耐性

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「バカは風邪に気付かない」

状態異常無視

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「バカの一つ覚え」

一つのことしか極めることができない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「バカは()()()()治らない」

レベルが上がっても知能ステータスは上昇しない

装備補正も無効

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「バカにつける薬はない」

自然回復以外の回復無効

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『お、おう……』


 俺と朱は微妙な顔になった。


 強い。


 強いのだが――


 回復無効はやばい。


「うん!次行こ!」


 竜星はまったく気にしていない。


 まあ、こいつはそういうやつだ。


=============

名前:涜朱 成壁 13才

種族:人類♂

レベル:Lv.5

職業:【拳闘士】


スキル

<剣術Lv.2>

<速読Lv.3>

<算術Lv.8>

<言語理解Lv.6>

<記憶力上昇Lv.6>

<男は拳だLv.3>


ユニークスキル

<ロリフェチ>

=============


『……』


 俺はそっと手で目を隠した。


 ――しかし。


 指の隙間からガン見する。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<ロリフェチ>


ロリからの好感度上昇


ロリの捕獲率上昇


ロリがパーティーにいる場合


ステータス上昇


100%+(50%×ロリ人数)=X


全ステータス X%上昇

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『…………』


 沈黙。


 俺と竜星は――


 かなり引いていた。

最後までお読みいただきありがとうございます!


ブクマ&反応&コメント待ってます!


【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしてくれるとまじで喜びます!


ゴホン、失礼。


↓↓ここをポチってくれたら幸せ(笑)↓↓

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ロリの能力があるってことは、ロリが登場するのかな?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ