星に関した知識
私とテリス、《雪の層》の面々を乗せた馬車が、グラスサーペントと対峙した3日後にリエルスに到着した。
衛兵から入国手続きを終えて、私達はリエルスに入国した。
テリスが腹を空かせて文句を言ってきたので、食事処に入った私達だった。
カレーがあったので思わず頼んで、食べた。
《雪の層》の面々とテリスも警戒しながらカレーを口にした。
日本からの転生者か転移者がここに居たのか、未だに滞在しているかも知れないと思った。
食事処を後にして住人らしき女性に声を掛け、安全な宿屋を聞き出し、その宿屋に赴いた。
テリスが満腹になり、眠たいと言い出し、シルティとザリュシュを彼女の護衛に置いて、散策に出た私とクストとプラウクトの3人だった。
「さっきのかれーっていう料理、美味かったよ!!食べてみるもんだな」
「かれーっていうのが美味しいもんだとはねぇ」
「満足してくれたなら良かったです!」
クストとプラウクトの評価に胸を張ってえらそうに返す私だった。
カレーを広めた転生者か転移者かに、ど突かれそうな上からな言葉だった。
私達3人は冒険者ギルドに赴いた。
ティークルス辺りより魔素の濃度は低いと感じるが汚染された池や湖、川などがないと決まったわけではない。
クストとプラウクトの用件を先にして、私は待った。
待っている私は声を掛けられ、肩を叩かれた。
「おまえさんら、見ねぇ面だな。今日来たばっかか?」
「はい、そうですけど……」
身長が170cmは越えているような男性で、頭をすっぽり覆った兜を被っている。
「俺らのことぁ知らねぇよな!!俺らは《星火燎原》っていうパーティだ!!よろしくな」
「セイカリョウゲン?えぇっと……その言葉ぁっ……うぅーん……ああぁっ、星谷照斗が教えてくれたやつ」
日本に居た頃、星谷というやつが教えてくれた言葉というのを思い出した。
「ホシヤテルトぅ?なんだ誰だそいつぁ!?B級冒険者だぁ!!」
「そうですか」
「アクルックス、また喧嘩を吹っかけていたのか?まったく帰るぞおい!」
金髪で碧眼の女性がアクルックスという男性冒険者を引き剥がしてくれた。
「メグリさん、《星火燎原》っていう言葉に何が引っかかったの?」
「そう見えた?」
「うん。ホシヤテルトって何?ひとぅ?」
「知り合いの名前。まぁ今まで忘れてたけど」
プラウクトが聴いてきた。
私は考えた。
星火燎原なんて言葉、日本人しか知らないはず……この世界では、星の知識が広まっているようには感じたことがない。
《星火燎原》というパーティは、日本人と関わりがあるのか気になった。
私は、受付カウンターで訊ねることを訊ねた。




