ティークルスの散策1
翌日になり、起床するとジェルズを起こす私。
「メグリさん、なんだい?こんな朝早く……」
ジェルズが眼を擦りながら、聞いてくる。
「ジェルズさん、散策したいからついてきて貰えませんか」
「それは分かりましたよ。もう少し後でも……」
「どれくらい待てば行けます?」
「分かったよ。行きます、行くから。着替えるから下で待っててくれ」
ジェルズが折れて、着替えるため扉を閉めた。
私は下に降りて、置いてある椅子に座って彼を待った。
5分も経たずに、ジェルズが着替えて姿を現した。
「待たせて悪かった。行こうか」
「行きましょ!」
裏路地は知らないので危なく避けて、大通りに出て、観ていく。
「メグリさん、俺とはいずれ別れて旅に出るんだよね?だとしたら、長剣とは言わず短剣なり身体を守れる武器の一つくらい持っといた方が良いんじゃないか」
「そうです、そうですねいずれそうなるんでした。武器屋に行きましょ」
私は彼に言われるまで、そのことを忘れていた。
私はジェルズと武器屋に赴いた。
大通りでティークルスに住んで長そうな人に武器屋を尋ねて、武器屋に着いた。
武器屋に脚を踏み入れると、カウンター内にいた筋骨隆々な中年男性の姿が視界に入った。
「いらっしゃいませ、どのような武器をお探しで」
カウンター内で立ち上がりもせずに挨拶した中年男性だった。
「切れ味が良くて彼女でも扱いやすい軽めの短剣はありますか?」
ジェルズが聞いてくれる。
「隣のお嬢さんが扱うやつか……実際に持ってもらって構わないよ」
店主らしき中年男性の了承を得て、実際に短剣を持ってみることにした私。
鞘から短剣を抜いて構えてみる。
短剣を構えて振ってみる。
うぅ〜ん、持ちやすいけど、これが凄い得物か判別はつかない。
次の短剣を持ってみる私。
先程より幾らか重いがこのくらいが良いのか?
「ジェルズさん、どれが良いか私には分からないよ。どれが良いか、幾つか選んで」
ジェルズは盾を選んでいたが、私の方に近づいてきて、「俺が選んでも意味がないだろ……そうだな〜」と短剣を持って試し振りをしていく。
「おやっさん、切れ味が良いのはどれなんだ?」
「それだよ」
店主らしき中年男性が答える。
「そうか……これくらいならメグリさんでも扱えるだろ」
ジェルズの助言に従い、短剣を購入した。
彼は盾を一つ購入した。
武器屋を出て大通りに出るがやはり飲食店の露店は出てなかった。
サウラインスよりは臭気は濃くないが、まあ私らの腹に収まる物だ。
衛生面も気にするようだ。
オークらの解体は済んでない時刻だ。のんびりと店を見ていこう。




