いざ、バングラデシュへ
2023-24の年末年始にバングラデシュを旅行して来ました。そこで見聞した人や街について記します。バングラデシュを通して見た我々日本人、日本社会についても洞察してみます。やはり、「本当の豊かさとは何か」という永遠の論題について考えさせられますね。
年末年始にバングラデシュに旅行に行ってきた。活気があり、とても面白い国だ。バングラデシュを通して日本を見る事で、自分の社会を考える一助になる。そんな切り口も洞察してみたい。ここからは親しみも込めて「バングラ」と呼ばせてもらおう。
夏ごろだったか、直行便が再開したとの記事を目にして運賃を見てみるとさほど高くない。まだ行ったことのない国だったので、これは行くしかないと思い早速航空券を購入した。以前、夏のインドに行って酷い食中毒になった事があったので、今回は乾季である年末年始に行く事にした。
乗り込んだ飛行機は新し気な787。最貧国の一つと言われるバングラだが、日本路線を重視しているのだろうかと勝手な思いが頭をよぎる。期待していた機内食は予想通りカレー、しかも、しっかり現地的な味付けだ。これは嬉しい。思わず「これだ!」と言ってしまいそうなスパイスの香りが拡がる。そう、されど食事は旅の楽しみの一つだ。特に何を焦点にすると決めた訳ではない気ままな旅だからこそ、食事は大切だ。周りを見渡せば、満席の機内はほとんどバングラ人だ。まだクリスマス前で日本の連休には早いからだろうか。日本人の海外旅行先で、確かにバングラデシュという名前は余り聞かない。
バングラの街はどんなだろうか。人は明るく朗らかだろうか、それとも厳めしい顔をして排他的だろうか。食べ物は辛いだろうか。ちゃんと列車やバスに乗れるだろうか。初めての国を訪れる、期待と不安がひしひしと湧き上がってくるのを感じながら、機上のひと時を過ごした。