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ケラサスの使者 メイキング  作者: 岡倉桜紅
1/6

1 あらすじ

イオ「いやあ、お疲れさまでした。ケラサスの使者がとうとう完結しましたね」

コピー「お疲れ。だいぶ長かったな」

ローレン「5年くらいかかってるみたいですしね。アイデア原案からだと、それ以上になるんじゃないですか」

イオ「この本では、制作裏話とか、原作で語り切れなかった細かすぎる設定について公式自らが公開していきたいと思います」

コピー「大丈夫か、作者の頭。自分で自分の作品の解説するの、イタくないのか。大してウケてないのに」

ローレン「今は長年書いてきた小説がやっと完結してテンションがおかしくなってるんですよ。気付くまでやらせておきましょう」

コピー「それもそうか。この小説なんて所詮作者の趣味を詰め込んだオナニー小説だしな」

イオ「まだ本編を読んでいない方は、重大なネタバレばかり話していくので今のうちに本を閉じてくださいね」


~あらすじ~

ローレン「まず、ざっくりとこの話がどんなだったかを振り返りませんか?」

コピー「そうだな。じゃ、主人公、あらすじ説明を頼む」

イオ「僕ですか?この話、けっこうまとまりごとでメインのキャラ変わるんで、僕が本当に主人公だったかはわかりませんよ」

ローレン「確かに。ある意味コピーさんとかギンナルさんが主人公やってる時多かったですね。作者自身も最初の方、イオさんが主人公っぽくなくて悩んでたみたいですし」

イオ「最初の方は、僕のキャラが他のキャラに比べてあんまり立ってなかったみたいですね」

コピー「ああ、がたがたうるさいな!登場頻度が一番多いし、お前で始まりお前で終わるんだからお前でいいだろ。もうちょっと主人公の自覚と自信を持てよ」


第一章

3142年4月。トマト畑にイオが乗ったタイムマシンが降って来る。イオは2132年に27歳の男で、10年過去に行くはずが、事故で約千年未来にタイムスリップをしてしまった。

その世界は丸い巨大なカプセルに包まれた楽園という場所で、トイロソーヴという二頭身の新人類が暮らしていた。

タイムマシンを造り直して過去に帰りたいので、科学の知識のあるコピーに相談すると、バイという博士を紹介される。

バイはタイムマシン作りに必要なものは、『合金A』『合金B』『時間軸改変計算安全装置』『イオルツチウム』と莫大な量の『エネルギー』だと言い、それを集めてくるようにイオに言う。エネルギーに関しては、楽園の真ん中にある城に貯蔵されているものを使う必要があり、それを使うには王になる必要があった。

楽園は勉強至上主義で、頭がいい人が権力を握る。イオは王にならなくてはならないので、学園に入学し、勉強することにした。

楽園内ではペンという不思議な棒を使って、戦ったりする。

学園で新たな仲間をゲットしたり、『合金A』をゲットしたり、変な宗教団体とバトルしたりしていると、王様がトチ狂ったのか(後にローレンの工作と判明)、理系文系戦争を開幕する。

戦禍を逃れて『合金B』を探しに山奥へ出かけると、R1というテロ組織と戦うことに。ここでも仲間ゲット。

コピーとBb9の喧嘩エピソードが入って第一章おわり。


第二章

王様が(ローレンによって)暗殺され、新たにファイという少年が王に。

事務のお姉さんとギンナルのエピソード。

イオは勉強で失敗し、頭を冷やすためにも夏休みを利用して楽園の外の青の街へ出かけることに。ギンナルの冒険とか、ホエールウォッチングをして、一回り成長。『時間軸改変計算安全装置』ゲット。ここでイオの過去が明かされる。

王になるためには国数理社の四つの塔を攻略しないといけない。国語の塔クリア。R1と揉め、狙われたイオは指名手配に。学園を退学する。

ここで、エラーズの少年と芸術の話(本編にそこまで関係ない)。

イオたちはギモン解決屋というものを開業し、何でも屋さんのような仕事をする。良家と呼ばれる学歴厨の集まりでのトラブル解決をしにイオは出張する。陽気な双子とのミステリ風なエピソード(これもそこまで本編に関係ない)。仲間ゲット。

今度はヒステリー活動家のおばさんからの依頼をこなしていると、R1の黒幕ルートに邂逅。ローレンがR1と知る。流れで王城でテロが始まり、ルートとファイは大喧嘩。ローレンの過去エピソード。コピーが二人の喧嘩を収め、第二章おわり。


第三章

ローレンが仲間に。

事務のお姉さんとギンナルのエピソード。

トマト畑にいたモブの刑事二人が真実に勘づいて青の街の海底図書館へ。モブのくせに千年生きてる図書館司書に話を聞き、クレナイクラゲの真相に迫る。

ルートが仲間に。

冬まつりイベントでイオはローレンに熱烈な告白をするがフラれ、高校時代を変えることを止める。

数学、社会の塔を突破し、理科の塔へ。理科の塔を攻略し終わるとファイが現れて大臣を殺し、ルートを挑発。イオたちのパーティーは王城に向かい、ファイと王の座をかけて最終試験。ルートとファイは仲直りし、イオは王になる。

タイムマシンもできたし、さあ帰ろうとしたところで大爆発。ホープと、そこに千年寄生してたウノにエネルギーを盗まれた。ローレン死亡。

楽園創設までの歴史。天原とヒトヒの話。コピーと姉妹たちの過去エピソード。

ホープはイオールの雲を作り出して大虐殺。人々がペンを地面に突き刺すと森になって雨をしのぐ。しかし、このままだと死ぬので、楽園の壁を壊すことに。

コピーとウノはお互いに気持ちを伝えあい、どちらも死ぬ。

壁を叩くことで「生きたい」という意志が一つになり雨は止み、桜が咲いて、壁を壊すエネルギーでイオはめでたく過去に帰る。


イオ「こうして見るとけっこう、これ必要あったか?ってエピソードも多いんですが、意外と用語や世界観の説明も兼ねてるところがあって削りづらかったらしいです」

ローレン「最初の方とか特に、セトカとツガルの何を伝えたいのかわかんないエピソードとか、一回しかないのに無駄に長い中間試験とか、後から読んで頭抱えてましたね」

イオ「最初が面白くないと、読者って続けて読んでくれないですからね。テーマがグラデーションのように変わって行ってしまったのは、長期間ならではの悩みだったそうです」

コピー「その辺書いてたのって高校1年とかの時だろ。ちょっと目を瞑ってやれよ」

イオ「最初は友情・努力・勝利の漫画風な熱くてクサい話を目指してたみたいです。この小説の構想を思いついたのは中学3年生くらいで、ノーベル平和賞を受賞したマララさんの言葉「ペンは剣よりも強し」という言葉から連想してこの物語は始まったらしいですね。最初、書き始めたときテーマは決まっていなくて、主人公の男(後のイオ)と、もう一人の未来に住むヒロイン(いろいろ変更され、後のローレン)の体がある日急に時空を超えて入れ替わり、勉強第一の世界に放り込まれた主人公が過去に戻ろうと奮闘するみたいな話だったらしいです」

ローレン「ペンを使って具現化したモンダイを解く、という設定は初期からあったけれど、入れ替わりのメカニズムとか男とヒロインの関係性とかの作り込みが杜撰すぎてすぐに書くのを辞めたそうです。エモさで押し切るバトルアクションにする予定だったようですね」

コピー「で、初期のやつが没になって、設定を練り直した。主人公が自らのエゴによってタイムマシンに乗り込み、不本意に未来にたどり着いたということに設定を変更すると、けっこう深みが増したように見えたので、これならいける!と思って書き始めた、とのことだ。正直こんなに長くなるとはその時は思っていなかったらしい。……カンペ長いな」

イオ「もうどっかのブログで書いたことをここで引用してるので」

ローレン「しかし、あんな根暗な作者が熱血ものを書こうとしてたのはすごいですね」

イオ「純粋にその時期はそういうメディアにしか触れてこなかったし、そういうのがウケるんだと思ってたらしいです」

コピー「だけど、だんだん合わないって気付いて、目標が『映画みたいな作品』に変わっていったんだな」

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