始まりの、終わりの 13-28
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敵3(無線)「我々は・・・幾度となく故郷を荒らされ、奪われてきた・・・」
「「「・・・」」」
敵3(無線)「だがしかし、いつだって取り返して来た・・・!」
「「「・・・」」」
アルメガ(無線)「オイオイソノ程度カァ?アレダケ強イ決意ヲシタクセニ、ハハ!コノザマトハナァ、ガッカリダゼ」
敵3(無線)「我々は・・・負けるわけにはいかないのだ・・・!たとえ今ここで我々が死んでも!仲間達が・・・!必ずや目的を達成する・・・!」
「「「・・・」」」
敵3(無線)「見ろ・・・目の前のあいつを・・・」
「「「・・・」」」
頭痛に耐えながら前を見る兵士たち
アルメガ(無線)「ギャアアアハハハハハハハハ!無駄無駄ァ!何シヨウト無駄ヨ!往生シタマエ!」
敵3(無線)「奴は・・・ケラケラ笑ってやがる・・・!」
「「「ぐっ・・・」」」
敵3(無線)「今すぐ殺せるのに・・・殺そうとしない・・・!全くもって腹が立つ・・・!」
敵3(無線)「お前ら・・・死ぬの・・・怖いか・・・?」
「「「・・・!」」」
敵3(無線)「怖いよなぁ、俺もだ・・・」
「「「・・・!」」」
アルメガ(無線)「オヤ、怖イノカイ?屈強デ勇敢ナ戦士達デモ、流石ニ怖イカ!ハハハハハ!」
敵3(無線)「だがなぁ、俺には死より怖いものが・・・ある・・・何か分かるか?」
「「「・・・」」」
敵3(無線)「それはなぁ、国や家族・・・仲間を奪われる事だ・・・!」
「「「・・・!」」」
アルメガ「・・・」
敵3(無線)「故郷を奪われ・・・誇りを奪われ・・・!文化を・・・家族を・・・歴史を・・・!奪われる・・・!」
「「「っ・・・!」」」
敵3(無線)「それが何より苦しい・・・!」
「「「・・・!」」」
敵3(無線)「・・・お前らは・・・どうだ・・・?自分の死より恐ろしいものは・・・あるか・・・?」
「「「・・・」」」
アルメガ(・・・マタダ)
敵3(無線)「さぁ・・・何が恐ろしい・・・!?」
・・・そうだ・・・自分の命なんてどうでも良い・・・!
自分の命捨てるつもりでここに残ったんだ・・・!
故郷を奪われる方が・・・よっぽど苦しい・・・!
クソ・・・負けてたまるかぁ・・・!
やってやる・・・!
敵3(無線)「・・・お前ら・・・何のためにここに残った・・・?」
アルメガ「アァ・・・マタダ、コノ感ジ」
敵3(無線)「・・・俺たちは・・・!自分の命より大事なモンを・・・!守るためにここに残った・・・!そうだろう!?」
「「「っ・・・!!」」」
そうだ・・・何のために・・・
俺は・・・負けねぇ・・・死ぬことは・・・負けじゃねえ!本当の敗北は・・・!故郷を奪われた時だ・・・!
そうだ・・・俺は・・・自分の命なんざ欲しくねぇ!
敵3(無線)「あいつに・・・あいつらに・・・!一矢報いる・・・!そのためにここに残った!そうだろう!?」
アルメガ(アァ・・・ヤハリコイツラニ、決意ヲスル時間ヲ与エテハイケナイ・・・)
敵3(無線)「行くぞ・・・!あの野郎に!弾一発でも良い!あのむかつくツラに・・・!!!俺たちの執念を撃ち込んでやるぞォオオオ!!!」
アルメガ(アァ、マズイ・・・コレハ・・・)
「「「オオオオオオオオオ!!!!!!」」」
アルメガ(コレハ・・・!)
一斉に立ち、照準を定める
アルメガ(マタ・・・!)
敵3(無線)「撃てぇえええ!!!」バババッ!
バババババババッ!!!
アルメガ「覚醒シヤガッタ」ドンッ!
一斉に精確に撃たれた弾丸が雨のように飛んでくる
アルメガ「ヌゥ・・・!」ドドドドッ
走って避け、建物に隠れる
アルメガ「フンッ!」キーン・・・!
「「「ぐ・・・!」」」
アルメガ「怯ンダ!」スッ
建物から出る
敵3(無線)「怯むなぁアアアアア!!!」バババババババッ!!!
「「「ウォオオオオオ!!!!!」」」
バババババババッ!!!
アルメガ「クソ・・・出タ瞬間撃タレルナ・・・文字通リ手モ足モ出ナイ」ズザッ!
また隠れる
より強く解放能力を使用したのに、効かない
敵3(無線)「撃ち方止め!」
一斉に射撃を止める
敵3(無線)「警戒とリロードを交互にやれ!」
「「「了解!」」」
コター(無線)「だ~からとっとと殺れって言ったのに・・・ほら見ろ」
アルメガ(無線)「ムゥ・・・」
コター(無線)「・・・奴らはそんじょそこらの軍隊やテロリストよりかはよっぽど士気が高い、むしろ世界一と言っていい。しかも連携も良い。戦場で大事なのは、個々の能力より連帯感と士気だ。それはお前もよく知ってるだろ?」
アルメガ(無線)「・・・」
コター(無線)「強い相手と敬意を持って全力で戦いたいというのは分かるが、優先順位を誤るなよ?」
アルメガ(無線)「・・・」
コター(無線)「まぁそれを見越して作戦には余裕を持たせてるが・・・何よりお前の体が持たん。いや元より持ってないが・・・。とにかく、ただでさえ解放能力の時間制限があるのに・・・お前と来たら長時間の使用、それも何度も・・・いくらほぼ不死身とはいえ無敵ではない。心から楽しめる、ギリギリの闘争より命を優先しろ。いいな?」
アルメガ(無線)「・・・了解」
コター(無線)「うむ、頼むぞ」
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アルメガ「・・・ハァ、少シハ早ク殺ルカ」カチ
バッグから音響手榴弾を取り出す。




