始まりの、終わりの 13-16
これはpixivにも投稿しています。
こちらは敵陣営、大将達が来る数十分前の事
敵1「くそ・・・移動拠点から連絡が途絶えた。敵の進路的には小拠点1-3に行きそうだ。だが・・・来たという連絡が無い」
敵2「なぜだ・・・まさか作戦が完了したとか・・・」
敵1「いや、こんな中途半端なはずがない。1-3に出した増援も敵が来ないと言ってるし・・・まさか」
敵3「ん?なんだ、何かわかったのか」
敵1「なぁ、1-3を迂回したとしたらどうする?」
敵3「まさか、敵は大規模じゃないのか?さすがに気づくだろ・・・それに、迂回したとしたら目標は・・・」
敵1「・・・ここだ」
敵2・3「「!」」
敵1「この小拠点1-1の付近に小拠点1-2がある。1-3は周りの拠点と離れてるため、1-1、1-2、そして1-3付近の移動拠点から援軍が向かってる・・・つまり、ここは手薄だ」
敵2「そんなばかな!?小拠点1-3からここへは迂回は難しいはずだ!ドローンで周辺を偵察してるし、大規模な軍勢が通ったら気づく!どんな機動部隊でも、1-3に張り巡らせた監視の網をくぐることは出来ん!」
敵1「・・・もし、アフガンの悪魔だったら」
敵3「まさか・・・」
敵2「もっとバカな話だ!あれは所詮噂だ!存在しないはずだ!」
敵1「・・・だが、これまでの損害全てに説明がつく」
敵2「それは・・・そうだが」
敵3「だが証明も出来ん」
敵1「奴一人か、または少人数ならバレにくい。たとえ車両がいても、せいぜい数両・・・だとしたら迂回してもバレにくい」
敵3「敵はこちらよりか良い兵器を持ってる。もしかしたら未知の兵器があるのかもしれん。少数なら監視の目をくぐれるような・・・」
敵2「・・・くそ」
敵1「嫌な予感がする」
敵2「・・・悔しいが、アフガンの悪魔の存在を否定も肯定も出来ない。どうする、増援を呼び戻すか?」
敵1「なら一旦司令部に掛け合わないと。大拠点の許可がないと出来ん」
敵2「・・・だが司令部に言っても一蹴されるのがオチだ。正直俺だってまだ信じてない」
敵3「俺もだ」
敵1「俺だってそうだ。だが、俺たちはこれまで必死に訓練を受けてきた。今回の事態は、訓練で想定されてない。それにおかしいだろ?他の地域はまさに攻撃を受けている。裏切り者共とロシアとFFからな。だが、ここだけは大量の軍勢が来てない。不審だとは思わないか?」
敵2・3「「・・・」」
敵1「それと・・・連絡の取れなくなった拠点に人員を派遣したが、帰って来ない。断末魔さえ聞こえなかった。奴らが拠点を襲った後も、何者かが後ろから支援してる。痕跡も無いし、痕跡を調べようとしても消される。・・・まるで2年前だ」
敵3「確かに」
敵2「・・・」
敵1「・・・大拠点の司令部が提案を受け入れるか分からんが、増援の帰還を要請してみる」
敵2「・・・司令部は承認すると思うか?」
敵1「司令部だってバカじゃない、きっと考えを受け入れてくれるさ」
敵2「・・・だといいな」
大拠点に連絡を取り、さっきの自分の考えを伝える
敵1(無線)「どうでしょうか?」
大拠点(無線)「・・・こちらもちょうどそう思っていた。小拠点1-3から敵襲の連絡が無いのが怪しいとな。定期連絡にも応答してる、異常無しと。・・・嫌な予感がする。一旦1-3に出した増援を戻させる。敵の侵攻がさっきより遅すぎる。・・・アフガンの悪魔なんて信じたくないが、念には念をだ」
敵1(無線)「柔軟な判断、感謝する!」
大拠点(無線)「あぁ、頼むぞ」
敵1(無線)「了解!」
大拠点(無線)「小拠点1-3に向かった増援につぐ!小拠点1-1、1-2の増援は全て元の拠点に帰還せよ!すでに到着した移動拠点の増援や、今向かってる移動拠点の増援は従来の命令を遂行せよ!今回の命令は、1-1、1-2の増援のみだ!」
敵2「よし!」
敵3「はぁ・・・」
敵1「ふぅ・・・後は増援が帰ってくるのを待つだけだ」
敵2「・・・なぁ、ちょっと気になったんだが」
敵3「?」
敵1「ん?」
敵2「もしかしたら敵は、これを見越して待ってたんじゃないか?」
敵1「撤退した後を狙うと?」
敵2「と思ったんだが、1-3周辺を警戒しても見つからない。となるとあっちにはいない。つまり・・・」
敵3「敵はこちらに向かってるかもしれない。ということは・・・」
敵2「撤退中の部隊とこっちで挟み撃ち!」
敵1「そうだ。まぁ何も無いのが一番だが、その可能性は低い。敵が少数の機動部隊ならば、数でこっちが有利だ。それに、敵は連戦で体力も弾薬も消耗してる。補給をあまりしてなければ、十分勝機はある。それに、1-3を迂回するなら奴の後方にいるであろう支援部隊も動きにくい。つまり・・・」
敵2「敵は撤退が出来ない!」
敵1「そう言うことだ!」
敵2「よし、いける!」
敵3「他の拠点はやられたが、それは奇襲だったからだ。しかも夜に。しかしもう奇襲は通じない、こっちは万全の準備をしてるからな。よし、いける!」
敵1「さあて、この作戦を帰還中の部隊に伝えて備えよう!我々に喧嘩売った事を後悔させてやる!」
敵2「あぁ!」
敵3「やってやる!」




