始まりの、終わりの 13-15
これはpixivにも投稿しています。
アフ軍指揮「ま、こうして南部は一瞬で占領され、北部や山岳…いや、“元”山岳地帯や北部の一部を占領。攻撃の影響は隣国まで影響を及ぼしたが、事前に許可を取った事で心置きなく実行。あれから2ヶ月、あの作戦のためだけに臨時で集められた兵器や人員は約束通り本国へ撤収。作戦前に心配されていた、大量のロシア軍による常駐という懸念は消え去った。むしろロシアは約束を守らないと批判していた連中が今度は批判の対象に…おかげでロシアの信頼は上がった。
さっきもアルメガ司令官が言ってたが、短期決戦で瞬間的に多くの兵力を導入する事で、長期的にみれば大きなコストの削減につながる。なにより兵士の損耗が少ない。が、多くの一般人も犠牲になったので世界はこの作戦を実行したロシアや指揮したフリーダムフォースを非難した。しかしアルメガ司令官が、市民を巻き込まない戦争はないとそれを一蹴。世界は凄まじいロシアの軍事力を知ると共に、膨大で複雑な作戦を指揮したアルメガ司令官の能力の高さに恐怖した」
ロ軍指揮「こう言うのは倫理的に問題だろうが、あの時メチャクチャ気持ちよかった。凄いスッキリした」
大将「おおっとこれは問題発言~」
コター「こいつのこういう容赦の無い所は戦争においては有用なんだが、今の時代それは難しいよな。まさにこいつだからこそ出来た作戦だと言える。」
共運指揮「あの作戦以降、部族社会で政府に従順でなかった部族はみんな言うこと聞くようになったな…我々みたいな反政府組織も相次いで降伏したし…」
大将「まあそれも、これまでの色んな作戦の成果だけどね。敵の位置や兵力、あらゆる情報が手元にあったからこそ、出来た作戦さ。つまりこれまでの集大成だ。しかし敵の本陣がある北部の一部はまだ攻略出来てない。あそこは硬すぎる。フリーダムフォースとしても何度か攻撃したが、空から叩いても叩いても復活する。防御が硬いんで、陸上からは迂闊に近づけなかったし。」
アフ軍指揮「そういえば、あの作戦で面白い噂が立ったね」
大将「なんだそりゃ」
アフ軍指揮「あなたがロシア人って断定された事だよ」
ロ軍指揮「出たよその話。しかし噂なのに断定とはどういう事だろうな…」
大将「勝手に断定したっていう事だろ。西側の連中がその可能性は高いって言うんで、さらに噂が活発になった。噂が事実って、なんじゃりゃ。しっかり検証しろっての」
コター「ロシア人にしては背が低いがな(笑)」
大将「やかましい(´Д`)」
そこからしばらくして・・・
コター「さて、次は小拠点だ。この付近にあるのは2つ、どれも町規模だ。ほんと、事前作戦で行動がしやすい」
大将「ほんとですね、事前に政府軍やロシア軍が・・・か、軽く、軽く叩いてくれたおかげで、動きやすい。勢力図もある程度割れてるから、向かうべき場所もよく分かる。おいしいとこだけもらってなんか悪いですなぁ(・ω・)」
アフ軍指揮「そりゃアフガンの悪魔が来るってみんな張り切ってたからな。少しでも役に立とうと頑張ったのさ」
ロ軍指揮「政府軍が張り切り過ぎて、セーブするのが大変だったよ」
アフ軍指揮「ははは、申し訳ない」
コター「さて、そろそろだぞ」
大将「了解~」
ブロロロロ・・・
大将「さて、着いたな。次はこの小拠点か」
コター「先の移動拠点の攻撃を受けて、厳戒態勢だ。まあ必要ないと思うが一応・・・気をつけろよ?」
大将「へへっ、分かってらぁ。んじゃ、行ってきます」
コター「うむ」
大将/アルメガ「さあて、行クカ」
アルメガが出撃する。砂漠の向こうに見えるのは、敵の小拠点。そこを見据える。
アルメガ「サアテ、偽善ニマミレタ、殺戮ヲシヨウ。コレハ決シテ戦闘デハ無イ。一方的ナ虐殺ナノダ。我々ハ決シテ正義デハナイ、ムシロ悪ダ。シカシ、我々ガ目指スノハ、善モ悪モ飲ミ込ム“無”ニナルコト。世界ノ全テヲ・・・飲ミ込ンデヤロウ」
スタスタ・・・ 醜悪な笑みを、その防具の下に隠しながら歩く。今、また殺戮の狂宴が始まる




