始まりの、終わりの 13-2
これはpixivにも投稿しています。
荷物運びや出撃準備を終え、出撃前のブリーフィングにて
アフガン指揮官「今回は北部に展開している敵勢力の打破だ。偵察衛星による解析で、大まかな範囲は分かってる。しかしならば爆撃が有効と思われるが、より効率的に敵に恐怖を与えるために直接攻撃をする。これはイラク戦争での戦訓だ。高高度から爆撃されるより至近距離から機銃掃射を食らう方が怖いらしい。特にA-10の機銃掃射は恐ろしかったらしい」
大将「そりゃそうだ。30ミリガトリング砲なんて恐ろしい。米陸軍があれは神と崇める理由が分かるぜ。うちでもあいつをみたら速攻逃げろって言ってる」
アフガン指揮官「へぇ、どんな敵も正面から返り討ちにするFFでも逃げるのか」
大将「あぁ、爆弾なんて直撃しなけりゃ平気だが、あいつのガトリング砲はマズイ。食らったらいくらうちの防具が優秀でもやられる」
アフガン指揮官「そこまでなのか…」
ロシア指揮官「だから我が国も真似して似たようなモン作ったんだけどな」
大将「Su-25はどうした」
ロシア「さすがに太刀打ち出来ん」
大将「ワロタ、あれも良いと思うんだけどなぁ」
ロシア「おかげで新しい攻撃機は売れてるよ、安いしコスパが良いってね」
大将「A-10をパクったってアメリカが文句言ってたな」
ロシア「…まあ否定出来んだろ、あの形じゃあ」
アフガン指揮官「あー話続けても良い?」
大将「あ、どうぞどうぞ」
ロシア「スマンな」
アフガン指揮官「…でだ、直接恐怖を与えるために、2年前猛烈な強さを見せたアルメガ司令官殿にお越しいただいた訳だ。当時命を救われた将兵が多く、信頼されてる。あなたの参加に前線の士気は上がってる」
大将「そのようだな、敵も俺が来るって聞いて相当震え上がってるようだしな」
アフガン指揮官「あぁ、最近脱走兵が多く、士気は低下しているらしい。あなたが来るのは嘘だと敵の上層部は言っているようですが…どうやら世界もそう見てるようで」
大将「なら現実を見せなきゃな。運営が安定してきたから俺が出ないと思ってる連中に、現実をみせねえと」
アフガン指揮官「うむ、頼む。我々も微力ながらバックアップする」
ロシア指揮官「アフガニスタン軍との共同作戦か。さすが、FFが絡むと協力しやすいな」
アフガン指揮官「そりゃ互いのパイプを持ってて、信頼されてるからね。うちの政府もこれに関してはロシアとの協力に前向きよ」
ロシア指揮官「まさにFF様様だな」
大将「んで、要は敵を脅すために全員ぶっ殺せって訳だろ?」
アフガン指揮官「…まあ、そうです。すまない、せっかく不殺が信条なのに…」
大将「良いんだ、本来戦争とは殺し合いだ。余裕がある時は人道的でも、余裕がないと非人道的な行為に走る。先の第二次大戦が良い例だ。今回やっと本来の戦争が出来るわけだ、これが普通だ。それに、殺しは俺の一番得意な分野だ、任せな」
アフガン指揮官「そうですか…」
ロシア指揮官「…」
コターたち「…」
大将「さて、こっから北上して、障害物をぶっ飛ばす簡単なお仕事です。しかも今回は本気でやって良いと。良いね~生ぬるい戦争から本気の殺し合い。いや、殺し合いじゃないな。一方的な虐殺だな、んー楽しみだ」
友軍反政府勢力指揮官「…」
アフガン指揮官「…」
ロシア指揮官「…これがアルメガか…今一気に部屋の空気が変わったぞ」
コター「さて、一番の懸念は事後処理だ。そこら中死体で2年前みたいに吐くやつが沢山出るかもな」
ジョフケ「ふ、今回の一番の懸念はそれだな」
アフガン指揮官「…敵は荒野、砂漠地帯、町と多くのエリアにいる。一人では不可能だが…まあ2年前の事をみればそんな心配は無用だな。ほんとどうなってるんだか」
大将「へ、それは企業機密だねぇ。ま、俺が通った後を安心して通りな。それにコターさんたちもバックアップするし。もし俺が殺し漏れしても、対処可能だ」
アフガン指揮官「…了解した」
大将「作戦地域は事前に聞いてる、後は実行のみだ。ってことで、もう行っていい?」
アフガン指揮官「…え?それは構わんが…もう行くのか?」
大将「あぁ、早く戦いたいんでね」
アフガン指揮官「…作戦決行は2日後だぞ?せっかく歓迎会も準備したのに…」
大将「終わってからでいいさ」
アフガン指揮官「…分かった」
コター「他のFF幹部と違うだろ?」
アフガン指揮官「あぁ…他の連中は歓迎会を喜んでいたんだが…」
コター「すまねえな、ホントは社交的なんだがもう戦闘モードらしい。なんせ久しぶりの出撃だ。気が済めば元に戻る」
アフガン指揮官「はぁ…了解した」
数十分後…
戦闘指揮車からコターが無線をする
コター「あーあーマイクチェック、聞こえるかアルメガ?」
アルメガ「ギヒヒヒ…アー聞コエテルヨ。イツデモ殺セルゼ」
コター「分かった、行ってこい!出撃!」
アルメガ「オッシャアアアアアアア!殺シダァアアアアアア!!!!」
ぶん!と凄まじい速度で飛ぶように走る大将。全盛期程ではないが、今でも解放状態になれば最凶との呼び声が高い。多くの敵を恐怖させた戦場の悪夢が、一時的に復活する。




