始まりの、終わりの 12-25
これはpixivにも投稿しています。
H1「くそ…流石に疲れてきたな…ぐ!」
レーザー、フレア、チャフでミサイルをかわすH1。着実に1発ずつ対処する。しかし後方すぐにミサイルが飛んでくる。
H1(マズイ!)
APSイジェクション!警報がなる。通常手動でレーザーやAPSを作動させるが、システムが間に合わないと判断した場合に自動でAPSが作動する仕組みだ。
H1「はぁ…はぁ…APSが作動したか…」
全てのミサイルを迎撃したH1。しかし疲れている。対して大将は…
大将「クソ!来るな!」
地面に向かって急降下する大将。スロットル全開だ。なんとかECMで妨害してるとはいえ、しつこくミサイルは付いてくる。
大将「くそ…これならどうだ…!」
腹下のレールガンを後方に向ける大将
大将「近接信管モード!食らえ!」
レールガンを発射する。レールガンから放たれた砲弾は、ミサイル手前で爆発。1発を巻き込んだ。しかしまだ数発が生きている。
大将「くそ…これならどうだ!」
レーザーを地面に照射する大将。機体がどんどん地面に近づく。
大将「イチかバチかだ。持ってくれよ機体…!ふん!」
大将は一気にスロットルをオフにし、機首を思いっきり上げた。
大将「ぐ…!」
凄まじいGと共に、機体がミシミシと悲鳴を上げる。
ひゅーん…ドドーン!
全てのミサイルが地面にぶつかった。H1の放ったミサイルは赤外線誘導方式。熱に反応する。だから大将は地面にレーザーを照射したのだ。エンジンの排気温度より地面の温度を上げるために。
大将「ふう…上手くいったな…」
H1「クソ…全部落とされたか…はぁ…こりゃ、はぁ…はぁ…負けだな…」
大将「ふーあぶねえあぶねえ。さすがに今回ばっかりは死ぬかと思った」
35C1「すっげー、なんだ今…花火というか踊ってるというか…」
ウォッカ1「…とても人間業とは思えん動きをしてたぞ…機体もよく持ったな…」
大将「ふー、さて、続きをやるか。さっきから軽い回避機動をしてるんだが…レーザーを撃ってこんな…」
H1「おーい…はぁ…アルメガ……」
大将「ん?どうした?」
H1「あー…無理だ…参った…負けだ…」
大将「マジで?俺まだいけるぞ?流石にちょっと疲れたがな…」
H1「…俺は無理だ…もう戦えん。機体もオーバーGの連続でいつ壊れるか分からん…負けでいいよ。はぁ…相変わらず強いな。お前、まだ3機いるんだろ?お気に入りが。しかもそれぞれパーツを増設してさらに強く出来るんだろ?恐ろしいぜ…そのSu-47もまだ改造出来るんだろ?」
大将「あぁ出来るよ?でもあれは大規模用の装備だしな…燃費悪くなるし、今のがちょうどいいよ。あ、他の3機ってあれか?MiG-21、F-14、F-15か?」
H1「そうだよ、君は主に今のやつとその3機で戦ってるんだろ?その4機を含めてアルメガの13兵器なるものがあるらしいじゃないか」
大将「あるね~お気に入りの兵器が13も」
H1「はぁ…ほんとすげーよあんたは。俺も今回の戦闘に向けて相当訓練したんだが…それでも敵わないとは…」
大将「ハハハ、そりゃ俺だって今まで相当訓練してきたからね。今まで軽くあしらってきた米軍だが、強くなったなぁ。正直お前みたいのが編隊で来たらかなりマズくなるね。しかもレールガンによる支援砲撃が来たら…もっとやべーな」
H1「…まあその前に艦隊を潰されちゃ終わりだけどね。君らはいつも空母は軽く攻撃するよね」
大将「甲板に人が居すぎなんだよ…他の船は容赦なく攻撃出来んのに…でもお前らもスゲーよ。人間の盾を使わん限り、腐ってはないようだな」
H1「…一度案として出たけどな。まあ当然批判が出て中止さ。俺たちは軍人だ、誇りを捨てた行為なんざやりたくないね」
大将「ハハハ、相当追い込まれてなきゃそんな芸当は出来んだろ」
H1「だな、今は負けてはいるが誰も死んでないしな」
大将「…んで、本当に俺が勝ちで良いのか?」
H1「いいよ、負けても死ぬもんじゃないし」
大将「あーそう?じゃあ…勝った~!(´▽`)」
2機がみんなの所に揃って帰ってくる
サテライト1「あ、終わった?」
大将「終わった終わった~勝ったぜ~」
サテライト1「おーおめでとう」
ウォッカ1「いい戦いを見たぜ、流石だな司令官」
35C1「これがエース同士の戦いか…いいなぁ俺もこんなデブじゃなくてホーネットに乗りてえよ」
ウォッカ1「うわ、いけねえこと聞いた」
35C1「だってほんとじゃん、俺なんかもっぱら前線航空管制よ。まあ安全だからいいけど、今の戦い見てたら血がたぎるよ」
ウォッカ1「分かる、でもあんなの俺じゃぜってーできねえ」
35C1「言えてる」
サテライト1「さて、お互い用は済んだし、帰るか」
35C1「あいよ、作戦完了。ちょっと待ってろ、CICに許可を取る」
H1「はー疲れた、一生分働いたわ」
大将「俺もさすがに疲れたぜ。でも、楽しかったなぁ」
H1「殺し合いを楽しいとは、いささか疑問だな」
ウォッカ1「あんたらがやってたのは、殺し合いに近い演習よ」
H1「ふ、確かにな」
サテライト1「あ、そうだ司令官、大事な報告がある」
大将「んー?」




