表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/153

始まりの、終わりの 12-13

これはpixivにも投稿しています。

H1「…ある国に…犯罪者や俺らの国で言うマフィアやギャングを更生させて、その能力を活かそうとした奴がいたんだ。」


大将「ほー、まるで俺たちとおんなじ事やってんな。どこの国だい?」


H1「…~だ」


大将「…」


H1「その国でロシアとの友好に一番大きく関わった人物だ。名は、~と言う」


大将「そうか」


H1「今のロシアはその人物のおかげだと言っている。現にロシア大統領、ミハイル・アレクサンドロフも同志って言ってたじゃねえか。」


大将「そうなんか。あ、一つ良い事を教えてやろう」


H1「ん?なんだ急に」


大将「ロシア人は名前の呼び方があってなぁ。丁寧に名前を呼ぶときは、アレクサンドロフ大統領なら…ミハイル・ユーリエヴィチと呼ぶといいぞ?アレクサンドロフは苗字だからな。これからロシアの友人も多くなるだろう。ロシアの名前は自分の名前、父の名前、苗字の順番だ。父の名前はそのままではなく、娘か息子で後ろが変わるんだ。これは父称と言うね。アレクサンドロフ大統領の父の名はユーリー。大統領は男性、だからユーリエヴィチ、またはユーリエヴィッチ。もし女性であったなら、ユーリエヴナだ。もしロシア人を敬語で呼ぶなら、名前、父称の順に呼ぶといいぞ?だよな!?ウォッカ隊!」


ウォッカ1「んまあ合ってるけどさ…」


ウォッカ2「それ、急に言うところ?」


ソルジャー2「すまんなぁ、こいつは自分の知識を自慢したがる阿呆でなぁ。そのうち慣れる」


ウォッカ3「えぇ…なんか嬉しいからいいけどさ…」


H1「あー了解、覚えとくよ」


大将「因みに名前によってニックネームもあるで?」


サテライト1「分かったからもういいって…」


H1「…まさか話題を逸らそうとしてないか?」


大将「まあそれもある。俺も彼の事は少し知ってるからな。まあ彼の最期と外交や考えしか知らないが」


H1「…あぁ。ロシアの大統領に同志と言わせ、あの北朝鮮さえ変えてしまった。独裁者さえ変えてしまう彼は、まさに救世主と呼ばれたな」


大将「へー」


H1「だが…それを世界が許さなかった。その国は西側の一員でな。勝手な行動にアメリカや他の西側諸国は怒ったんだ。というのも、北朝鮮には核武装の容認と更なる核兵器の増強の要請。ロシアと北朝鮮に体制の変更ではなく維持を要請。過去の不祥事の公開は任意。心変わりしたからと言っても、今までの事が許される訳ではない。このわけのわからない事にみんなカンカンさ。だって、どこの国にも相談せずに独断で実行したんだ。~とロシア、北朝鮮でこっそり決めた取り決めさ。~がまさか東側の一員になるのか、ってニュースになったなぁ。俺も当時ふざけんなって思ったよ」


大将「は、そりゃそうだ。どの国に相談もなく、しかもアメリカに何も言わずにやるなんて…ハハハ、そいつはアホだなぁ」


H1「でも明らかに変わったんだ。ロシアも北朝鮮も、明らかに変わった。今まで独裁者として恐れられてきた両国の指導者が、優しくなった。別人かと思える程にな。みんな本物だと信じなかったよ。でも彼らの側近は紛れもない本物だと言ってるし…。DNA検査をしても本物。しかももっと驚いたのは、彼らの周囲の人間まで性格が変わってたんだ。」


大将「なんてこった、みんな変えちまうってスゲーな。それ、洗脳されてるんじゃないのか?」


H1「…まさかとは思うが、ロシア大統領と話した事ないのかい?」


大将「…ある。洗脳されてるんじゃないのかって訊いたこともある。でもそんな事ないって」


H1「…彼は凄かった。国内でも次々と改革を成功させて…裏社会の組織もみんな彼の元に下った。罰則ではなく社会奉仕をさせる。そうして彼らの罪を償おうと…」


大将「おっとそれはおかしいな」


H1「え?」


大将「俺は罪が償えるとは思ってない。犯した罪以上の成果を上げろと言ってる。その時点で俺とそいつは同一人物じゃない」


H1「そうか…そういやウォッカ隊はこの司令官の正体を知ってるのか?」


ウォッカ1「……いや、知らない」


ウォッカ2「…俺らも知らされてないな」


ウォッカ3・4「……」


H1「そうか…それで続きを話すが、彼はみんなから非難された。彼を支援した政府も非難された。~は敵国として西側諸国から半分追放された。今はなんとか関係を修復してるが…。犯罪者には罰より社会奉仕、独裁者には改心を。上手くいくはずがない、世間はそう判断したのさ。」


大将「それが妥当な判断だ。急な変革なんぞ出来るはずがない。」


H1「そして…彼の今までの行動が明らかになった。彼に従わない者は鉄拳制裁を食らい、政府に無理やり従わされたそうだ。」


大将「なーんだ、ただのクソ野郎じゃねえか」


H1「そのせいか、彼は独裁者と呼ばれた」


大将「おー、他の独裁者と気が合うわけだ」


H1「彼は…それから色々な目に遭った。彼を起用した政府は糾弾され、支持率も低下。党の団結も弱まり、党内でも疑問の声が多く上がった。野党に政権を奪還されそうなくらい弱くなってな。あまりにも大変な事態に、ついに政府は彼を切った。政府の管理責任を認めつつ、彼を信用して任せていた上に成果を上げていたのであまり口を出さなかったって言ったんだ」


大将「トカゲのしっぽ切りだな、よくある話だ。」


H1「彼の家族は酷い風評被害に遭ってな…彼の家族の過去や問題とか、ありとあらゆるプライベートが公開された。ネットもマスコミも、みんな彼やその家族の敵。一方ロシアと北朝鮮はそれを庇った。当然だろうね、でも国際社会は誰も耳を傾けなかった。独裁国家と判断してね。」


大将「まあ社会を敵に回せば終わりだな」


H1「アメリカをはじめとした西側諸国は全ての責任を負った彼を非難、海外のマスコミも散々彼を叩いた。~政府はもちろん多少は庇ったさ。彼の家族は関係ないから攻撃するなって。それに彼は鉄拳制裁したが、それは業務態度が悪い企業や社員雇用に問題がある企業だけだって。」


大将「なぁんだ、誤解した」


H1「それでも…世界は攻撃を止めなかった。味方であるはずの国民にさえ、彼は攻撃されたんだ。」


大将「当然だろうな」


サテライト1「…」


ソルジャー2・3「…」


H1「彼は…どうなったと思う?」


大将「死んだんだろ?」


H1「…あぁ」


大将「だってあんな目に遭えば誰だって死にたくなる」


H1「そうだね…」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ