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始まりの、終わりの 12-11

これはpixivにも投稿しています。

H1「そうか…いや今でも覚えてるよ。数十機の大編隊が一瞬で食われた。レールガンやレーザーでみんなやられた。米軍の最新鋭機が可愛く見えたほどだった…アメリカでさえ敵わない…当時あれが世界に与えた衝撃は大きかった。しかももっと驚いたのは、あれに似たやつがロシアで実戦配備してるって事だ…。友好国になったおかげでロシアと模擬戦をすることが多くなったが…あれを出された時は絶対負けてた…俺も一度手合わせした事があったが…あんたのインペリアル・ファイターほどではなかったが、滅茶苦茶強かった…。アメリカの国防費が増えた原因でもある。米露の関係が改善し、それによりロシアをけん制するために海外へ派兵してる米軍はほとんどが削減された。ロシアは中国との軍事同盟を破棄し、彼らへの兵器輸出も廉価な軽量機のみ。紛争地に関してもロシアとNATOで解決しようって動きにもなって…確実に世界はより平和になる。なのになんだこの胸騒ぎは。結局あんたらとロシアは繋がってたし…正直これからの世界が分からん…」


大将「ロシアをけん制するための費用は削減され、米軍の資金の運用もより効率的に改善。低レベルではあるがロシアはヨーロッパやアメリカとの兵器の共同開発を開始、ただし中国は例外。ロシアは中国包囲網に参加し、国際協調路線を取るようになった。アメリカのライバルを自称し、永遠の競争相手になることで軍事兵器の開発を進めるようにした。海外での対ロシア派兵費用が大幅に減り、国内外で有料で米軍兵器の展示を頻繁にやったこともあり、資金運用がしやすくなったアメリカは国内の産業に力を投入。の、はずが先日の俺の戦闘機の大活躍やロシアの新型機配備で減るどころか国防費は増加。中国も年々軍備を増強してるから国防費の増加は必須だと。アメリカは5年前の予算より2000億ドル国防費を増やしたが、さっき言った資金運用の適正化や展示会のおかげで、仮に5000億ドルで運用出来るとしたら実質3000億ドル増えてる計算だ。増えた分は兵器の改修費と調達費、開発費だ。だから2、3年後は5500億ドル以下になるらしいが…相当焦ってるな」


H1「当たり前だ。最強という地位が確実に崩れた今、地位再興に向けて全力を上げてる。それを国民も承知で我慢してるんだ。君も見ただろ?うちの艦隊を」


大将「…」


H1「最後尾に通常は貨物船として用いられている空母。中心は原子力空母、その左右前方に原子力レールガン戦艦と原子力レーザーウェポン戦艦、それから円を描くように巡洋艦に駆逐艦がいる。10年前とは比べ物にならん戦力だ。」


大将「…そうだな。そして俺たちは何度もそれを返り討ちにした」


H1「そうだ、だから焦ってるんだ。最新鋭のはずが弱い。そんなの認められないからな。もう上層部はどうすれば勝つかではなく、どう上手く負けた時の言い訳をするか考えてる。」


大将「あーりゃま」


H1「…そういや、あんたらは俺らと…アメリカと講和を結ぶ気はないのか?」


サテライト1「…」


大将「…なんどかアメリカからあったさ。だが断った」


H1「え?なんで!?この不毛な戦いが終わるのに…」


大将「お前ら、あのアメリカだぞ?講和の先が読めん。それに俺たちはテロリストだ。講和なんてしたら建国を許してしまうかもしれない。あっちだってそれくらい警戒してるはずだ。講和するにしても交渉が上手くいくとは思えないし、世界が知ったらいよいよアメリカの地位が終わる。今まで講和の用意があると発表してないのは、それによる影響を避けるためだろう。それに…講和の間に準備とかだまし討ちとかされたらたまったもんじゃない。現実的じゃないから拒否してきたんだ。」


H1「そうか…なるほどな…」


大将「あ、いや、別にお前ら米軍を責めてる訳じゃない。今まで世界を守ってきたのは何を隠そう米軍だし、んまあ…争いの種を生んだのもあんたらかもしれん。だが…それはあんたらの意思じゃないし、政府の意向だ。だから俺は貴様らの政府を信用してないのさ。本当に…あんたらの事は尊敬してる。世界一の軍隊さ。」


H1「はは、嬉しい限りだ。…確かに…俺たちも政府には飽き飽きしてる。それでも戦うのは忠誠心からだ。どうせ除隊しても暇だしな。あ、そういやあんたは6軍の中でどこを一番尊敬してる?」


大将「ん?そうだなぁ、なんと言っても海兵隊かな。連中の装備、最近になって豪華になっただろ?特にA-10が怖い。陸軍もA-10使ってるが、海兵隊の歩兵にA-10は恐ろしい。装備を沢山更新して、種類を減らす。その代わり種類当たりの保有数を増やす。戦車もそうだ。俺たち用に大量の新型装備をぶっ込んできやがる。数は少ないのに強いってどういうこった。陸軍より歩兵の装備は充実してるし、航空兵器も海兵隊に優先して配備されてる。正直陸軍より手こずるね。旗を掲げながら戦うとか変態の極みよ。」


H1「ワオ、そんな強いのか」


大将「ああ、少人数の特殊部隊も厄介だが、連中は迅速な作戦行動が特徴だ。待ってるだけでホイホイ釣れる」


H1「そういや聞いたなぁ、グリーンベレーとかの特殊部隊があっけなくやられてるって。」


大将「だって餌置いとくだけでホイホイ来るじゃん。人質を使ったら楽よ楽。偽情報流して待って、後は捕まえるだけ。単体の戦闘力は高いが、少し頭を使えば楽よ!だが一つ語弊だ。連中の戦闘力は高い。だからあっけなくやられては無い。実際、俺らは何度も高い授業料払ったしな。まあおかげで全員人質に出来たが…」


H1「んーそれでも畜生、悔しいぜ」


大将「だが海兵隊は…潜入ではなく一番真正面から敵とドンパチやる部隊だ。あの突撃っぷりには驚いた。戦線維持が辛かったね。こっちは人数が少ないから弾薬補給がしにくかったよ。もう何度かドンパチやってから、海岸近くに移動するのはやめたよ。」


H1「へー、やっぱ海兵隊は凄いのか。それに引き換えうちの海軍は…」


大将「んまあ今でこそ俺たちが押してるように見えるが、あのレールガンやレーザーウェポンが来たときはかなり焦ったぜ。しばらくボコボコにされたしな。どれだけの損害を被ったか…」


H1「今じゃあ俺らがやられてるけどな」


大将「んまあこれは戦法だな。極超音速ミサイルは相性がいいし、あれ以外あんま攻略法思いつかんわ」


H1「えぇ…それ言ってもいいのか…?」


大将「え?まずかった?じゃあ忘れて(*´ω`*)」


H1「は?(;´∀`)」


サテライト1「なーんじゃそりゃ」


35C1「おーいお二人さん、今CICから許可を取ったぞ~」


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