始まりの、終わりの 12-9
これはpixivにも投稿しています。
米海軍サイド
サテライト1「敵機に告ぐ。こちら、フリーダムフォース所属のAWACS。随分と派手にやってくれたな、今迎撃機の攻撃射程が貴機らを捉えた。やられたくなければこのまま撤退しろ。…まあ素直に聞くとは思えん。だから一応迎撃機の搭乗員を言うと、うちの司令官と歴戦の猛者たちだ。今まで散々辛酸をなめさせられてきた諸君なら分かると思うが…相手が悪いぞ?」
35C1「まさか…荒空の皇帝がお出ましとはな…さて、どうするか」
H1「…俺がやる。荒空の皇帝とサシでやらせてくれ」
35C1「いいのか?」
H1「お前らも知っての通り、敵はさっきみてえな汎用機じゃなくてそれぞれ個人専用の戦闘機がある。そいつらにゃうちの無人機でさえ単なる的同然だ。本気で殴り合ったら、兵装を消耗してる俺らじゃ相手にならん。ま、俺は敵の親玉との勝負に備えてミサイルは2発しか撃ってないがな。それに…この機体は俺のために…いや、奴のために特別に改造された機体だ。どれほど奴にかなうのか試してみたい。」
35C1「…そういやそうだったな。この作戦の目的は索敵および軽くちょっかいを出す程度。もし機会があるなら荒空の皇帝との勝負に挑み、アメリカの力がどれほどのものか試す。敵はテロリストと言えど、騎士道精神のある信頼できる敵。交戦予定地域はロシア、アメリカ、フリーダムフォースの3勢力が混在する地域。付近にロシア軍もいるので、万一墜落しても心配ない。他の武装組織を追い払ってくれるからな。よし、CIC(戦闘指揮所)に掛け合ってみよう。」
H1「頼む」
サテライト1「おーい、なんか反応してくれ。似たようなやり取りをし過ぎてこっちは放置かい、いや~寂しいねえアメリカさんよお」
H1「おっと」
35C1「いっけね。あーあー…もしもしサテライト1?そっちの親玉とサシでやらせて欲しいってやつがいてな。今CICにその許可を求めてるから待ってくれないか?」
サテライト1「えぇ…敵を前にしてその態度…図々しいにも程があるぞ?あんだけ暴れといて。」
35C1「おいおい、今までに俺たちがお前らの仲間を殺せた事があったかよ」
サテライト1「えぇ……あー…なるほど…そういうことか。確かにやられてないな」
35C1「だろ?さっき撃墜したやつだって、パラシュートの展開を確認した。まさかパイロットスーツが装甲服とはね。俺らも真似をしてパイロットアーマーを着てるが…まだ慣れん。だが、おかげで生存率が上がった。撃墜されても地上で戦闘が出来る。君らは凄いな。コックピットを攻撃されても生存率が上がる。A-10のパイロットなんかもうなんも怖くないって言ってるな。」
サテライト1(そりゃあ、アメリカにパイロットアーマーを装備しろって言ったの大将だし、作り方を教えたのも大将だ。全く…誰も死なない戦争なんてよく言ったもんだ。あれを考案したのも大将だしな。)
サテライト1「A-10か…司令官がよく言ってるよ、A-10だけは見たら撤退しろって」
35C1「やっぱりか、F-16やF-15を派遣したら返り討ちに合うし、攻撃ヘリもやられるし。しかしA-10だけは」なぜか攻撃してこないよなぁ。」
サテライト1「だってあいつミサイル効かないじゃん」
35C1「えぇ…そんな頑丈か?」
サテライト1「エンジンに当たらないんだよミサイルが。そういう構造してるしな。それにほら、ペイント弾じゃん?うちが使ってるの。エンジンに入っても滅多に壊れん、頑丈過ぎだ。」
35C1「あーそういやそうか」
サテライト1「だから最近、A-10だけは本気で撃墜しようか考えてるんだよねえ。レールガンやレーザー兵器でさえ効かないし。なにお前らA-10魔改造してんの?戦車の装甲つけるとか馬鹿やん」
35C1「だってあれしか対抗手段ないじゃん」
サテライト1「でもコストかかるだろ?」
35C1「そんなにかからん。公開されてるデータ見てもコストは従来の2倍だしな。性能は3倍くらいに上がったのに」
サテライト1「ほんとあれが来てから撤退が多くなったな。あいつの機関砲食らったら跡形もなくなるし。」
35C1「ま、せいぜい気を付ける事だなハハハハハ」
大将「なぁお二人さん?」
サテライト1「ん?どったの」
35C1「お、親玉じゃねえか」
大将「燃料は無限じゃないんすけど…もうお互い交戦距離にガッツリ入ってるよ?」
35C1「あ、CICに許可取るの忘れてた」
H1「…一応殺し合いしてんだから気を抜くなよ…」
35C1「スマン、すぐ連絡を取る」
大将「早くしやがれ全く…」




