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始まりの、終わりの 12-7

これはpixivにも投稿しています。

そう、フリーダムフォースは様々な機体を所有している。レベル3のものは同じ技術を使う軍艦に満載されているが、戦闘にはほぼ使っていない。レベル2のものは様々な事情により10機ほどしか所有していない。主に研究用のもので、同一機種は存在しない。前大将が使ったMiG-21も、元々は研究用のものを急遽引っ張り出したのである。陸上兵器もそれは同様で、研究用のものが少数保有されている。海上兵器はない。

つまりそれら以外はレベル1兵器が大半を占める。ヘリも戦闘機も全てだ。なんと気球までも導入している。戦闘機は、大将たち幹部が使う専用機以外は全てMiG-35で統一されており、実は全部ロシアから輸入したもの。アメリカの廉価な機体としてF-16があるが、単発で生存性に疑問があるので却下。せっかく鹵獲はしたが大規模生産には至らなかった。しかし専用機はいくつかいる。双発機はほとんど値段が高く、量産には向かない。F-18を鹵獲した時、大量生産も考えたが元々艦載機として設計されており、陸上運用のフリーダムフォースには不向きと判断。しかもフリーダムフォースの生産能力を使うので、その間ほかの事が出来なくなるという問題があった。そこで将来のロシアの立ち位置や関係、そして周囲に与える影響を考え、改良したロシアのMiG-35が選ばれた。

まあ大将のMiG好きもあるけどね。ロシアは中小国にMiG-21やMiG-35を勧めており、さらに財政に余裕のある国にはまとめ役として、少数のSu-30やSu-35を勧めている。

まあスホーイシリーズでも良かったんだけど、ロシアにちょいと貧しいMiGを救ってと言われた事、コスパが良い事でMiG-35が選ばれた。バランスとコスパが優秀なMiG-35でも、さすがに最強資本主義のアメリカには敵わなかった…。

そしてもう二つ。フリーダムフォースは陸海空で共通のミサイルを使用している。それがマルチミサイルだ。距離に応じてM-1、M-2と呼ばれている。Mの後の数字が大きいほど射程が長い。一発当たりのコストは他国のどの用途のものより高いが、それを陸海空で共通で使用、大量生産することでコストを抑えている。誘導方式は、赤外線、セミアクティブ、アクティブ方式、映像識別方式だ。これはそれぞれの方式の欠点を補うためのものだ。

赤外線誘導方式は、敵機の発する熱を探知するものだ。シーカーと呼ばれる赤外線を検知する部分を冷却しなければならない。航空機は高速で飛行しており、空気との摩擦で熱を持っている。そのため、より高精度な誘導を実現するためにシーカーを冷却するのだ。このマルチミサイルはその冷却装置を積んでいない。ほかの方式で補うためだ。しかもフレアで騙されてしまうので、補助程度の機能だ。フレアは高温の物体を射出するもの。つまり赤外線誘導方式の天敵だ。赤外線誘導方式は別名、光波ホーミング誘導と呼ばれる。

セミアクティブ方式は、搭載母機が目標を捕捉してイルミネーターでレーダー波を照射する。跳ね返ってきたレーダー波をミサイルの内蔵シーカーで検知して標的の位置を特定する。その性質上、搭載母機はレーダーとイルミネーターを搭載している必要がある。基地施設・対空ミサイル車両・艦艇・戦闘機が主なプラットフォームとなる。ミサイル本体に内蔵できない大出力イルミネーターを利用できるためジャミングに強い反面、発射から命中までレーダー照射を続ける必要があり、この事はしばしば射手を危険に陥れる。したがって、これをアクティブ方式で補う。

アクティブ方式は、ミサイルにレーダーを搭載しこれを用いて周囲を走査して目標を捜索する。搭載するレーダーはミサイルに搭載可能な程度に軽量、かつ使い捨てにできる程度に安価でなければならない。このため、母機の能力を借用できるセミアクティブレーダー誘導に比べれば明らかに標的の識別能力が低い。また、レーダーを用いる必然として敵のレーダー探知にも引っかかるため、発見されやすくECMを受けやすい。敵機がチャフを撒くのはそのためだ。そうした性質の都合上、他の種類の中間誘導・終端誘導装置による補助を必要とする事が多い。反面、いったん目標を捕捉すれば誘導処理の全てがミサイル本体だけで完結する。射手は命中を確認する必要がなく、即座に離脱や回避機動を取る事ができる。チャフとは、敵のレーダーをかく乱するものだ。レーダーに反射する金属を撒く。アクティブ方式は別名、電波ホーミング誘導と呼ばれる。

映像識別方式はミサイル先端にカメラがあり、そこから得られた映像を解析して飛ぶ。大将が前レベル2の戦闘機でアメリカの空母打撃群を急襲した時に使った方式だ。事前に目標を入力すれば、ミサイルが自分で判断して飛ぶ。このため、次世代の誘導方式として期待されている。実は遠隔から映像を用いて無人機を操作するもは実用化されている。近年目標に特攻するドローンが良い例だ。しかし操作するのは人間で、操縦者が攻撃する敵の顔まで見えてしまうので、PTSDになりやすい傾向があった。その欠点を克服するために開発されたのも理由の一つだ。映像を用いる以上、高解像度のカメラが搭載されている。チャフやフレア、ジャミングに強く、無効化するには内部の配線を攻撃する指向性エネルギー兵器が必要だ。欠点は、実績がまだ乏しい事。

以上の様々な特性や欠点、それを補い併用することで性能を高めている。このまさに全部乗せのミサイル。考案したのはマッドサイエンティストで有名な大将だ。このミサイルの欠点は高価な事と、搭載機器が多いため火薬が少ない事。それを補い火薬を増やすためにミサイルが少し大型化している点だ。しかし近年の技術の進歩により機器の小型化、火薬の高性能化が図られており、この問題は時間が解決すると判断。すでにロシアでは実戦配備がされており、将来性が見込まれている兵器だ。

最後は、戦闘機ではなぜミサイル発射にFireではなくFOXなんとかが使われている点だ。Fireとは射撃、クビという意味だ。さらに被弾した場合、出火した場合も使う。空中で僚機の状態を見ることは難しいし、混乱が発生する。したがって、FOXという文言を使うのだ。混乱を避けるために生まれたのも、このフォネティックコードだ。


ピー! またここで連絡が入る。


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