呂律と頭が回らない大将 11-8
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大将「ふむ、案外事態は穏便に進みそうですね。」
コター「ああ、お前の戦闘機が武装以外レベル2テクノロジーで、使ったミサイルやチャフ、フレア、APSがレベル1だった事が良かった。搭載電子機器がレベル2でも、それは見逃された。」
大将「やっぱ事前に通告しておくべきじゃなかったですか?こっちがレベル2使うって。それかレベル2テクノロジー持ってますか~?って聞くとか・・・」
ジョフケ「やめとけやめとけ。聞いたところで理由を聞かれる。こっちがレベル2を使うって言っても、反対されて終わりだ。やつらは持ってないって言う。たとえ持っててもな。そんで、もしレベル2を使ったらそれなりの対応を取ると言われて結局今回の作戦は実行出来なかったかもしれない。隙をみせたら終わりだ。」
ワルド「そうだ、今回のレベル2テクノロジー使用の事前通告無しに実行したのが最善だ。」
大将「でも・・・取り決めが・・・」
ダンガン「相変わらず変な所は真面目だね。でも最終的には賛成したでしょ?」
大将「ううむ・・・どうしたもんか・・・いや、今回の作戦にあまり異論はないんですが・・・」
コター「ん?異論はないのにまだ悩んでたのか」
大将「いや、こうやって紛争して多くの人が傷ついてんのに・・・自分達はそれを終わらせる力があるのに・・・なんか無力だなぁって・・・」
「「「・・・」」」
ダンガン「ただ変えるだけじゃいけないからな・・・持続性のある変革じゃないと、人類は歴史を繰り返す」
大将「そりゃ分かってますが・・・こうやって政治で戦争が起きてんのがなぁ。今まで散々憎んでた政治による戦争を、今度は自分がやってる側になるなんて・・・」
コター「覚悟したことだろ?」
大将「・・・まあ・・・」
ジョフケ「お前は優しいやつだな、それが奥深くのものを隠すための優しさじゃなきゃ良いけどな。」
大将「ふ、俺は優しくはありませんよ。捕らわれた愚かな人間です。いや、人間ですら怪しい。」
ワルド「俺らは人間だろうがなかろうが目的を遂行する。だからここにいるんだ。今更考えたってしょうがない。」
大将「そうですね・・・。さて、なんでしたっけ?これからはレベル1の兵器で出撃ですね?」
コター「ああ。従来の方針で行く。もうさっきのような言い訳は聞かないだろう。今後同じような艦隊が来たら、その時はかなり面倒な事になる。よーく戦略を練らなきゃならん。」
大将「了解。」
ダンガン「あ、そういやいつ帰るんだっけ?15日くらい?」
大将「いや、一度出撃してから行きます。なので正直分かりません。アメリカの出方も気になりますし・・・地中海の米艦隊が弱体化した事により、中東各地でテロリストが調子に乗るかもしれませ。それを叩き潰しに行きます。アフガニスタン周辺もどうやら騒いでますし。それからアルメニアとアゼルバイジャンのいざこざ、トルコからのクルド人の保護、沢山あります。アフリカもまだ紛争してますし・・・ほんと、利益度外視で出撃出来ればいいのに・・・」
コター「それは難しいだろう。それでは正常な抑止力にならん。依頼相手の経済力でそれに見合う抑止力を提供する。でなければ昨今の大国のような侵略をしかねん。」
大国「ですよね・・・。はぁ・・・毎度の出撃は黒字なのに、なーんで月末決算は赤字なんだか・・・」
コター「知ってるだろ?人件費に兵器の維持費、光熱費などなど・・・」
ダンガン「まあそんなに赤字が大きい訳じゃないから良いじゃん」
ジョフケ「アリーが予算と赤字額見て前ひっくり返ってたな」
ワルド「出たその話」
大将「んーレベル3や2の兵器は維持がちょっと面倒だからなぁ。レベル1を引き継ぐんだからアリー達の負担はかなり軽くなるはずなんだけど・・・」
コター「まあな」
ダンガン「んで、大将。別に帰って欲しい訳じゃないけど、これからの予定は?しばらく忙しいだろうけど、幹部総出で出撃かな?」
大将「そうですね。自分も一旦出撃してから帰国します。地中海での件は世界に大きな衝撃を与えますからね。最低限の数の幹部は残して、幹部は出撃です。ただし、もし今後大きな動きが中東でなければ待機で。最優先事項はアフガニスタンです。またロシア経由で行きます。アフガンでの任務が終わったら自分は帰国します。そこからは任せます。というかいつも通りお願いします。」
コター「了解。ついにあいつらが来るのか・・・お前も大変だな」




