呂律と頭が回らない大将 11-7
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大将「そういやよ、こんだけ派手にやって・・・居場所ばれないかね・・・」
コター「バレても逃げればいい、いつも通りな。」
大将「さいですか。そんじゃ、着陸しまーす。」
管制官1「今回は派手に着陸すんなよ~、整備班がまた泣くぞ。」
大将「レベル1のやつならまだしも・・・これレベル2じゃん、ほっとけば勝手に直る。」
管制官1「そうかもしれんが・・・だからって今回は駄目だ。花火があるだろ?そっちが主役(^_^)」
大将「え、俺じゃねえの?(・д・)」
管制官1「はて、そうだっけな・・・」
大将「えー・・・もういいや、着陸する・・・(´д`)」
「お、司令官だ!」
「来た来た!」
「この花火の中着陸って・・・カッケーな・・・」
「お帰りなさ~い!」
「フュー!」
地上では歓声が上がる。
着陸する機体
大将が帰還してから数十分後・・・
「お疲れ様です大将!」
「お帰りなさい!お見事です!」
「久しぶりの戦闘ですね!どうでした!」
わらわらと集まる隊員達
大将「ただいま~」
本来上官に部下が集まる良い光景なのだが・・・大将の背が低くてまるで子供に群がる悪い大人に見える・・・群衆の中心が、台風の如くポッカリと穴が空いている。
大将「えーっとね~、正直に言おう。攻撃したら敵に見つかって、全力で逃げ帰ってきた(´▽`)」
「「「え?」」」
大将「いや~いくら俺がちょいと腕がいいパイロットでもさ~、反撃手段なかったらそりゃビビるよ~(´▽`)」
「えー・・・武装ペイント弾以外無かったんですか?」
大将「いや、他には例の風邪菌入りのバイオ弾だけ。主翼上の2門の機関砲もペイント弾だった・・・後はチャフ、フレア、APSだけです(´д`)」
「なんだよ~ドジだな~司令官」
「アッハッハッハ、大将らしいなぁ」
案外呆れられてない大将
大将「いや~武装のチョイスミスは致命傷よ?みんなも気をつけようね?」
「ハハハ、肝に銘じておきます」
「ボスでも失敗するんだなぁ。いや、普段の態度はおちゃらけてるけど、戦闘はミス一つしないかと思ってた」
大将「おいおい、俺だって人間よ?ミスくらいするさ。っておい、何だ普段の態度はって(・д・)」
「「「ハハハハハ!」」」
そんなこんなでみんなで会話する大将
ダンガン「・・・うらやましい?」
コター「あぁ、俺も昔はあんな風だったらなぁ。そうすればあんな間違いをするはずなかったのに・・・」
ダンガン「昔の事だ。今更しょうがないよ。かといって俺もうらやましいけどね。お互い似た立場だったからよく分かるよ。でも君のは良いじゃないか、まだ残ってる。俺のは消えちゃったけどね・・・」
コター「なんとかな、そのうち消えるだろうけどな。」
ダンガン「そんな事言うなよ・・・国がなんとかしてくれるって。第一、位は消えても血は残るさ。俺のだって消えてない。」
コター「だといいな・・・」
ジョフケ「なーに辛気くさい話してんだ。せっかくお祝いの気分が冷めるぞ?」
ワルド「そうだぞ、チャンスをこれからいくらでもある。あいつがいる限り、な。そん時に貰った物全部返せ。」
コター「そうだな・・・」
ダンガン「さて皆さん、ロシアだけじゃなく色んな国から報酬が増額されてます。今回は大儲かりだ。記念に一杯やりますか」
ジョフケ「賛成!」
ワルド「あんま飲み過ぎんなよ?ま、酔い潰れても俺が運ぶけどな」
ジョフケ「ハハ、言うじゃないか」
大将「さて諸君、まだ花火は終わっとらん。楽しもうじゃねえか。」
「「「おー!」」」
「おーい!酒は持ったか~!」
「お菓子あるぞ~」
「つまみもあるぜ。」
大将「さて、今夜は楽しむか。警備もどうせ目を離しても平気だ。なんかありゃすぐ分かる。おーい!コターさーん!今回は総出で花火大会しましょ~!花火職人にも差し入れ頼みまっせ~」
コター「はいよ~!」
ダンガン「しかし派手だねえ。そこまで大規模な出撃じゃないのに。」
ジョフケ「そりゃ歴史的な日だからね。実際、大将が出撃した後も作戦地域に余計な敵が入ってこないよう警戒したもんね。空中管制機や早期警戒機、電子戦機、戦闘機、沢山飛ばして警戒させたからね。しかもレベル1の技術だからコストも安い。それでもメインの作戦よりバックアップの作戦の方が綿密だったかもね。」
ワルド「そうかもしれんな。大将のやつ武装間違えたらしいし。陸でペイント弾のみなら分かるが・・・任務が海上って忘れてたな?まったく、いつもの感覚でセッティングしやがって・・・。海上で墜ちたら救出面倒だから対空装備ちゃんど積んどけって訓練してるのに・・・でもよくやったよ。ふ、まさかこんな上手く行くとは・・・アメリカはレベル2の兵器を持ってきてると思ったんだけどなぁ。」
ジョフケ「恐らく、警戒してるんだろう。レベル2の兵器を俺らに鹵獲された時の事を。案外それが抑止力になったかも知れん。」
ワルド「なるほど。」
ダンガン「アメリカは本気で怒って今回の艦隊だけじゃなく、色んな戦力を向けてくるはず。レベル2の兵器を使わないのも、俺らが殺しをしないと知ってるだろうからね。もし一度でもレベル2の兵器で殺しなんかしたら・・・」
ジョフケ「マジの戦争だな。連中、レベル3の兵器も持ってる可能性があるし。」
ワルド「うちのレベル3兵器には敵わんだろ。でも・・・何か隠してる気がしてならない。」
ダンガン「これまで通りレベル1兵器を使おう。今回の出撃だって、アメリカが新鋭艦を出したからレベル2兵器を使ったんだ。アメリカは大将がレベル2兵器を使ったの分かったはず。これまで通り主にレベル1兵器を使い、レベル2は逃走用の特殊装甲服のみとしょう。コター、それでいい?」
コター「ああ。先ほどアメリカやロシアに通達した。今後はレベル1を使う。アメリカがレベル2の兵器を持って来た可能性があり、今回のみ特例でレベル2を使用したってな。」
ジョフケ「んで、各国はなんて?」
コター「ロシアは快く了承した。もちろん、各国にはそれぞれ個別に連絡した。だから今回のロシアの関与は疑われてないはず。アメリカは・・・かなり怒ってたな。次レベル2を使えばそれ相応の対処をするって。でも今回は不問にするそうだ。被害が嫌がらせで済んだので、大目に見るそうだ。協定は守る義務はなくても守れってよ。」
ワルド「あらま、なんという上から目線。相変わらずだねえ。」
ジョフケ「そういう国だ、しょうがない。」
ダンガン「ま、大将への報告は後にして・・・取りあえず楽しもう!」
コター「ふ、そうだな。」
ジョフケ「うん、楽しむか。」
ワルド「だね、酒持ってくるよ。」
その日、シリアで大きな花火が上がったと話題になった。遠くからでも見えたその光景はとても綺麗だったと言う。もしかしたフリーダムフォースでは?という事で偵察衛星や偵察機を使おうとしたが、ことごとく返り討ちに遭うのでそれは却下された。
そして宴が終わった後の事・・・大将は報告を受けた。司令官室にて




