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呂律と頭が回らない大将 11-6

これはpixivにも投稿しています

管制官1「カンカンだろうね。少なくとも、新しく配備された最新鋭のレールガン搭載艦を潰したんだ。それもレーザーキャノンまで積んだやつだ。しかもペイント弾まみれにされて。さらにうまくいけば乗員がみんな風邪で戦闘不能。せっかく回復したアメリカの威信は丸つぶれだ。」


コター「いつでも潰せるって声明がやっと本当になった訳だ。」


大将「儲かりまくってウハウハだね~。まあ今回はレベル2の戦闘機を使えたし・・・特殊能力も使えたし・・・」


コター「アメリカだからレベル2なんだ。それ以外の国はレベル1を使うんだぞ?あ、でもこれからはアメリカ相手でもレベル1だ。今回のようにレベル2ではオーバースペックだからな。守る義務はないが・・・一応例の取り決めがある。」


大将「了解、そういや今回使った人工衛星の技術レベルは?」


管制官1「えーっと、ハッキングしたアメリカなどのNATO軍のものだからレベル1。ロシアのものもレベル1だ。レベル2も使えたらしいが、レベル1でどれだけいけるかという実験でレベル1にしたらしい。まあ取り決めがあるのも理由だが・・・つまり全部1だ。」


大将「なるほど、だから電子攻撃や支援が少し弱く感じた訳だ。」


管制官1「お前が駄々をこねてMiG-21なんて使わなきゃ、もう少し楽だったんだけどなぁ。例のF-15とSu-27とMiG-29の合体機を使えば良かったのに・・・」


大将「うるせえ、これが良いんだよ。それに、俺が使うのはMiG-21とSu-47だけさ。あのキメラはバランス重視。運動能力はあの2機に敵わん。多分次はSu47使うよ。」


管制官1「はぁ・・・相変わらずロシア機好きだな(´д`)」


少し呆れる管制官1


コンコン・・・


ダンガン「失礼。コター、ちょっといいか?」


コター「ん?ああ。ちょいと席外すぞ。」


管制官1「あいよ」


コターとダンガンが話す


大将「だって今のアメリカ機に美しさはあるかい?洗練された美しさがない。みんな保守的で無骨なスタイル。それも良いが・・・。でもとりあえず電子機器アップグレードすれば良いや~みたいな単純思考。だから米軍のパイロットは腕が良いのに弱い。対してロシア機はどうよ。美しい!エロい!惚れる!この三拍子だ!分かるかね、これが!この良さが!」


管制官一同「うっわ・・・」


一同ドン引き


コター「おーい、今ロシアから連絡があってな~。今回有益なデータが得られたんで、報酬増やすってよ。予想以上の戦果にあちらさんは大喜びだ。」


管制官1「お、本当か!?」


大将「よっしゃあああ!さっすが、経済がどんどん回復してるだけあるねえ。」


コター「ハッハッハ、ホントだな。指導者を変えずに政策だけを変える。それをアドバイスしたお前もよくやったもんだ。」


大将「ロシアがもっと力をつければ冷戦の再来だ。だがその方が誰かが暴走する事もなくなる。誰かを思いやり、自分の主張だけを通す事が減るだろう。いつ導火線に火が着くか分からない予測不可能な時代!いいねぇしびれるねえ!」


コター「そうなりゃもっと需要が増えるな。」


そんなこんなでしばらくして・・・


管制官1「さて、そうこうしてるうちに着いたぞ。着陸態勢に入れ~」


大将「あいよ~、周辺に機影なし。お、これは俺の独り占めかな?」


減速する大将


管制官1「おうよ、みんなが待ってるぞ?さあ、派手に迎えてやろう!花火よーし!」


花火が上がる。夜の空に華が咲く。その中心を飛ぶ大将


大将「おおう・・・すんげー綺麗・・・当てんなよ?まあそれじゃあ墜ちないけど。しかし空からみるとほんっとうに綺麗だ・・・火薬もちゃんと使えば人を殺さず、逆に人を・・・よ、よ・・・喜ばせること・・・すぅ、事が出来るんだなぁ。」


管制官1「いや~良いこと言うね~、・・・呂律が回ればな(・∀・)」


大将「フン、やかましい。」


「おー!綺麗だ!」

「いいぞ~!」

「こんな綺麗なの初めてみた・・・」


地上では隊員たちが花火を見ている。次々に上がる花火。菊、変化菊、牡丹、万華鏡、(かむろ)、柳、飛遊星(ひゆうせい)、蜂、花雷(はならい)、万雷、千輪、ハート型、多くの花火が上がる。


「これも火薬か・・・」

「え!?これ火薬なの!?」

「まさかこんな使い方があるとは・・・」

「戦争にしか使わないと思ってた・・・」

「銃も、火薬も、人を殺すためのものと思われてるが、こうやって殺すどころか魅了するものにもなる。ストレス発散に空砲を撃ちまくのも良い例だ。まああれも安全な場所でやらないと怪我するけどな。人が勝手に作って殺して非難して、さぞかし作られた側も可哀想だな。」

「そうだな・・・」

「俺、将来あの花火を作る人になるよ。」

「お、花火職人か。」

「いいねえその夢、私も乗った。戦争で傷ついたこの国や人々を・・・癒やしたいな・・・」

「ハハハ、いいねえ。応援するぜ。」

「ありがと。」

「しかしまあ・・・綺麗だな・・・」


しばし魅入られる隊員たち。真っ黒なキャンバスに咲く大きな華。空は人々を飽きさせない。昼は自分で描き、夜はライトアップ。人々の能力によってはこんなに美しくもなる。明かりが少ない紛争の地は、この花火がより輝く。境界のない空に、国境を越えそうなくらい大きな花火。


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