呂律と頭が回らない大将 11-4
これはpixivにも投稿しています
そう、技術とは日進月歩。第5世代ステルス機が飛んでまもなく約30年。対ステルス用レーダーとして、米軍では空気との摩擦で発生する熱を探知するサーマルレーダーを装備している。ステルス機の機体には特殊な塗料が使われており、レーダー波吸収材(Radar absorbent material、RAM)という。これは電波を吸収して熱に変換するというもの。なので、その熱を探知してやろうというものだ。このMiG-21もステルス塗料を使用している。それに加えていくらレベル2ステルスを使用している大将の機体でも、ステルス塗料から発生する熱、そして機体の空気との摩擦熱を消す事は出来ない。さらにエンジンも熱を発しているので、これも探知の要因となる。もちろん、エンジン排気の温度を下げるため、排気口には今世界を飛ぶ第5世代機と同じような機構を組み込んでいる。だがここまで接近していたらさすがにバレる。
音波レーダーは、音で敵機を検知するものだ。物体は移動すると、その波で少なからず音を発する。それを検知するというものだ。それと大将はこの時分からなかったが、実はもう一つレーダーを敵機は積んでいた。レーザーレーダーだ。一見ふざけてるように見えるが、大真面目である。レーザーの光で敵を探知する。何か物体に触れたらそれをセンサーが検知する。このような3つのレーダーを米軍は新たに採用していた。これらのレーダーはまだ開発段階にあり、探知距離はまだ短い。しかしその性能は目を見張るものがある。
最初こそ出遅れたが、アメリカの艦載機は様々なレーダーを使って大将の機体をあぶり出したのだ。
大将「とりあえず、レベル2ステルスを切る。こうなっちゃあ意味が無い。エンジン出力を最大にし、アフターバーナーで逃げる。」
管制室「了解、交戦を避けよ。」
レベル2ステルスを切り、アフターバーナーで全力で逃げる大将。
キィィィィィン・・・!エンジンがうねりを上げる。
ピーと警告音が鳴る
システム「注意、ロックオンされてます」
システムが警告を出す
大将「うげ!もうロックオンされた!」
システム「注意!ミサイル!ミサイル!」
大将「うがあああ!マズイ!チャフ、フレア展開!」
管制室「気をつけろ!」
後ろからミサイルを撃たれたが、それをかわす。
システム「注意!ミサイル!ミサイル!」
管制室「またミサイルだ!さらに1時の方向から4、9時から6、7時から4、4時から2機襲来!」
大将「ええい!迎撃ミサイル!」
機体に備え付けられた、小型のミサイルが発射される。これは飛んでくる飛翔体を撃墜するためのミサイルで、元々戦車についており、アクティブ防護システム(Active Protection System、APS)と呼ばれる。
大将「今回はマズイ!ドッグファイト用の装備じゃない!予備ミサイルも主翼の機関砲も全部ペイント弾だ!やっちまったー!まさかこんな上手くいくとは!」
管制室「もう少しだ!その速度なら逃げ切れる!」
大将「うおおおお!」
迫り来るミサイルをチャフ、フレア、APSで避ける。
全力で逃げ、敵機はどんどん離れる。レーダーには敵が撃ったミサイルが映っているが、衛星からの電子攻撃と回避行動で逃げる。しかしまだ来る。
大将「こうなったら奥の手だ!」
ペイント弾の入ったミサイルは発射する。ミサイルは後方に向かい。敵のミサイルを迎撃する。




