第8話 かーなーりー強い/しかしその頭は飾りだ
ギリッギリで間に合いませんでした……
執筆時間およそ1時間から2時間?
計ってないしよーわからんけども()
そんなわけで今年最後の更新?よろしくお願いします。
今年最後に投稿予定日1日ズレたけど大丈夫か本当に……(てか勉強しろ)
前回のあらすじ
ラスボス(?)は馬鹿だった。
「あっ今僕のことバカだって思ったでしょ?分かるからね?超顔に出てるよ!!……ああそうじゃない、べ、別に馬鹿じゃないからね!!」
激しく動揺しているみたいだ、どうやらすごく気にしているらしい。
「てかさ、24個の能力を上手く扱えてる時点でぜーんぜん馬鹿じゃなくね?うんうん馬鹿じゃないからね。逆に君こそ人に馬鹿って言えるほど偉ーい人なの?違うよね?ちょっっっっっっと勉強が出来るからってそーいうのは良くないんじゃないかなぁ?」
なんだかあまりにムキになり過ぎているのが哀れすぎて声も出ない……
「んなことはどーでもいいだろ、言いたいことはそれだけか?ならそれが辞世の句でいいんだなァ!」
まずは分身を作る。馬鹿とはいえ腐ってもチートじみた能力の持ち主だ。相手をいかに困惑させその隙に漬け込めるかが勝負の鍵となる。
「へー分身かぁ、よく短期間で能力を進化させられたね、流石僕が見込んだだけはあるね、でも!僕の方がもーっっっっと、凄い!!」
「γ」
言い終わると同時、アイツが無数に、文字通り無数に存在するかのように見えた。
まさに規格外。今までも念動力を使う者、時間を操る者、強力な能力を持ち一筋縄ではいかない連中ばかりだったが、今度はそれを遥かに超えている。
始めに技を跳ね返し、次には空間操作、挙句これは幻覚?まで使ってのけている。
この感じからして他の能力もさらに多彩かつ強力な能力である事は確実だろう、まずは能力を出来るだけ見て対策を講じるしかない。
そこで手を打つことにした。
「お前すげーな!そんなに色々能力があるんだなぁ、もうちょっと色々見せてくれないか?」
「え?そうでしょそうでしょ、凄いでしょ!やっと僕の凄さに気づいたんだね、じゃあ望み通り見せてあげるよ!」
「『ζ』、からの〜『υ』」
今度はまた別の場所に飛ばされた。しかし奇妙なのはその風景だ。滝のような水の流れがあるが、その水は下から上へと登るように落ちている。大地に茂る草木は鉛のような鈍い銀色、そして空は緑がかっている。
まるでこの世界ではないように。
「まだまだ行くよ〜、『μ』からの『φ』」
世界が揺れ始めた。衝撃に耐えられず体はバランスを崩し倒れ込んだ。さっきまで幼児化した体に対してもくるぶしほども無かった草はいつのまにか元々の自分の身長をも遥かに超える丈へと成長した。……いや違う、地面を見ればさっきまで砂つぶサイズだったこの世界の砂は、河原の石ころ並みに大きくなっている。世界が拡大されているのだ。
さらに次の瞬間、さっきまであった滝のようなものが、そして大木が次々と消滅した。
「最後に……!」「β」
今度は俺の体が宙を舞い、直後に体が地面へ叩きつけられる。咄嗟に汁を出したことでなんとか衝撃を緩和出来たものの、ダメージは免れない。
「はぁ……はぁ……どうでしょどうでしょ凄いでしょ〜!はぁ……あっやべちょっと疲れた」
どうやら連続して何回も能力を使うと疲れるらしい。やっぱ調子に乗って使いまくるなんて馬鹿だろ……
しかし弱点こそ見えたものの能力が依然として攻略不能なレベル、もはや神にも等しい力を持っている、とでも形容すべきその能力はあまりにも隙がない。
どうすれば良いのか。策は何かないのか。今持ち合わせているのは大きくなれた時に着る服やあのナイフが入ったカバンくらい……あのナイフ?
確かさっきアイツはこう言った。
『何故か刺された状態の人間には僕の能力が効かないからそこだけはどうしようもなくってさ。』
なら、答えは一つしかない。
立ち上がり、俺はナイフを取り出し、刃先を自分に向けて構えた。
「なぁ、お前俺にナイフを使え、ってさっき言ったよな。使えば副作用は無くなるって。そしてこうも言った、ナイフが刺さった状態だとお前の能力は効かないってな!」
「……?!何をっ」
「これが俺の答えだ!」
構えたナイフを思い切り自分の体へ突き立てた。
「男は度胸ォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
次回に続く(フォーマットが定まらない)
割と今回はオリジナルのネタ多め、ギャグもちょいちょい組み込めた方、になるのかな?(タイトルはゼロノスのパロディだけど)
今回何個か明かした凪の能力ですが一応他にも色々考えてるんですがね、最近ガンガンこっちの浪人生活が忙しくなったのもありなかなか全部出すのは難しそうですね……タイヤカキマゼール全然出てないやんこの無能が、とか言ってごめんね東映さん……
話題がそれたね、てか日付変更までもう時間がないので今回はここで筆を。
って思ったんだけどね、急いで更新ボタン押したら間に合ってなかった……のでもうちょっと。
次回、全部使うかは分かりませんが、残りも出来るだけ出せたらなぁと思う次第です。
……えっ?能力が効かない状態になったから出したところでじゃないのか、だって?そこはほら、次回のお楽しみに
(あっマジレスすると次回の展開はまだ決まって)ないです