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Nostalgia - 追憶 -  作者: 天野 花梨
The disaster occurred on their way home
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Premontitions.

1. Premontitions.


 その頃、シンガポールでは藤堂が本社から送って貰ったデータを出力し、会議室の机の上に島の地図を広げ山の写真を該当する場所を地図の上に並べており、時宗と雅治は一行の登山ルートと予定や資料をまじまじと見ながら考え込んで居た。


 藤堂は他に手掛かりになる資料や情報が無いか本社や齋藤に随時確認や問い合わせをしながら現状経過報告等も合わせて情報収集を秘書室と会議室を忙しく行き来しながら行っていた。


 時宗と雅治は、向かい合って座って居たが、各々資料に目を落とし、考えをめぐらせていて長い沈黙が続いていた。


 その沈黙を最初に破ったのは雅治だった。

「時宗。どう思う?」

「う~ん……。私の知る限り兄貴と誠が予定を狂わせてまで興味を惹くようなものは思い付かないんだが……。

 あの海底遺跡と何らか関係の有ることが発見したのなら、誠あたりが強行に調査に乗りだし予定を狂わせるかも知れないが……。

 だが、誠は今まで何回もあの山に調査を行っている。今回偶然に有力な手掛かりを見つけたとも思いにくい。

 予定していた登山ルートも山を往き来する登りやすい通常ルートを使っている」と登山計画書を見ながら言う。


「俺もそう思う。もしアレックスが何か興味を惹くものを見つけたとしても、あの兄貴と誠に登山計画を大幅に狂わせるような行動を許してもらえる筈はない。齋藤の部下も同行しているしな。

 それに何らかの発見で予定を変更してまでの行動取るなら齋藤の部下が連絡入れて居るはずだ。

 それに、齋藤が気転を利かし予定通り下山してこないと分かった早い段階で何人かの部下を下山して来ない一行を探しに向かわせている。その時は、まだ空が明るい段階で捜し回っても居なかった訳だしな。

 破天荒なアレックスでも馬鹿じゃ無いんだ、リスク冒してまで山の中腹に留まる理由がない」


「……となると……」


 二人の声がハモる。


『一行は下山している!』


「下山はしたが一行は、おそらく麓辺りで何か興味を引くものを見付けて好奇心で寄り道をしたんだ。思った以上に森の夕暮れは早く暗闇が迫り、その上思いもよらない程、早く雪が積もり動けなくなった」と時宗は推測を口にする。


「あぁ、俺もそう思う。下山して、アレックスあたりが珍しい動植物、または昆虫でも見つけたんだろう。フラフラと観察をしていた時に一行が全員が興味を惹く物か場所を見つけたんだろう。

 下山して気分的に島内事務所がすぐ目と鼻の先位の距離の様に感じられた。

 だから兄貴や他の連中の危機感が薄れ報告も後回しにした。

 兄貴と誠が興味を示しそうなもの……。

 齋藤の部下も同行しているんだから……」と山の地図を眺める。


『温泉だな?』とまた二人が声をそろえる。

挿絵(By みてみん)

「原泉が湧き出るいい温泉場所でも見つけたんだろう。山登りした後だから、ひとっ風呂浴びて島事務所に帰ろうと誠あたりが提案したんじゃ無いか?」と時宗が言う。


「あぁ。しかも、雪が降り始めても気付かず温泉を堪能し、携帯や無線の電波が届かないと言うことは、洞窟の中だ!

 寄り道して暗くなる事は一行は百も承知だった筈だ!懐中電灯を各々持っているから大丈夫と踏んだんだろう。

 最悪、辺りが真っ暗で船が出せなったとしても最悪、島事務所に泊まればいいとでも思ったんだろう。

 それに兄貴達が下山時はまだ雪も降ってない。薪になるような物をかき集めて暖と灯りを確保して安心してのんびりくつろいで居たんだろう。

 リフレッシュした後、そろそろ事務所に戻ろうと洞窟出口付近まで出て行って外の風景が豹変していることに唖然としたんだろうな。

 暗闇で大雪しかも土地感の無い場所となると洞窟の中に留まる方が懸命な筈だ。

 無理してでも電波の届く所迄出て救助を頼まないと言うことは、食料も水もしっかり持って行って居たと言うことだな」と雅治が推理を付け足す。


「心配要らないのでは無いか?」と時宗は言う。

「あぁ、夜が明ければケロリとした表情で帰ってくるな。

 ただ俺達の予想に反して誰か1人、若しくは数名が怪我を負い動けなくなっていて、何処かに避難していて暖を取りながら様子を伺っている可能性が無くもない。そうなると話は別だ。怪我の具合によるからな」と雅治は言う。


 時宗は内線で藤堂を呼び出す。

 直ぐに藤堂がやって来た。時宗は雅治と二人で出した推測を話す。


「藤堂君、齋藤君に山の麓の洞窟を調べる様に伝えてくれ。山の中腹には居ない。特に洞窟内に原泉が湧き出る様な場所が無いか?麓で珍しい動植物が居そうな場所が有ればその付近の洞窟を探してくれ」

「麓の洞窟ですか?聞いてみます」と藤堂は直ぐにその場で拓哉に連絡を入れる。


「しかし、何で今回、兄貴は、アレックスとラッセルを一緒に連れて行ったんだ?」と雅治は時宗に聞く。

「兄貴がせっかく島に行くなら色々見たいと、こないだは、あまり時間が取れなかったから、殆ど島を見渡せてない。今回は十分に時間を取って島を見てまわると言い出したのさ。

 それで誠に案内を頼んで居る所にたまたまアレックスが傍に居て誠と同行すると聞いて雅治お前も行くと勘違いでもしたんだろな。『一緒に行きたい!』と言われてね。『島内の動植物に関する生態系調査も重要だよ?』とか言ってきてな。

『トッキーが許可くれないならレオンに頼むよ!』とか言われるし、兄貴も兄貴であの破天荒なアレックスを結構気に入って居るからなぁ……。『島内に危険な動植物が有るかどうか、かぶれの木とかの生育分布とか調べる事も生徒達の安全を図る上でも必要だ!』と兄貴からも頼まれてなぁ~。

 許可するしか無いだろ?そうなるとラッセルもねぇ……」と時宗は溜め息を付く。


「それでか!こないだからアレックスが妙に『何で" Field Trip"に行かない?』とやたら絡んで来て居たのは。【遠足】ってこの事かよ」と雅治は呆れる。



 島では、ほぼ山頂まで捜索員がくまなく巡回し、方々捜したが見つからず、お手上げ状態に陥っていた。

 それに、雪も益々酷くなり2次遭難のリスクを避け、捜索員に冷えた体に温かい食事と休憩を取るせるために齋藤は捜索員全員に島事務所に引き揚げる様に命令を出していた。


 齋藤達は窓の外の吹雪を見ながらどうしたものかと途方に暮れる。

挿絵(By みてみん)


 そこに藤堂からの連絡を受けて齋藤は玲音と廉、悠貴と考古学室の助っ人合わせて6人で地図を広げ該当箇所を探す。

「原泉が湧き出る所はいくつもあるが……洞窟があり珍しい動植物が居そう所は……」と写真や地図、自分達の記憶をたどり候補地を探していた。

 そこに潤がシャーロットを連れてきた。

「親戚の叔父さんに頼んで連れてきたよ。

 一応訓練受けて居るから臭いで追跡してくれるよ。でもこの雪で臭いが消えてなければ良いけどね」と潤が言い終わる前に玲音はシャーロットに飛び付き涙の再会をしていた。

 それを見た千景が廉に「また別れた後が大変だな」と囁き、廉はひきつり笑いを浮かべる。



2. Travel back in time.


 時を遡ること12時間前


 渦中の人物達は山に登るべくホテルのロービーに集まっていた。

 齋藤から今回付き添う【三鷹 翔】を紹介していた。

 三鷹は齋藤とは同い年で同期で入社しリーゾート開発部が立ち上がった時から配属してきた男である。

 風貌は中肉中背だが3年前に結婚し齋藤によく「幸せ太りか?体が鈍ってきてるんじゃないか?」と揶揄われていて少し体力と体形が気になる年齢になっていた。

 だが、齋藤といつも行動を供にしており、歳の割には十分鍛えあげている。

 デスクワークは苦手としており、いつも齋藤から「お前がもう少しデスクワークで戦力になれたら鬼に金棒なんだけどなぁ……」と言われている。

 しかし、三鷹してみれば「齋藤部長がオールマイティにできる人間であってそれと同じレベルを求められても……」といつも口癖のように反論している。

 この三鷹 翔もフロンティア学園出身者なので三鷹は唯野をよく知っていたが唯野は多くの卒業生達を輩出しており齋藤や藤堂といった才能の目立つ存在や問題を多く起こし手を焼いた人間くらいしか記憶に留めておくのは難しい。

 なので、三鷹のように問題も起こさず成績もこれと言って目立つこともなかったので例外もなく覚えてはなかった。


 唯野達は三鷹と挨拶を交わし、船で島に渡る準備をしている。


 アレックスは最近片言の日本語で喋る様になっており、「今日の"Field Trip"の"chaperon"は"

 Three of the hawk"ね~。"hawk!"かっこいいね!よろしくね!」

 三鷹は苦笑いしながら”Nice to meet you.”と返した。

 唯野はアレックスに「【遠足】じゃないぞ!ちゃんと【仕事】だからな?…と釘を刺す。

 アレックスは「でもレオンに話したら遠足だね?いいなぁ~僕も行きたいなあと言ってたよ?遠足って"Field Trip"ってことでしょ?」と言う。

「えっ玲音にここに来ると話したのか?」と唯野はひるむ。

 そこに誠が「玲音君達は時宗がシンガポールに出張していて全国内業務を押し付けられてんてこ舞いしているからここには来れないよ。

 雅治もこないだのインフルエンザ騒ぎで業務が進んでおらず、仕事に押しつぶされてますからここに遊びに来る余裕などは無いよ」と説明する。

 するとアレックスが「そうなんだよ!マーサに何度誘っても忙しいって興味示さなかったんだ!」と今度は英語で話す。

 英語と日本語が入り混じる会話の嵐の中三鷹は茫然と佇む。

 それを見た齋藤が三鷹の心配を察して

「大丈夫だ。唯野校長も伊集院教授も英語堪能だから、お前が英語聞き取れ無くても通訳してくれるよ。それに今回は、生活用語位しか使わないさ。いくらお前でもそのくらいの英会話位は出来るだろ?

 今回の予定行動は山の中腹までだ、ゆっくり行けば離れる事はない。時間も十分にあるしな。あの人達ならお前と同等の体力の持ち主だ。しかも頭は俺以上の持ち主だからな!まあ、ちゃんと無線持っていき何かあればすぐ連絡入れろ」と笑いながら言う。


 そして、齋藤は一行が三鷹が運転する船で島に向かうを見送り事務所に戻り仕事を始めた。


 船の中ではアレックスとラッセルが何やら荷解きをしてごちゃごちゃ話している。

 それを覗き見た誠は唖然とする。

「なんだ!この荷物の中身は……」

「ん?アレックスが1万円分のおやつを持っていくのが日本の風習だと……」とラッセルがつぶやく。

 するとアレックスは自信満々に言う。

「そうだよ?初等科のサキちゃんが『遠足はおやつは一人千円までだよ』って。小学生で千円なんだから大人は一万円くらいでしょ?レオンにも聞いたけど『そうだよ』って………」

「……そういうことは玲音君に聞くな。廉君に聞け。それにサキちゃんって??」と唯野が茫然としながらいう。

「初等科の動物飼育係のサキちゃんだよ?」とアレックスは説明する。

「でも、これ二人で2万以上はあるんじゃないか?ジャーキーやチーズなんでチューハイなんかあるんだよ!」と誠は品定めしながら言う。

「それジュースだよ?果物の絵がかいてあるじゃない?それにどうせユッキーやマコは用意してないだろうからその分もあるからさ」

「ちゃんとアルコール表示されてあるだろ?あっラッセル!お前バナナ一房も持ってきたのか?リンゴにみかん、チョコレートも、クッキーにポテトチップス……それに何だこの大きな箱は……」

「妻がピクニックに行くならサンドイッチだとみんなの分作ってくれたね」という。

「ラッセル!ピクニックじゃない"Field Trip"だよ!」とアレックスは言う。

「もしかしてあの大きなリュックほとんど食べ物か?」と誠はあきれながら聞く。

「ちゃんと、言われた通り軍手やヘッドライト付きヘルメットはあるよ!」アレックスは強くいう。

 唯野はそれを見ながら「遭難しても3日は食べ物の心配居なくてもいいようだな。

 まあ最悪何かのアクシデントで今夜、島事務所に泊まる羽目になっても酒あれば楽しいじゃないか?

 時宗や雅治や誠の仕出かす事に比べれば可愛いもんだ」と笑う。


「兄貴、アリーナは事務所は山を挟んで真反対側に位置するから事務所には寄らないんだよ?

 あの荷物当然俺達にも押しつけられること解っているの?」と呑気に笑っている唯野に誠は現実を突き付ける。

「え?事務所寄らないのか?チューハイの缶とかやたら重いじゃ無いか?それ抱えて登るのか?」とそれを聞いた唯野はアレックス達を見ながら言う。

 それを聞いた三鷹が笑いながら「山の中腹で食べる以外の食料は車に置いて行きましょう。ジープなので登山口に横付けしておきますよ」と言う。

 それを聞いて唯野と誠は一安心する。

 誠はアレックスとラッセルの中に入って行き車と山に持って行くものの強制選別をはじめていた。


 それから何時間か経ち一行は今回の目的地の大きな滝のある。山の中腹に到着していた。

「あ~疲れた。しかし、凄い展望だなぁ。

 登山道の整備さえ出来れば初等科の生徒でも登山をレクレーションとして十分組み込める山だな。あの辺りの勾配なら雪積もればスキー出来るのでは無いか?」

 唯野は辺りを見回して三鷹に息を切りながら提案する。

 三鷹は笑いながら「齋藤部長もスキー場は考えている見たいですよ?

 昔、玲音君達と約束したとかで……。

 この山道も藤堂秘書室長の事故以来だいぶん登りやすく整備されましたよ。それ以前は道の面影すら無かったですから……。

 今より遥かに登り難かったんですよ。

 校長がリゾート開発部顧問になりどんどん計画推進してくれますか?」と言う。

「いやいや。これ以上余計な仕事はごめんだ」と唯野は笑う。

 アレックスは滝付近の植物を観測していた。

 誠はラッセルがランチを食べるのにどこにシートをひくのかと相談され、景色を拘りながら周辺を2人でウロウロしていた。


 誠とラッセルに集合をかけられ一行はランチをとっていた。

「凄いサンドイッチだな?ラッセルの奥さんが全て1人で作ったのか?」と唯野は賞賛する。

 アレックスは何処からかキノコの山と植物を取りだし「ラルの奥さんにお土産ね。この山で採れた食べられるキノコだよ。それと山菜」とニッコリとしながら言う。

「こんなにあるのか?」と誠と唯野と三鷹は驚きながら眺める。

「まだまだたくさんあるよ?もしかするとトリフとかも有るかもね~。ブタさんか犬が居ればみつけられるけどね」と言う。

「食後少し探してみるか?」と唯野は言う。

「私も妻に土産として持って帰ろうかな」と三鷹も賛成し、ランチ後一行はキノコ狩りが始まった。


 30分もすればかなりのキノコと山菜が採れアレックスが毒キノコが混じって無いか?判別していた。


「兄貴あんなにどうするの?」と誠が聞く。

「最近、香澄が自分だけ色んな所に行って楽しんで自分は何処にも連れてってくれないとか、土産のひとつ位、買ってこいとうるさいからな」と愚痴をこぼす。

 すると三鷹も「そうなんですよね。ここの海、ウニやアワビとか豊富なんですが何日も泊まり混んだりするから鮮度的に持って帰れないじゃ無いですか?つい口が滑ってこの島で食べて美味しかったとか言うと自分だけずるいとかいわれるんですよね」ともらす。

「ウニやアワビも簡単に取れるのか?」と唯野は興味を示す。

「兄貴、海に潜らないとダメだから今日は無理だよ。今度発掘作業のついでに捕って学園に持って行くよ」

「えっ?何?誠。今迄ウニやアワビやサザエとか高級食材を食べ放題食べて居たのに、俺には持って帰ってくれなかったのか?」

「欲しいと言わなかっただろ?それにまだ雅治の方が何でも調達してくるぜ?

 こないだは、マグロ捕まえて帰ってきたぜ?まぁ、俺も美味しく戴いたけどさ」

「あ~。あのマグロめちゃくちゃ美味しかったですね」と三鷹もラッセルもアレックスも賛同する。

「ん?何でアレックスはこっちに来て無いのに食べているんだ?」

「マーサは、優しいから時々ちゃんと食事取っているかと差し入れくれるね」と嬉しそうに言う。

「そんな美味しい物!俺にもご馳走しろよ!散々変な所には無理矢理でも連れ回す癖に!どうしてそう言う時は俺を呼ばない!」と唯野は怒る。

「マグロは俺が捕ったわけでないだろ?雅治に言ってくれよ。

 それに俺の場合、通常発掘作業で出てくるのは骨とかねずみとか虫位でろくでも無い物しか出てこないよ。

 俺に美味しい物を期待するのは間違ってるよ」と誠は涼しい顔で言う。

 山腹でレクレーションを堪能した一行はランチで食べて減った筈の荷物が山の幸と入れ替わり下山し始めた。


 下山途中原泉が湧き出る所はがあり、唯野は三鷹に「ここ、温泉とか入れるの?」と聞く。

 三鷹はにっこり微笑んで「ええ其処らあたりから原泉が湧き出てますよ?

 事務所近くにも社員専用の露天風呂ありますし、齋藤部長なら、天然の秘湯の1つや2つ知っているでしょうね」

「へぇ~気持ちよさそうだなぁ」

「入って帰られますか?」

『入りたい!』とアレックスとラッセルと唯野の3人がハモり言う。

 誠は「仕方ないな?」と言う顔をし、反対はしなかった。本人もホテルのシャワーよりも温泉に入りたい気持ちが多分にあったのだろう。

 一行は温泉に入るため、下山の足を早め予定の時間より早く麓まで降りてきた。

 ジープに山のお土産を詰め込んでいる間アレックスはまた動植物の観察をしていた。

 すると、「ユッキー、 hawk、 ラル、マコ、見てみて!」と指差す。


 そこにはこの寒い季節に2匹の蝶が舞っていた。


挿絵(By みてみん)


『この季節に珍しいな』と一同感嘆する。

「冬でも蝶が生きていることは稀にあるけど2匹も一緒に居るなんてそれに、あの色珍しいよ?この島の特有の品種かも?」とアレックスは興味津々に言う。

「散々山に入ってますがあの色の蝶は初めて見ます」と三鷹も言う。

 すると、蝶は、岩肌に消えて行った。

 一行はその蝶を追いかけて居た辺りの岩肌を調べる。すると、誠が人が1人ギリギリ入れる洞窟の入口をみつける。

「ここに入って行ったのか?少し調べて見るから皆はここで待って居て」と誠は辺りを調べる。荷物から軍手と懐中電灯を出しヘッドライト付きヘルメットを被り入口から入って行く。

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