1話 入学
短いですが、読んでいって下さい。
あ~、だるい。ちょーだるい。
てか、なんで俺は入学式なんぞにいこうとしているんだ。
「悠里、それはお前のせいだ。お前がいつも引きこもってるから、マスターが・・・」
マスターの命令か、あれは思い出すのも恐ろしい…
てか、心の声読みやがった。どこぞのゲームに出てくる主人公の親友ぶった変態やろーかよ。
「変態やろーって何だよ。お前のせいで
こっちは巻き込まれたんだよ」
「普段の行いが悪いからだろ」
「お前が言うなー」
キレた。キレたよ、この子。これが最近のキレる十代か・・・
まあいいか。
いまキレてるあほは、一応知り合いのロイ・フローレンス。とりあえずアホだ。そして、いけ好かないがイケメンだ。死ねばいい。あとは、人の心を読む変態で常にクールぶってる、アホだ。
「一応ってなんだよ。あとクールぶってねえよ。」
「まあまあ、落ち着け。我ながら的をえた紹介だったろ。俺、すげー」
「もう知らん」
まあ、変態アホにじゃまされたが、続きとと行こう。
次は・・・そう俺。お待ちかねの俺。俺は、新羅 悠里。ピチピチの16歳。彼女なし。チャームポイントは愛嬌のある笑顔。ウィークポイントはもてすぎることかな?まあちなみに、俺のいいところを語るにはざっと2週間くらいしゃべり続けないといけないくらいある。
「けど、とりあえずロイ。俺のいい所100個くらい言って。」
あれ?ロイどこ?いない。まさか・・・・
おいてかれた・・・・・
『10分後から入学式を始めます。
まだ、体育館に生徒は体育館に来てください』
そういえば、体育館ってどこ?
~10分後~
「ハァ、ハァ、ハァ、何とか間に合った。」
「お~い、こっちだ、こっち。間に合ってよかったな」
この野郎、おいてったくせに。
「ロイ、お前に言いたいことがある。お前は・・・・」
「ちょっと待て、もう始まるからあとでな」
く、くそー。もう泣くからな、泣くぞ。
「うるさいから、泣くなよ」
くそー。
『ただいまより、入学式を始めます。
それでは学園長からのお話です。
学園長よろしくお願いします。』
「え~私は学園長の水里 唯です。
えっと、長い話は嫌いだから一言で。
新入生の皆さん。この学園で強くならなきゃ社会出てから大変だよ~。
だから、ここでは死ぬきで頑張ってね~。
以上。」
『ありがとうございました。
次は生徒会長それではお願いします。』
「生徒会長の藤堂里志だ。この学園にはいったからには中学までと一緒では困る。学園の規律やその他色々・・・・」
話し長いからカットで。
いや、本当に長かったからね、会長40分くらいしゃべり続けたからね。
『ありがとうございました。
次は1年代表の方お願いします。』
「1年代表の白瀬 凛です。
皆さん、この学園に入ったからには高みを目指してがんばりましょう。」
『ありがとうございました。
それでは入学式を終わります。1年生は各自で指定されたクラスにいってください』
「いや、学園長の話がよかった。さすがマスターの友人だ。」
「まあ、あれの友人がまともなはずが無いが、話が短くて感動したよ」
「そこかよ」
は?そこ以外にどこがあるんだよ。
「だから、会長に制裁をくわえてくる」
「なんでだよ。」
「話が長かったから」
「そういうことがあるから俺が巻き込まれたんだよ」
何言ってんだ、こいつ?話がながいからお仕置きする。理由はバッチシ☆
「バッチシ☆じゃねーよ」バシっ
な、殴られた。親父にも殴られたこと無いのに。親父知らんけど。
「す、すまん。ついイラッときて殴ってしまった。
だがな、マスターの言葉を思い出せよ。
あんまり目立つなよ」
あ~そういえばそんなこと言ってたな。
「ごめん、悠里君反省。テヘぺろ」
「・・・・・・悠里、教室いくぞ」
えっ、スルーされた。むっちゃきれいに流された。
「何か反応しろよ。はずかしいだろ」
「お前に恥じらいがあったのか・・・」
失礼なたまにはあるぞ。
「まあいいや、じゃあ入るか。」
そういって俺は、自分のクラスの扉を開けた。
話も短く、ぐだぐだでしたがいかがだったでしょうか。
今回は登場人物紹介のようなかんじでした。
次話も少し説明回っぽくなりそうですが、是非読んでいって下さい。
次話「最低辺のクラス」
でわでわ。