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青い夜

作者: 彗野ひえる
掲載日:2026/05/10

生まれたからには観覧車から見る夕焼けみたいな悲しさを持って生きていくしかなくて

でも美しくて懐かしくなるからもう一周って扉を開けないで座ったままで

延々と繰り返して空が明け方になった頃に違う燃え方をしてることに気がついて

過去の記憶に相槌を打つの 私の幼少期に全てを肯定してあげて

杖も枝も要らないのそうやっててっぺんでドアを開けて

飛び降りるのは怖くて風だけ受けるのそうするといつのまにか観覧車に君が乗っていることがあった

でも2人だとバランスが取れなくて傍によれなかったから目の前でウインクしてみたの

なのにちっとも見てくれないから私思わず立ち上がっちゃった

そしたら君は消えたの、幽霊みたいにふっと

だいすきってひらがなの方が重たくて甘いのわかる?

君がもう乗ってこないように鍵をかけるの大変だったんだから

そこからもう観覧車は動かなくなっちゃった

降りれないで1人だよ

君がウインクを見ててくれたら今ごろ地上に降り立てたのかもしれないって思ってるのにな

よければまた、見に来てくださいね。

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